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ZPH3050BRCE Rev. B (03/21)
パイプ システム
パイプ システムは、最大のフロー状態で過度の圧
力降下を防ぐため、十分な大きさが必要です。毎
日配水できない水がたまる低い位置がなくなるよ
う、すべてのパイプ接続器具およびホースの開口
部は1.27 cm(1/2インチ)とします。内部直径が8
mm(5/16インチ)未満のエアホース、または長す
ぎるホースは使用しないでください。最大フロー状
態で圧力が低下すると、性能が下がることがありま
す。密封接続用のアクセサリーをご利用いただけま
す。エアハンマーとの使用には、Snap-on AHC22ク
イック カプラーと、AHC22MおよびAHC22Fアダプ
ターをお勧めします。
空 気コンプレッサー
空気コンプレッサーは、ツールが稼動している状態
で、90 psig(6.2バール、620 kPa)において、2.1
cfm(14 SCFM)を供給するのに十分な能力が必要
です。レシーバー タンクには、各エアツールのサー
ジ バランスをとるため、十分な容量が必要です。
フィル ター
ハンマーで清潔な空気を使用できるよう、Snap-on
AHR424フィルターまたは相当品を使用してくださ
い。水分、土、湯垢は研磨剤となり、エアハンマー
に損傷を与える可能性があります。フィルター装置
は、コンプレッサーと空気レギュレーター、空気注
油器の間に取り付けます。
空気レギュレーター
エアハンマーが正しく動作するには、調整された空
圧が必要です。Snap-on AHR426または相当品
は、90 psig(6.2バール、620 kPa)の推奨空圧を調整
し、維持できます。この値を下回る空圧は効率を
下げます。一方、この値を上回る空圧により、定格
を上回る排気と速度が発生することがあり、危険
やエアハンマーの損傷につながるおそれがありま
す。通常の状態でハンマーを使用しながら、レギュ
レーターで空圧を確認してください。
空気供給への注油器
• 空気の遮断や性能の低下を招くおそれが
あるため、粘度の高い油を使用しないでくださ
い。
エアハンマーのモーターへの注油には、Snap-on
AHR428注油器などのエアライン注油器を使用する
ことをお勧めします。また、 Snap-on IM6 エアモータ
ー オイルまたは良好なグレードのSAE 10Wオイル
を使用してください。空気ライン注油器を使用しな
い場合は、毎日使用する前に、3.7 ml(1/8 オンス)
のIM 6エアモーター オイルをエアハンマーの空気
注入口に注し、エアモーターの潤滑を図りま
す。IM6オイル は、エアツー ル 用に製 造されており、
洗浄溶剤は必要ありません。
洗浄
装置の動作が遅い場合は、毎日使用する前に、3回
または4回、IM6エアモーター オイルをエアハンマ
ーの空気注入口に注し、一日の終了後に、もう一度
注します。
空気ろ過器
レギュレーターの注入口のブッシングは、銅のメッ
シュの空気ろ過器を備えています。ツールは、空気
の供給量が多くなくなった場合は特に、空気ろ過
器を時折清掃します。Snap-on のピック(部品番号:
3ASH90A)または同様のツールを使用して、エア
フィルタースクリーンを取り外します。空気ろ過器
が損傷している場合、または詰まっている場合、
Snap-on (部品番号: PGS1-11)と交換します。
羽 根トリガー
トリガーが、ハンマーのパワーと速度を調整する
エアフローを制御します。トリガーの動きの距離に
より、エアモーターへのエアフローが直 接制御され
ま す 。
パワーレギュレーター
パワー出力 は、空 気ライン圧とレギュレーター設定
によって管理されます。推奨空気ライン圧は、
90 psig(6.2バール、620 kPa)です。レギュレーター
は、ハウジング ハンドルの底部に位置しており、イ
ンパクトの排気のパワーと周波数を制限します。レ
ギュレーターには、4段階の設定があります。“I”は
最低のパワー/周波数で、“IIII” が最大の設定になり
ます。
図
2 は、最大パワーの”IIII”に設定されたレギュレー
ターを示します。
図 2: パワーレギュレーター
ビット の 取 付
エアハンマーの胴部のネジ部先端に、ユニバーサ
ル固定チャックを完全にネジ締めします。