サウンド・バック・モードでは、入力した楽器の音に最も
近い基準音が出力されます。音量はボリュームで調整
します。
デ ィ ス プ レ イ に は“
”が表示されます。
PHONES端子にヘッドホンが接続されている場合は、
内蔵マイクもしくはINPUT端子からの入力音を受け、
ヘッドホンから基準音を出力します。
PHONES端子に接続されていない場合は、INPUT端子
からの入力音を受け、スピーカーから基準音を出力しま
す。
3.
基準音とメーターを使って、楽器をチューニングし
ます。
4.
もう一度SOUND BACKボタンを押すと、メー
ター・モードに戻ります。
演奏の安定度( STABILITY)を測定、表示する
(TONE TRAINER機能)
1.
TUNER ONボタンを押します。
メーター・モードに入ります。
2.
測定する楽器が属する楽器グループをINSTボタン
で選択します。
INSTボタンを押すごとに、選択される楽器グループが
以下のように変わります。
WOODWINDS(木管)→BRASS(金管)→STRINGS
(弦)→WOODWINDS(木管)→...
STRINGS(弦)グループはバイオリンのような擦
弦楽器を対象としています。ギターのような撥弦楽
器には対応していません。
3.
単一のピッチでロング・トーンを演奏します。
4.
演奏中はPITCH(音高)メーター、DYNAMICS(音
量)/BRIGHTNESS(音色の明るさ)メーターにリ
アルタイムにそれぞれの情報が表示されます。
PITCH(音高):中央で音名と同じ音高になります。
DYNAMICS(音量):音量が大きいとメーターのレベ
ルが上がります。
BRIGHTNESS(音色の明るさ):音色が明るくなると
メーターのレベルが上がります。
5.
ロング・トーンの演奏を終了するとSTABILITY(演
奏安定度)メーターにDYNAMICS(音量)、PITCH
(音高)、BRIGHTNESS(音色の明るさ)のそれぞ
れの全体での安定度が表示されます。
安定度が高い:メーターのレベルが上がります。
安 定 度 が 低 い:メーターのレベルが下がります。
メトロノームの操作
テンポ、拍子を設定する
1.
METRONOME ONボタンを押します。
ディスプレイにはメトロノームの振り子が表示され、上
の 方 に は“
”が表示されます。
2.
TEMPO
p
、
q
ボタンを押して、テンポを設定します。
TEMPO
p
と
q
ボタンを2つ同時に約1秒間押し続ける
と、ペンデュラム(機械式メトロノームの振り子)・ス
テップとフル・ステップが交互に替わります。ペンデュ
ラ ム・ス テ ッ プ の と き は デ ィ ス プ レ イ に“
”が 表 示 さ れ
ます。
ペンデュラム・ステップまたはフル・ステップを選んだ
後に、
TEMPO
p
、
q
ボタンを押すと、テンポを設定する
ことができます。この設定は、電源をオフにしても記憶され
ます。
ペンデュラム・ステップのとき
TEMPO
p
、
q
ボタンを押すと、テンポは以下の値が順に切り
替わります。このスイッチを長く押すと連続的に値が増減し
ます。
30,32,34,36,38,40,42,44,46,48,50,52,54,56,58,
60,63,66,69,72,76,80,84,88,92,96,100,104,108,
112, 116, 120,126,132,138,144,152,160,168,176,
184,192,200,208,216,224,232,240,252
フル・ステップのとき
TEMPO
p
、
q
ボタンを押すと、テンポの値は30 ~ 252まで1
ずつ増減します。このスイッチを長く押すと連続的に値が増
減します。
3.
START/STOPボタンを押し、メトロノームをスタートさ
せます。
テンポに合わせてメトロノームの振り子が左右に動き、その
動きに合わせてTAPTEMPOボタンが点滅します。
4.
拍子を変更するときは、BEAT
p
、
q
ボタンを押して選択
します。
拍子は以下のようになります。
BEAT
p
、
q
ボタンを押す:
...0
1...9( 9拍子)
( 4連中抜き)
( 4連符)
(3連中抜き)
( 3 連 符 )
(2連符)
0...
5.
テンポに合わせて演奏します。
6.
メトロノームを停止するときは、START/STOPボタンを
押します。
タップ・テンポを入力する
入力したタップ・テンポをBPM(拍/分)で表示します。
1.
METRONOME ONボタンを押します。
ディスプレイにはメトロノームの振り子が表示され、上の方
に は“
”が表示されます。
2.
TAP TEMPOボタンを一定の間隔で数回押します。
本機では、ボタンが押された間隔をBPMで検知し、テンポと
して設定し、ディスプレイのテンポ表示部に、その数値が表示
されます。
タ ッ プ・テ ン ポ で 検 知 し た BPMが30未満のときは 、デ ィ ス プ
レイに“Lo”と表示され、テンポは“30”に設定されます。
タ ッ プ・テ ン ポ で 検 知 し た BPMが252を超えるときは 、デ ィ ス
プレイに“Hi”と表示され、テンポは“252”に設定されます。
3.
START/STOPボタンを押し、メトロノームをスタートさ
せます。
テンポに合わせてメトロノームの振り子が左右に動き、その
動きに合わせて、TAPTEMPOボタンが点滅します。
タップ・テンポ入力は、メトロノーム動作中も可能です。
4.
テンポに合わせて演奏します。
5.
メトロノームを停止するときは、START/STOPボタンを
押します。
間欠メトロノーム機能で練習する
指定した小節数ずつ発音、消音を繰り返します。リズムの練習を
するときに便利な機能です。
間欠メトロノーム機能では、メトロノームの拍子に0拍子、2
連符、3連符、3連中抜き、4連符、4連中抜きを設定できません。
1.
METRONOME ONボタンを押します。
ディスプレイにメトロノームの振り子と右上に
“
”が表示されます。
2.
PERIODIC(間欠メトロノーム)ボタンでクリック音の発
音、消音を繰り返す小節数を設定します。
PERIODICボタンを押すたびに、小節数が以下のように変わ
ります。
1→2→3→4→0→1→...
小節数が0のとき、間欠メトロノーム機能はオフになり、数秒
後に小節数と“PERIODIC”の表示が消えます。
3.
START/STOPボタンを押し、メトロノームをスタートさ
せます。
指定した小節数ずつ発音、消音を繰り返します。
例:BEAT(拍子)=4、PERIODIC(小節数)=2
4.
メトロノームを停止するときは、START/STOPボタンを
押します。
チューナーとメトロノームの同時操作
本機では、チューナーとメトロノームを同時に使用することができ
ます。チューナー、メトロノームの詳しい操作方法は、「チューナー
の操作」、「メトロノームの操作」をそれぞれ参照してください。
チューナーとメトロノームを同時に使う方法
例えば、メトロノームの音に合わせ、リズム・トレーニングをして
いるときに、楽器のチューニングがずれていると感じたときは、
メトロノームはそのまま動かしながら、チューニングすることが
できます。
以下のように本機を操作します。
1.
METRONOME ONボタンを押します。
2.
START/STOPボタンを押して、メトロノームを動かしま
す。
必要であればテンポ、拍子などを設定します。
テンポの設定:TEMPO
p
、
q
ボタン、またはTAP TEMPOボ
タン
拍子の設定:BEAT
p
、
q
ボタン
間欠メトロノームの設定:PERIODIC(間欠メトロノーム)ボ
タン
チューナーとメトロノームを同時に使用する場合、メトロ
ノームの拍子に3連符、3連中抜き、4連符、4連中抜きを
設定できません。
3.
TUNER ONボタンを押してメーター・モードに入ります。
ディスプレイには、メトロノームの振り子とチューニング・
メーターが表示されます。このときメトロノームのテンポは、
TAPTEMPOボタンの点滅でも示します。
サウンド・アウト・モードでチューニングするときは、
SOUNDボタンを押します。
サウンド・バック・モードでチューニングするときは、
SOUNDBACKボタンを押します。
メーター・モードのチューニング
楽器を単音で鳴らすと、ディスプレイには入力した音に近い
音名が表示されます。チューニング・メーター、チューニング・
ガイドを見ながら楽器を調整します。
サウンド・アウト・モードのチューニング
音を聞きながら楽器を調整します。
サウンド・バック・モードのチューニング
音とチューニング・メーター、チューニング・ガイドを
使って、楽器を調整します。
チューナーとメトロノームを同時に使用する場合、
チューナーのTONETRAINER機能は使えません。
4.
チューニングを終えたら、TUNER ONボタンと
METRONOME ONボタンをそれぞれ押してチュー
ナーとメトロノームをオフにします。
仕 様
チューナー部
音 律: 1 2 平 均 律
測 定 範 囲 *:
C1(32.70Hz)~ C8(4186.01Hz)、サイン波時
基準発振音:
C3(130.81Hz)~ C6(1046.50Hz)、3オクターブ
チューニング・モード:
メ
ー タ ー・ モ ー ド 、サ ウ ン ド・ ア ウ ト・ モ ー ド 、サ
ウンド・バック・モード、TONETRAINER機能
キャリブレーション範囲:A4=410Hz ~ 480Hz(1Hz単位)
測定精度: ±1セント以内
サウンド精度: ±1セント以内
メトロノーム部
テ ン ポ 範 囲:
𝅘𝅥
=30 ~ 252回/分
テ ン ポ 設 定 方 法: ペ ン デ ュ ラ ム・ス テ ッ プ 、フ ル・ス テ ッ プ 、タ ッ
プ・テンポ、間欠メトロノーム機能
拍子範囲: 0 ~ 9拍子、2連符、3連符、3連符中抜き、4連符、
4連符中抜き
テンポ精度: ±0.3%
主要規格
接続端子: INPUT端子(φ6.3mmモノラル標準ジャッ
ク)、PHONES端子(φ3.5mmステレオミニ
ジャック)
スピーカー: ダイナミック・スピーカー(φ23mm)
電源: 単4形電池2本(アルカリ乾電池、ニッケル水素
電池)
電池寿命: チューナー ...
約
24時間( A4連続入力、アルカリ乾電池使用
時)
メトロノーム...
約2
4時間(テンポ120、4拍子、音量最大、アル
カリ乾電池使用時)
チューナー、メトロノーム同時使用時...
約2
4時間( A4連続入力、テンポ120、4拍子、音
量最大、アルカリ乾電池使用時)
外形寸法(W×D×H):111x82x18mm
質量: 108g(電池含む)
付属品: 取扱説明書、動作確認用単4形乾電池(2本)
チューナー部のキャリブレーション、基準発振音、メトロノー
ム部のテンポ、拍子、ペンデュラム/フル・ステップの設定は、電
源をオフにしても記憶されています。ただし、電池を交換した
場合は設定が初期化され、以下の初期値に戻ります。
初期値:
キャリブレーション=440Hz、基準発振音=A4、テンポ=120、
拍子=4拍子、テンポ設定=ペンデュラム・ステップ
*測定範囲内の音であっても、倍音を多く含む音色や、減衰の
速い楽器音は、測定できない場合があります。
◦仕様および外観は、改良のため予告無く変更する場合があり
ます。