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1 609 92A 43E | (31.7.17) Bosch Power Tools
周囲温度と異なる温度層は床面付近で最も厚くなっ
ていることから、測定距離が 20 m を超える場合に
は必ず三脚を使用してください。 さらに、できるだ
けメジャーリングツールを作業面の中央に設置して
ください。
外的影響のほかに、機器固有の影響(落下や急激な
衝突など)によって誤差が生じることがあります。
作業開始前に毎回精度を確認してください。
まず水平レーザーラインの水平精度を点検し、次に
垂直レーザーラインの水平精度を点検します。
精度チェック中に検査結果が 1 回でも許容誤差を超
えた場合には、ボッシュ・カスタマーサービスへメ
ジャーリングツールのチェックをご依頼ください。
左右軸における水平レべリング精度のチェック
精度チェックをおこなうには、壁面(A および B)
にはさまれた干渉物のない測定距離(5 m)と安定し
た設置面が必要となります。
– 本機を壁 A の近くに三脚の上に設置するか、また
は安定した平坦な床面に置きます。自動整準モー
ドで本機の電源を入れます。水平レーザーレベル
ならびに垂直レーザーレベルが本機前方に照射さ
れる運転モードを選択します。
– レーザーを壁 A 付近に向け、本機を整準させま
す。壁面 A 上に照射されたレーザーラインが交差
するポイントの中央をマーキングします(ポイン
ト I)。
– メジャーリングツールを 180° 回転させ、セルフ
レベリングをおこなった後で反対側の壁面 B の
レーザーライン交差点をマーキングします
(点 II)。
– メジャーリングツールを 回さずに 壁 B 付近にあ
て、スイッチを入れてからセルフレベリングをお
こなってください。
– マーキングした壁面 B の点 II にレーザーライン
の交差点がくるように、三脚の高さを変更するか
ツール下部に何か置いてメジャーリングツールの
高さを調整します。
– メジャーリングツールを 180° 回転させてくださ
い。 壁面 A 上で既にマーキングした点 I を垂直
レーザーラインが通るようにメジャーリングツー
ルを調整してください。 メジャーリングツールの
セルフレベリングが完了した後、壁面 A 上のレー
ザーライン交差点をマーキングします ( 点 III)。
– 壁面 A 上でマーキングしたポイント I と III の
差 d は、左右軸に沿った本機の実際の高さの誤差
になります。
測定距離 2 x 5 m = 10 m での最大許容誤差:
10mx ±0.2mm/m=±2mm。
ポイント I と III 間の差 d が 2 mm 以内であれば正
常です。
垂直ラインの水平精度のチェック
垂直ラインの水平精度チェックをおこなうには、ド
ア用開口部が必要となります。 この際、ドアの前後
両側に 2.5 m 以上のスペースがあること、および
安定した床面が必要です。
– 本機をドア開口部から 2.5 m 離れた、堅い平らな
床面に設置します(三脚上ではなく)。自動整準
モードで本機の電源を入れます。垂直レーザーレ
ベルが本機前方に照射される運転モードを選択し
ます。
A
B
A
B
d
180°
OBJ_BUCH-3304-001.book Page 24 Monday, July 31, 2017 1:09 PM