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ZCT838CE Rev. A (05/21)
• 意図しない始動の防止。スイッチがオフ位置にな
っていることを確認してから、電源やバッテリーパ
ックへの接続や、パワーツールの取り扱い、移動
を行ってください。
スイッチに指を触れたままでパ
ワーツールを持ち運んだり、スイッチをオンにした
ままでパワーツールを移動させると、事故がおき
かねません。
• パワーツールの電源を入れる前に、調整キーやレ
ンチを外してください。
パワーツールの回転部に
レンチやキーを取り付けたままにすると、けがの
原 因に なります 。
• 無理な姿勢で操作しようとしないでください。
常に、正しい足場とバランスを保つよう心がけて
ください 。
これによって、予期しない状況でもパワ
ーツールをより良好に取り扱うことができます。
• 適切な衣服を着用してください。だぶついた衣服
や装身具などは着用しないでください。頭髪や衣
服、手袋は、可動部分に近づけないでください。
衣服や装身具、長い毛髪が可動部分にからまるこ
とがあります。
• ダスト除去やダスト収集のための接続部が装置
に設けられている場合には、適切に接続されてい
て、正しく使われるようになっているか確認してく
ださい。
集塵機を使うと、ダスト関連の危険を減ら
すことができます。
• ツールの頻繁な使用から来る慣れによって無頓
着になり、ツールの安全原則を無視することがな
いようにしてください。
不注意な行動は、ほんの
一瞬の間に重傷を引き起こす場合があります。
パワーツールの利用方法とお手入れ
• パワーツールを無理に操作しようとしないでくだ
さい。用途にあった正しいパワーツールをご利用
ください 。
正しいパワーツールを使うと、パワーツ
ールの設計通りの速度で、作業をより良好に、よ
り安全に行うことができます。
• スイッチをオン、オフできない場合には、パワーツ
ールを使用しないでください。
スイッチで制御で
きないパワーツールは、危険であり、修理の必要
が あります。
• コンセントから電源プラグを外し、パワーツールか
らバッテリー パックを外してから、調 整 やアクセサ
リーの交換、パワーツールの保管を行ってくださ
い。
このように予防安全策をとることで、パワーツ
ールが予期せずに始動する恐れが減ります。
• 作業途中で使わないパワーツールは、子供の手
が届かないように保管し、パワーツール自体やそ
の操作方法をよく知らない人にパワーツールを操
作させないでください。
パワーツールは、未熟な
使用者が利用すると危険です。
• パワーツールは、整備してください。可動部分の
ミスアラインメントや固着、部品の破損、その他の
パワーツール動作に影響し得る状態がないか調
べ て く だ さ い 。損 傷 し て い る 場 合 に は 、パ ワ ー ツ
ールを修理してから使ってください。
多くの 事 故
は、整備不良のパワーツールで発生しています。
• 切断ツールは鋭利で清浄な状態に維持してくだ
さい。
切断ツールの切断面が鋭利な状態になる
よう適切に整備されていると、噛み込みにくくな
り、取り扱いも容易になります。
• 作業条件と取りかかろうとする作業内容を考慮し
て、取扱説明書に従ってパワーツールやアクセサ
リー、工具のビットなどを使ってください。
意図し
た条件と異なる作業にパワーツールを使うと、そ
の結果、危険な状況が発生することがあります。
• ハンドルや把持面は、乾燥し清潔で、オイルやグ
リースの付いていない状態に保ってください。
ハ
ンドルや把持面が滑りやすくなっていると、ツー
ルを安全に取り扱うことができず、予期しない状
況においてコントロールできなくなります。
バッテリーツールの利用方法とお手
入れ
• 製造メーカー指定の充電器でのみ、充電を行って
ください 。
あるタイプ のバッテリーパックに適した
充電器を他のタイプのバッテリーパックで利用す
ると、火災発生の恐れがあります。
• パワーツールは、専 用 の指 定 バッテリーパックで
のみご利用ください。
他 の バッテリーパックを利 用
すると、けがや火災が発生する恐れがあります。
• バッテリーパックを使用しないときには、他 の金
属製品(紙クリップ、硬貨、鍵、釘、ネジ、その他の
小さな金属製品)に接触させないでください。接
触させると、一方の端子がもう一方の端子につな
がることがあります。
バッテリー端子が短絡する
と、火傷や火災が起きることがあります。
• 乱暴に取り扱った場合には、バッテリーから液が
漏れることがありますので、触れないようにしてく
ださい。意図せず触れてしまった場合には、水で
洗い流してください。液が目に入った場合には、
診察を受けてください。
バッテリーから漏 れ た液
は、刺激や火傷を起こすことがあります。
• 破損または改造したバッテリーパックやツールは
使用しないでください。
破損または改造したバッ
テリーは予測できない挙動を示すことがあり、出
火、爆 発、ケガのリスクをもたらします。
• バッテリーパックやツールを、火 や過 度の温度に
さらさないでください。
火または130°C(265°F)
を超える温度にさらされると、爆発するおそれが
ありま す 。
• 充電に関する指示すべてに従い、またバッテリー
パックやツールを説明書に指定されている温度
範囲外で充電しないでください。
不適切な、また
は規定外温度での充電は、バッテリーを破損させ
出火のリスクを高めるおそれがあります。
サービス
• ご利用のパワーツールの保守サービスは、有資
格の修理作業者に依頼して、同じ交換部品以外
は 利 用し な いようにしてください。
これによって、
パワーツールの安全が確実に維持できます。
• 損傷したバッテリーパックを絶 対に自分で 修 理し
ないでください。
バッテリーパックの修理は、メー
カーまたは認定された修理業者のみが行うように
してください。
具体的な安全ルール
• 締め付けようとしている留め具が隠れた配線と
接触する恐れがあるところで作業するときには、
パワーツールの絶縁保持面を握ってください。
ボ
ルトやネジなどが通電状態の配線と接触すると、
パワーツールの露出金属部品が導通状態にな
り、作業者が感電する恐れがあります。