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ZCTG861CE Rev. A (01/19)
3. トリガーを引いて放します。
4. CTG861が測定期間の最小および最大の読み取り
値を記録し、SCANという文字が点滅します。
5. トリガーを引いて放します。SCANという文字が
LCDから消えて、HOLDという文字が表示されま
す。
6. RECボタンを押して、測定期間中に記録された最
大温度と最小温度を切り替えます。
7. トリガーを引いて放します。最小値と最大値がリ
セット さ れ て 、CTG861でSCANという文字が点滅し
て新たな読み取り値が取得されます。
8. RECボタンを3秒間押したままにしてから放すと
RECモードがオフになります。
K型熱電対による温度測定
1. 装置のトリガーを引いたままにしてから放します。
2. 押しボタンを押したままにします。
3. LCDにTCという文字が表示されたら、押しボタン
を放します。
4. 温度プローブをCTG861の側面のソケットに挿入し
ます。
5. プローブの先を測定する空気、液体または表面
に挿入します。
6. 温度計のLCDに表示された温度を読み取りま
す。注意:K型温度計測定の測定モード (°F/°C)
やREC機能を選択できます。
アラーム機能の起動
アラーム 機 能 は IRモードのみで動作しま
す。CTG861は、測定温度を保存されている低温値
と高温値と比較して、読み取り値がその温度範囲
から外れている場合にアラーム音を鳴らします。
1. トリガーを引いて放します。
2. ボタンを押したままにします。
3. Alarm」という文字 がLCDに表示されるまで、Eボタ
ンを押したままにします。
4. ボタンを放します。
5. 機能を終了するには、「Alarm」という文字 がLCDに
表示されなくなるまで、上記の手順を繰り返しま
す。
高温/低温アラームの設定
1. アラーム機能をオンにして、Eボタンを約3秒間押
したままにします。「Alarm」と「 High」が デ ィス プ レ
イで点滅します。
2. ボタンとボタンを使用して、高温アラームの
値を調節します。
3. Eボタンを押します。「Alarm」と「 Low」が デ ィス プ
レイで点滅します。
4. ボタンとボタンを使用して、低温アラームの
値を調節します。
5. Eボタンを押したままにして「アラーム」モードに戻
します。
6. 温度を測定した際に、温度の値がアラーム設定よ
りも高すぎたり低すぎたりする場合は、「Alarm
High」ま た は「 Alarm Low」が表示され、ビープ音
が鳴り続けます。
ターゲットまでの距離比:
CTG861のターゲットまでの距離比は12:1で す 。つ
まり、12インチの距離では、温度計のターゲットサ
イズが直径1インチになるということです。12フィ
ートの距離では、温度計のターゲットサイズは直
径 1フィートに なります 。
放射率
材料の放射率 (E) は放射によりエネルギーを放出
する表面の相対的能力です。特定の材料が放射
するエネルギーと、同じ温度で黒体が放射するエ
ネルギーの比率です。真の黒体ではE = 1となり、
実際の物体ではE < 1になります。一般に、物質が
鈍いほど、黒いほど、その放射率は1に 近くなりま
す。物質の反射率が高ければ高いほど、その放
射 率 は 低くなります。
放射率の調整
1. トリガーを引いたままにします。
2. Eボタンを押して放すと、EがLCDで点滅し始めます。
3. ボタンを押すと放射率が増加し、ボタンを押
すと放射率が減少します。
4. Eボタンを押すと、設定が保存されます。
放射率が分からない場合のK型接触
プローブを使用する放射率設定
1. トリガーを引いてから放します。
2. TCという文字がLCDに表示されるまで、ボタン
を押したままにします。ボタンを放します。
3. 接触温度プローブをCTG861の側面のソケットに
挿入します。
4. プローブの端を測定対象の表面に当てて、読み
取り値が安定したら温度を記録します。
5. 温度プローブを装置から外します。
6. LOCKボタンを押して、装置の電源をオフにします
(トリガーを引き絞らないでください)。
7. ユニットがオフになったあとで、トリガーを引き、
接触プローブで測定した位置に装置を向けます。
8. Eボタンを押して、上の手順5で記録したディスプ
レイの読み取り値が記録された読み取り値に一
致するまで、LOCKまたは°C/°Fを押します。
9. SELボタンを押して、設定を保存します。
10. これで放射率が測定対象の表面のために設定さ
れました。