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ZCT8810BCE Rev. C (03/20)
用途
摩擦リングアンビル
1. インパクトソケットを取り付ける際は、正逆切替
バーをセンター位置に設定するか、バッテリパッ
クを取り外して、ツールが偶発的に作動しないよ
うにしてください。
2. ソケットの四角をアンビルの先の4箇所の平らな
部分に合わせます。
3. 止まるまでソケットを摩擦リングに押し込み
ま す 。
4. インパクトソケットを取り外すには、ソケットをしっ
かりと握りアンビルから抜きます。
このタイプのアンビルは、自動車修理工場などでの定
期的なソケットの交換に向いています。
ピン付きアンビル
1. インパクトソケットを取り付ける際は、正逆切替
バーをセンター位置に設定するか、バッテリパッ
クを取り外して、ツールが偶発的に作動しないよ
うにしてください。
2. ソケットの穴をアンビ ルのピンに合 わせます。
3. 四角を合わせて、ピンがソケットの穴にはまるま
でソケットをアンビ ルに押し込 みます。
4. インパクトソケットを取り外すには、先の尖ったも
ので穴からピンを押します。そしてインパクトソケ
ットを抜きます。
このタイプのアンビルは、アセンブリラインなど、工業
用途に向いています。
クイックリリー ス モ デ ル -
CT8810BQC
重要
本モデルには1/4インチ六角アクセサリを使用し
ます。
1. アクセサリを取り付けるにはツー ル からカラーを
引き出します。
2. アクセサリを差し込んで、カラーを放します。
3. アクセサリを取り外すには、ツールからカラーを
引き出して、アクセサリを取り外します。それから
カラーを外します。
過負荷
何らかの理由で、スイッチまたはバッテリが過剰加
温となり、工具に過負荷がかかると、内部電子回
路が作動し工具が停止します。これは工具の過熱
を防ぐための安全機能です。トリガを解放すると
操作が再開されます。
— バッテリの過 熱 - バッテリの4つのLEDラ イト
がすべて点 滅します。 これ は バッテリの内部
温度が高すぎることを示すもので、バッテリ
および工具を長持ちさせるため、動作が停
止します。各トリガを引いた後も、温度が許
容レベルに下がるまで、ライトは4分間点滅
を続けます。バッテリまたは工具の冷却を速
めるために、ファン冷却を使用することがで
きます。 注: 電子部品は、制限温度に達する
まで、バッテリからの最適性能/容量で動作
するように調整されています。この状況が発
生した場合、通常バッテリの充電が必要な
状態が近づいています。
— 工具の過熱 - LEDが点滅します。継続的に過
負荷条件で工具を使用し続けると、スイッチ
の内部温度が制限値に達し、工具が一時的
に使用できなくなります。工具を空冷させて
から操 作を再開してください。
— 工具の電流制限を超えた場合 - トリガを押
した状態でLEDが点滅し、工具が動作を停
止します。継続的に過酷な条件で工具を使
用し続けると、電流制限値に達し、工具の電
源が遮断されることがあります。トリガを解
放すると、すぐに工具の操作を再開できま
す。
正逆切替スイッチ
正逆切替スイッチにより、アンビルの回転方向を時
計回りあるいは反時計回りに設定します。
A
B
図 2: 正逆切替スイッチ
A –
スイッチを押すと逆回転し、すなわち反
時計回りに回転します。
B –
スイッチを放すと正回転、または時計回
りに回転します。
アンビルの回転方向を変更するには:
1. 必ず、インパクトレンチが完全に停止し作動して
いないことを確認してください。
2. 正逆切替スイッチにより、アンビルの回転方向を
決定します。工具を上図のように置いている場
合、スイッチの位置は次のようになります。
— 正( 上 B)、アンビルは時計回りに回転し
ます。
— 逆( 上 A)、アンビルは反時計回りに回転し
ます。
3. ツールを操作するには、スイッチを正逆いずれか
の位置設定する必要があります。スイッチをセン
ター位置に設定すると、スイッチはオフにロックさ
れます。