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ZPTRS1000CE Rev. A (08/19)
可変速パドル型トリガ
工具には可変速パドル型トリガが装備されていま
す。工 具は、トリガを引き絞ったり放したりすること
で、「オン」や「オフ」に切り換えることができます。
ブレードプランジャのストローク速度は、トリガを
押し込む距離によって、最小から最大のラベルが
付けられたストローク速度に調整することができ
ます。圧力をより多く印加することで加速し、圧力
を開放することで減速します。
高速設定は、一般に高速切断に使用します。また
木材、複合素材、およびプラスチックなどのより柔
らかい素材を切断する際に使用します。より低速
の設定は、一般に精度が必要な場合に使用しま
す。または、より硬い素材を切断する際に使用しま
す。一般に低速で切断する素材には、薄板金属、
導管およびパイプなどがあります。
排 気デフレクタ
工具には360度排気デフレクタが装備されていま
す。排気デフレクタを回転することで、切断屑が使
用者や周囲の人に向かって飛ばないようにできま
す。
ケガを防ぐために、常にマスク、ゴーグル、および
聴覚保護具を着用してください。切断屑に曝露す
ると、呼吸器の炎症が起こることがあります。
空気ろ過器 (PTRS1000)
空気ろ過器は、工具後方にある取り外し可能な空
気取り入れ口ブッシュに内蔵されています。これを
清掃するには、ブッシュを取り外し、エアホースを
使用して、埃などの粒子をスクリーンおよびブッシ
ュから吹き飛ばします。空気取り入れ口ブッシュを
13.6-15.8 N•m (120-140 in. lb.)のトルクで締め
付けます。
ノコギリの 準 備
刃の選択
すべての切断ジョブに効率的に作業できる万能の
刃はありません。さまざまな素材には、特別に設計
された刃が必要です。往復ノコギリ刃は非常に多
様な素材を切断できるため、多くのタイプの
Snap-on 製の刃が使用できます。適切な切断性
能を確保するために、適切な刃を使用する必要が
あります。
刃を交換する前にエアホースを取り外してくださ
い。
刃を上下逆に取り付けることはお勧めできませ
ん。
刃が熱くなっている場合、取り外さないでくださ
い。
推奨されている刃だけを使用してください。長す
ぎる刃や粗すぎる刃を使用すると、ケガをすること
が あります。
付属のスナップオン止めネジだけを使用してくだ
さい(部品リストを参照)。汎用止めネジを
PTRS1000に使用すると、使用中に刃が緩んで、
ケガをすることがあります。
長時間の使用後、または保存した後は、止めネジ
の緩 みを点検してください。
刃の取付け
1. ユーザーも付近にいる人も、パワーツールの周囲
では、必ず安全眼鏡を着用してください。
2. 空 気ラインからツールを取り外します。
3. 付属の六角工具を使用して、両方のネジを3回転
分 緩 め て 、 刃が自由にスライドできるようにしま
す 。
刃を挿入する場合は、止めネジを完全に引き抜く
必要はありません。
4. 刃をコレットに入れて、その底部が出てくるまで
スライドさせて挿入します。刃の底部が出てくると
き、小さな金属的な音がするはずです。この音が
聞こえない状態で、塗装された刃を使用している
場合は、塗装がコレットで邪魔になっていないか
確認してください。安全のために、熱くなっている
刃は触らないでください。
5. 一番後の止めネジ(グリップの一番近いネジ)
を、15~20 in-lbsのトルクで締めます。
6. 一番前の止めネジを15~20 in-lbsのトルクで締
めます。PTRS1000を6インチの刃を付けて使用
する場合、この止めネジをノコギリ刃の穴とそろえ
る必要があります。 (図4)
7. 刃の鋭利でない面を引っ張って、しっかり固定さ
れていることを確認してください。刃が緩んでい
る場合は、必要に応じて再調整してください。
8. ツールを空気ラインにつないで、ゆっくりと速度を
速めながら、刃を試験します。この作業中は、ツ
ールを人に向けないでください。
9. マニュアルの指示に従って、ノコギリを使用しま
す。
注: 0.057 インチより厚いノコギリ刃は使用しない
でください。