C69 SEQUOIA C695100C (051213)
13
JP
図に示された使用方法の中で、×印やドクロマークが付いていな
いものだけが認められています。
誤った方法や認められていない方法で使用すると、重度の傷害
や死につながる場合があります。最新の取扱説明書はウェブサ
イト(www.petzl.com)で参照できますので、定期的に確認してく
ださい。
疑問点や不明な点は(株)アルテリア(TEL 04-2968-3733)にご相
談ください。
1.用途
本製品は個人保護用具(PPE)です。
ツリーケア用 のシットハ ーネス、ワークポジショニング 及びレスト
レイン用ベルトです。
本製品の限界を超えるような使用をしないでください。また、本来
の用途以外での使用はしないでください。
責任
警告
この製品を使用する活動には、たとえ注意をしていても危険が伴
います。
ユーザー各自が自身の行為、判断、及び安全の確保についてその
責任を負うこととします。
使用する前に必ず:
- 取扱説明書をよく読み、理解してください
- この製品を正しく使用するための適切な指導を受けてください
- この製品の機能とその限界について理解してください
- この製品を使用する活動に伴う危険について理解してください
これらの注意事項を無視または軽視すると、重度の傷害や死につ
ながる場合があります。
この製品は使用方法を熟知していて責任能力のある人、あるいは
それらの人から目の届く範囲で直接指導を受けられる人のみ使
用してください。
ユーザー各自が自身の行為、判断について責任を負い、またそれ
によって生じる結果についても責任を負うこととします。各自で責
任がとれない場合や、その立場にない場合、また取扱説明の内容
を理解できない場合は、この製品を使用しないでください。
2.各部の名称
(1) ウエストベルトストラップ (2) レッグループ (3) ファストバック
ル (4) 側部アタッチメントポイント (5) アタッチメントブリッジ (6)
ブリッジ高さ調節用ストラップ (7) ブリッジ高さ調節用バックル
(8) ゲート付リング (9) 伸縮性リテイナー (10) チェーンソーホルダ
ー (11) ギアループ (12) ツールホルダー用スロット (13) ファース
トエイドキット取付用ゴム紐
主な素材:
ストラップ: ポリエステル、ナイロン
調節バックル: スチール
アタッチメントポイント: アルミニウム合金
3.点検のポイント
器具の状態は、ユーザーの安全に大きく関係します。
ペツルは、十分な知識を持つ人物による綿密な点検を、少なくと
も12ヶ月ごとに行うことをお勧めします(国や地域における法規
や、使用状態によっても変わります)。www.petzl.com/ppe で説
明されている方法に従って点検してください。点検の結果を記録
してください。点検記録に含める内容: 種類、モデル、製造者の連
絡先、個別番号、製造日、購入日、初回使用時の日付、次回点検予
定日、問題点、コメント、点検者の名前と署名。
毎回、使用前に
ウェビングのアタッチメントポイント部分、調節バックル部分、お
よび縫製部分を点検してください。
使用による切れ目や磨耗、熱や化学製品との接触等による損傷が
ないことを確認してください。切れている縫製糸がないことを特
に 注意して確 認してくださ い。
レッグループのパッドをずらして、中のウェビングに問題がないこ
とを確 認してください 。
ファストバックルが正常に機能することを確認してください。ゲー
ト付リングの本体、スペーサー、スクリューがしっかりと締まってい
ることを 確認してください。
アタッチメントブリッジの状態を確認してください。ロープに切れ
目や熱による損傷、繊維のほつれ、毛羽立ち、化学薬品との接触
による損傷等がないことを確認してください。
各PPE(個人保護用具)の点検方法の詳細についてはペツルのウ
ェブサイト(www.petzl.com/ppe)をご参照ください。
疑問点は(株)アルテリア(TEL:04-2968-3733)にご相談ください。
使用中の注意点
この製品及び併用する器具(連結している場合は連結部を含む)
に常に注意を払い、状態を確認してください。システムの各構成
器具が正しくセットされていることを確認してください。調節バッ
クルの状態を常に確認してください。
4.適合性
この製品がシステムの中のその他の器具と併用できることを確認
してください(併用できる = 相互の機能を妨げない)。
本製品と併用する器具は、使用する国における最新の規格に適
合していなければなりません(例: ヨーロッパにおけるコネクター
の規格 EN 362)。
5.ハーネスの装着方法
- 余分なストラップは必ず折って平らにした状態でリテイナーに
しまってください。
ファストバックルの機能を妨げる可能性があるため、小石、小枝、
ウェビング等が挟まらないように注意してください。調節バックル
が正しく締 められていることを確 認してくだ さい。
調節の確認
墜落の際に怪我をする危険を低減するため、ハーネスは体にぴっ
た りと フィットするよ う調節して く ださい。
ハーネスが正しくフィットし、使用目的に見合う快適性が得られる
ことを必ず確認してください。ハーネスを装着した状態で動いた
り、装備を全て装着した状態で各アタッチメントポイントで吊り下
がり、適切に調節されていることを確認してください。
アタッチメントブリッジの調節
ブリッジ高さ調節用 バックルでアタッチメントブリッジの高さを
調節してください。
6.ワークポジショニング及びレストレイン用ベルト
(EN358:1999適合)
これらのアタッチメントポイントは、吊り下がった状態で体を支え
て作業位置で安定した体勢をとる(ワークポジショニング)、また
は墜落の可能性がある場所にユーザーが侵入できないよう行動
範囲を制限する(レストレイン)ために使用します。レストレイン
または落下距離が 0.5 m を超えないワークポジショニングにの
み使用できます。
これらのアタッチメントポイントは、フォールアレストの目的で使
用することはできません。状況に応じて、ワークポジショニングや
レストレインシステムに加えて、共同の確保システム(手すり、安
全ネット等)や個人用のフォールアレストシステムを併用する必
要 があります。
6A.側部アタッチメントポイント
2つの側部のアタッチメントポイントは、必ずセットで使用してく
ださい(U字吊り等)。
6B.ゲート付リング
2つのゲート付リングは、必ずセットで使用してください(U字
吊り等)。
7.シットハーネスEN813:2008
最大使用荷重: 140 kg
ロープアクセス及びワークポジショニング用にデザインされて
います。
アタッチメントブリッジは、下降器やワークポジショニングランヤ
ード等の接続に使用します。
このアタッチメントポイントはフォールアレストの目的には適し
ていません。
8.ギアループ
ギアループは器具を携行する目的でのみ使用してください。
警告、危険: ギアループは、ビレイ、懸垂下降、ロープの連結、自己
確保には絶対に使用しないでください。
9.補足情報
- ユーザーは、この製品の使用中に問題が生じた際にすみやかに
対処できるよう、レスキュープランとそれに必要となる装備をあら
かじめ用意しておく必要があります。
- システム用のアンカーは、ユーザーの体より上にとるようにして
ください。アンカーは、最低でも 12 kN の強度を持ち、EN 795 の
要求事項を満たしていなければなりません。
- フォールアレストシステムでは、墜落した際に地面や障害物に衝
突することがないよう、毎回使用前に十分なクリアランスがユー
ザーの下に確保されていることを確認する必要があります。
- 墜落距離を短くし、危険を少なくするため、アンカーが適切な位
置に設置されていることを確認してください。
- フォールアレストシステムで身体のサポートに使用できるのは、
フォールアレストハーネスのみです。
- 複数の器具を同時に使用する場合、1つの器具の安全性が、別
の器具の使用によって損なわれることがあります。
- 警告:製品がざらざらした箇所や尖った箇所でこすれないよう
に注意してください。
- ユーザーは、高所での活動が行える良好な健康状態にあること
が必要です。警告: ハーネスを着用して動きの取れない状態のま
ま吊り下げられると、重度の傷害や死に至る危険性があります。
- 併用するすべての用具の取扱説明書をよく読み、理解してくだ
さい。
- 取扱説明書は、製品と一緒にユーザーの手に届かなければなり
ません。また、取扱説明書は製品が使用される国の言語に訳され
ていなければなりません。
- 製品に記されたマーキングが読めなくならないように注意して
ください。
廃棄基準:
警告: 極めて異例な状況においては、1回の使用で損傷が生じ、
その後使用不可能になる場合があります(劣悪な使用環境、海に
近い環境での使用、鋭利な角との接触、極端な高/低温下での使
用や保管、化学薬品との接触等)。
以下のいずれかに該当する製品は以後使用しないでください:
- プラスチック製品または繊維製品で、製造日から10年以上経
過した。
- 大きな墜落を止めた、あるいは非常に大きな荷重がかかった。
- 点検において使用不可と判断された。製品の状態に疑問があ
る。
- 完全な使用履歴が分からない。
- 該当する規格や法律の変更、新しい技術の発達、また新しい製
品との併用に適さない等の理由で、使用には適さないと判断さ
れた。
使用しなくなった製品は、以後使用されることを避けるため廃棄
してください。
アイコン:
A.耐用年数:10年-B.マーキング-C.使用温度-D.使用上の注
意-E.クリーニング/消毒-F.乾燥-G.保管/持ち運び-H.メンテ
ナンス-I.改造/修理 (パーツの交換を除き、ペツルの施設外で
の製品の改造および修理を禁じます)-J.問い合わせ
3年保証
原材料及び製造過程における全ての欠陥に対して適用されます。
以下の場合は保証の対象外とします:通常の磨耗や傷、酸化、改
造や改変、不適切な保管方法、メンテナンスの不足、事故または
過失による損傷、不適切または誤った使用方法による故障。
トレーサビリティとマーキング
a. この個人保護用具の製造を監査する公認機関 - b. CE適合評
価試験公認機関 - c. トレーサビリティ:データマトリクスコード =
製品番号 + 個別番号 - d. 直径 - e. 個別番号 - f. 製造年 - g. 製造
日 - h. 検査担当 - i. 識別番号 - j.規格 - k.取扱説明書をよく読んで
ください - l.モデル名