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日本語
IFU – 使用説明書
*注意:この IFU での命名法および使用の定義は、「ISO
:
.Prosthetics
andorthotics—Termsrelatingtothetreatmentandrehabilitationofpersons
havingalowerlimbamputation.」を参照しています。
術直後の治療(通常
日以内):処置からの回復、医学的安定性の実現、合併
症の予防、および移動性の開始を目的とする術後に提供される治療
早期リハビリテーション:患者が医学的に安定したときに提供される、義足
の有無にかかわらずリハビリテーションにより最適な状態を実現するための
治療
仮(予備)義足:最終的な義足を提供する前に早期の移動および歩行の再教
育を可能にするため個別に製作した義足
製品説明
IcerossPost-Op ライナーは、下腿切断または大腿切断後の術後治療に使用さ
れる再使用可能なライナーです。
ライナーには
つの異なるバージョンがあります。一つのバージョンは下腿
切断患者を対象としています。このバージョンはアンブレラとマトリックス
を備えています。もう一つのバージョンは、大腿切断患者を対象にしていま
す。このバージョンのライナーはスリーブのみです。アンブレラやマトリッ
クスは備えていません。
どちらのバージョンもシリコン製であり、EasyGlide コーティングが施されて
います。本ライナーは、術直後の治療後に断端の圧迫治療のため使用されます。
圧迫治療は医療提供者(医師、理学療法士、看護師、認定義肢装具士など)
による医学的管理下で行うことができます。治療は手術後
~
日で開始す
ることができます。切断手術のすぐ後に ÖssurRigidDressing(ORD)を断端
に着用し、
~
日間使用し続けた後で治療を開始するのが理想的です。
断端の容積は切断後数週間の間で最も大きく変化しますので、このような早
い段階でのシリコンライナーの使用開始が必要になります。この期間中に圧
迫治療を行うのが最も効果的です。ライナーは段階的に導入し、圧迫と新し
い環境に切断者と断端が慣れていくようにします。圧迫療法は、創傷治癒の
目標が最適な状態で達成され、患者が義足の有無に関わらずリハビリテーショ
ンなど次のステップの準備が整うまで行います。
断端が治癒し安定しているとき、下腿切断バージョンのライナーは、早期リ
ハビリテーションにおける後期段階のインターフェースで、仮(予備)義足 *
のライナーとして使用できます。
適応
下肢切断。
適応禁忌
以下の状態にある切断者は、圧迫療法に IcerossPost-Op ライナーを使用しな
いでください。
• PAOD(末梢動脈閉塞性疾患)(非切断領域のドップラー指数が
.
未満)
• 非代償性心不全
• 敗血症性静脈炎