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(JP)
第
8
章 保守・点検
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結露
寒い場所から暖かい場所に本機を移動させたり、冬に暖房を入れ
た直後の部屋や温度の高い部屋に本機を置くと、VTR内部のヘッ
ドドラムや テープ ガイドに水滴が生じることがあります。これを結露
といいます。
結露の状態のときにテープを走行させると、水滴のついている部
分にテープが貼り付き、テープを傷めてしまう恐れがあります。これ
を防ぐために、本機は結露検出機構を備えています。
使用中に、本機のヘッドドラムに 結 露 が生じて、本機の結露検出機
構がこれを検 出すると、ALARMインジケーターが点滅し、タイム
データ表示部に「E10-0000」の表示が出ます。
この状態では、保護回路が働いて、ドラムとキャプ スタンモーター
が停止し、カセットが自動的に排出された後、ドラムが乾燥のため
に再び回転します。このときは、どの操作ボタンを押しても本 機は
動作しません。結 露 が なくなると、ALARMインジケーターと「E10-
0000」表示が消えます。
ALARM
E10-0000
電源を入れたまま、ALARMインジケーターとエラー表 示 が 消えるま
でお待ちください。点灯している間はカセットを入れることはできま
せん。
ALARMインジケーターとエラー表示が消灯すれば、使用できま
す。
本機内部の結露検出機構が働くまでに多少時間がかかりますの
で、すぐに電源を入れずに、10 分間くらい放置してください。
E10-0000
ALARM