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垂直ラインの精度確認
垂直ラインの精度は、堅い床の上の、床面と壁面
の間の距離が約5m以上あるスペースで確認してく
ださい。
– メジャーリングツールを回転プラットフォー
ム(11) に設置し、床面に置きます。ポイント照
射モードを選択し、本機を整準させます。
– 天井の上部レーザードットの中央をマーキング
します(ポイントⅠ)。さらに、床面に照射され
た下方のレーザードットの中央をマーキングし
ます(ポイントII)。
– メジャーリングツールを180°回転させた向きで
設置し、下方のレーザードットの中央がすでに
マーキングしたポイントIIに来るように配置しま
す。本機を整準させます。上部のレーザードッ
トの中央をマーキングします(ポイントIII)。
– 天井に印を付けたポイントⅠとⅢの差dは、本機の
垂直ラインに対する実際の誤差となります。
最大許容誤差は以下のように計算します:
2×床面と天井との距離 × 0.7mm/m
例えば床面と天井との距離が5mの場合の最大許容
誤差は、
2×5m×±0.7mm/m=±7mmとなります。ポイ
ントⅠとⅢが7mm以内であれば正常です。
作業に関する注意事項
u レーザードットやレーザーラインの中央に印を
付けてください。レーザードットの大きさとレ
ーザーラインの幅は距離に応じて変化します。
回転プラットフォーム RM10を使用して作業する
場合(図F–Hを参照)
回転プラットフォーム(11)を使用して、本機を常
に目に見える中心の垂点に360°回転させることが
できます。このため、本機の位置を変更しなくて
もレーザーラインを調整できます。
精密位置決めネジ(14)を使用して、垂直のレーザ
ーラインを基準点に正確に調整することができま
す。
本機を回転プラットフォーム(11)のガイドレール
(12)のガイド溝(6)に合わせ、メジャーリングツー
ルが止まるまでプラットフォームに挿入します。
外す場合は、本機を回転プラットフォームと逆の
方向に引っぱります。
回転プラットフォームの位置について:
– 平坦な面に置くこと
– 垂直な面の場合はネジ止めすること
– マグネット(15)で金属の表面に吸着させること
– 床の幅木にはカバークランプ(16)を使用するこ
と。
本機をオンにする前に、回転プラットフォーム
(11)の位置をある程度調整してください。
ターゲットパネルを使用して作業する場合
条件があまり良好でない場合や距離が離れている
場合には、ターゲットパネル(20)を使用すると、
レーザーラインの視認性が向上します。
ターゲットパネル(20)の反射面により、レーザー
ラインの視認性が向上します。半分が透明となっ
ているため、ターゲットパネルの背面からもレー
ザーラインを確認することができます。
三脚(付属品)を使用して作業する場合
三脚は、安定感のある、高さ調整可能な測定用ツ
ールです。本機の三脚取付部(5)(1/4インチ)を
三脚(21) または市販の撮影用三脚のネジ部に合わ
せます。三脚の固定用ネジを締め付けて本機を固
定します。
本機をオンにする前に、三脚の位置をある程度調
整してください。
マルチマウントクリップ(付属品)を使用した固
定(図Nを参照)
マルチマウントクリップ(17)を使用して、本機を
垂直の面、配管や磁性材料などに固定することが
できます。マルチマウントクリップは床用三脚に
も適しており、本機の高さを容易に調整できるよ
うになります。
本機をオンにする前に、マルチマウントクリップ
(17)の位置をある程度調整してください。
マウントクリップ LB10(付属品)を使用して作
業する場合
マウントクリップ(18)を使用して、本機を垂直の
面や磁性材料に固定することができます。また、
カバークランプ(16)を組み合わせ、本機の高さを
調整することもできます。
本機をオンにする前に、マウントクリップ(18)の
位置をある程度調整してください。
1 609 92A 5EN | (20.03.2020) Bosch Power Tools