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お使いのカメラの三脚ネジ穴のサイズを確認し、それに合ったネジ"Z"または"S"を選んでク
イックリリースプレートに使用してください(図5)。
使わないネジを取り外すには、以下の手順に従ってください(図5)
- 指でゴムキャップ"GG"(図1)を軽く押して除けます
- 使わないネジを取り外します
- ゴムキャップを元の位置に戻し、使うネジが落ちないようにします
カメラにも回り止め用の穴が開いている場合は、図5に示すように、回り止めピン"G"をプレ
ートに挿入します。プレートを固定する前に、ピン"G"がカメラに正しく挿入されていることを
確認し、カメラをプレート"L"に合わせます。
カメラのネジ穴にネジ(ZまたはS)をネジ込み、カメラをプレート"L"(図6)に固定します。コ
インを使ってネジを締めることもできます。ただし、その場合、力を入れすぎないよう注意が
必要です。
カメラに回り止め用の穴がない場合は、カメラプレート"L"下側の(LENS)と書かれた矢印に
カメラのレンズを合わせたのち、ネジを完全に締めます。
カメラを雲 台に 取り付ける
カメラを雲台に取り付ける前に、三脚が安定した安全な場所に立てられ、脚がロックされて
いることを確認してください。
図7Aのように雲台を0°(水平)にし、ティルト動作をブレーキノブ"Q"でロックします。
カメラを手で持ち、プレート"L"(図7A)が、レバー"M"から遠い側から雲台に差し込まれるよ
う、カメラの向きを調整します。次に、プレートが完全に差し込まれ、レバー"M"がクリックし
てロックされるまで押し込みます。
この操作の間、カメラが前後に滑らないよう、カメラを手で押さえておきます。
以下の手順で、お使いのカメラに最適なバランスポイントを見つけます。
- 水準器"C"を使って三脚上の雲台の水平調整をします(図4)。
- ティルトブレーキ"Q"を解除します。
- レバー"M"(図7B)を緩め、押し下げたまま、カメラの荷重がかかった状態で雲台が水平を
保てるバランスポイントに達するまで、カメラをスライドさせます。
- カメラがバランスポイントに達したら、図7Cに示すように、プレート"L"をロックノブ"M"で
所定の位置にロックします。なお、その際、矢印がLOCKと書かれた四角形の内側に残って
いることが必要です。
注: 適切な位置が見つかったら、そのときのプレート"L"の位置を目盛り"R"にマーキングし
ておけば、またいつでも再現することができます。
7
雲台上のカメラのバランスを取る
機材の重量バランスが調整できるよう、雲台には窒素ピストン式カウンターバランス機構が
搭載されています。
調整は次の手順で行います。
1. ティルトブレーキ"Q"が解除されていることを確認します。
2. カウンターバランスレバー"N"を引き出します。
3. カウンターバランスレバー"N"を反時計回りにいっぱいまで回します。レバー"N"は荷重バ
ランスの調整レバーで、ロックではありません。
レバーがスムーズに回ってピストンがAAまたはBBまで達したら、それ以上無理にレバー
を回さないでください。カウンターバランス4kg相当のBB位置から、カウンターバランス
12kg(重心高さ55mm時)のAA位置まで達するのにレバー"N"は約8,5回転必要です。
それ以上の回転を無理に行うと、カウンターバランス性能や、最悪の場合製品の安
全性を損なう恐れがあります。
4. ティルトドラッグノブ"P"を時計回りに回します。
片方の手をパンバーに掛け、カメラを前後に傾けます。それぞれの傾斜角について、カメラ
が所定の位置にロックされるまでカウンターバランスレバー"N"(ロック/ロック解除)を動か
します。
カメラを雲 台 から取り外 す
カメラを雲台からはずす際は、必ず一方の手でカメラをしっかり押さえ、"T"ボタンを押
したまま、もう一方の手で"M"を押してカメラをプレートから離します。
セキュリティーボタン"T"の目的は、誤ってカメラが外れないようにすることです。
ご使用について
カメラを適切に操作するには、雲台を正確に水平に調整することが重要です。