1-2
(JP)
第
1
章 概要
1
1-2
特長
J-10/10SDI/30/30SDI(以下「本機」と呼びます)は各種
1
/2イン
チテープフォーマットに 基 づ い た コン パ クトプレーヤーです。
本機は、従来のベータカム/ベータカム S P フォーマットで記録した
テープもそのまま再生することができます。
• 本機はダイナミックトラッキング機能を搭載していないため、テー
プ上の記録パターンが著しく乱れている場合などには正常に再生
されない場合があります。
• 出力5W以上の移動無線機を本機に50cm以上近づけて使用す
ると、再生画が乱れることがありますのでご注意ください。
本機には以下のような特長があります。
本機では以下のフォーマットに ついて再生が可能です。
• デジタルベータカムフォーマット(J-30/30SDIのみ)
• MPEGIMXフォーマット(J-30/30SDIのみ)
• ベータカム S X フォーマット
• ベータカム / ベータカム S P フォーマット
デジタルベータカム( J-30/30SDI のみ)、MPEG IMX(J-30/
30SDIのみ)、ベータカム S X の デジタル 再 生 ヘッドに加え、アナ
ログベータカムSP用再生ヘッドを全機種に備えています。
本機は4:2:2コンポーネントデジタル D - 1 フォーマットに 準 拠し て デ ジ
タル信号を処理します。
MPEG2 4:2:2 P@MLインターフレーム方式のベータカムSX、
MPEG24:2:2P@MLイントラフレーム方式のMPEGIMX(J-30/
30SDIのみ)に加えてデジタルベータカム(J-30/30SDIのみ)にも
対応しています。
デジタルベータカム(J-30/30SDIのみ)、MPEGIMX(J-30/30SDI
のみ)、ベ ータカム S X の 各 データレートに 対 応し 、高画質、高音質
の再生が可能です。また、強力なエラー訂 正システムを採用して
います。
/
SP
ベータカム/ ベータカムS Pフォーマットで記録したテープをそのまま
再生することができます。したがって、過去に収録したベータカム/
ベータカム S P フォーマットのテープも有 効 に 利 用することができま
す。
本機を再生機としてだけでなく、フィーダーとしても使用できます。
PCと接続し、コントロール パネル のリモート端 子(RS-422A)を介し
て映像素材をコントロールしながらPC側へ転送可能です。
標準的なデスクトップ型のパーソナルコンピューターと同 等なサイズ
を実現し、事務机上でのパーソナルな使用が可能です。しかもフ
ロントローディングで S カセット、Lカセットが使用できます。
本機の動作条件、接続機器とのインターフェースなどの 初 期 設 定
は、本機前面からのメニュー操作により行うことが できます 。
大型ディスプレイ表 示 部により本機の操作状態、設定状態に加え、
オーディオレベル、タイムコード、ユーザービット、エラーメッセージ、
セットアップ メニ ュー 情 報 などをデジタル表示します。