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楽器のトーンに影響するセッティングについては、実際の音を聴きなが
ら設定を行うのが最善の手法です。特定の音程やリフの繰り返し、ハー
モニックなどを弾きながらオーラル・エンハンサーを様々なポイントに
設定して、その効果をご確認ください。
D. BASS(ベース)— 低域のレスポンスを、80Hzを中心に、±15dBの範
囲で調節します。
E. TREBLE(トレブル)—高域のレスポンスを、2kHzを中心に、±15dBの
範囲で調節します。
F. EQUALIZER FOOTSWITCH(EQフットスイッチ)—付属のフットスイ
ッチを接続することにより、EQ 1またはEQ 2をリモートで選択できま
す。EQ1+EQ2の選択は、フットスイッチからは行えません。EQ2を選
択すると、EQSELECTIONLED{G}が点灯します。
G. EQUALIZER SELECT(EQセレクト)— 2つの独立した3バンドEQ
(EQ 1/EQ 2)と、それらの同時使用による6バンドEQを選択できま
す(EQ1+EQ2)。NOTE:EQフットスイッチ{F}を接続すると、フロン
トパネルのEqualier Selectスイッチは無効となります。
H. SEMI-PARAMETRIC EQUALIZERS(セミパラメトリ
ックEQ)—まずは、Equalizer Select{G}で使用したい
EQコントロールを選択します。それぞれのEQコントロー
ルは、外側のFrequencyツマミで指定した周波数におい
て、センターのLevelツマミで信号の特性を±15dBの範
囲で調節できます。NOTE: EQコントロールのLevelを0に設定すると、
信号に効果は与えられません。
TIP
: バンド内で音を埋もれないようにするには、200〜400Hzのレン
ジをブーストしてみてください。より透明感のあるサウンドにするには、
ミッドの800Hz近辺をカットしてみてください。
I. CROSSOVER FREQUENCY(クロスオーバー周波数)—(バイアンプ
・コントロール)信号をハイとローに分ける周波数を指定します。ここで
の設定は、リアパネルの「X OVEROUT」ジャック{AA}のみに影響し
ます。
J. BALANCE(バランス)— (バイアンプ・コントロール)リアパネルの「
XOVEROUT」ジャック{AA}から出力されるハイとローの相対的なレ
ベルを調節します。
K. LIMITER(リミッター)—リミッター回路がアクティブになる信号レベ
ルのスレッショルドを調節します。時計回りに回すとリミッターのスレッ
ショルドは下がり、反時計回りに回しきるとリミッターは信号パスから
完全に外されます。リミッター回路は、信号が突発的に設定したレベル
を大きく上回ることを防ぎます。パワーアンプやスピーカーをオーバー
ドライブすることなく、継続的に最大の音量に近い状態で演奏するこ
とができます。
LIMITER ACTIVE(リミッター・アクティブ)LED — リミッター回
路が作動している際に点灯します。最大の音量で演奏してもリミッタ
ーが作動していない場合は、Gain{B}を上げます。
L. EFFECTS BLEND(エフェクト・ブレンド)—エフェクトの聞こえかた
を調節します。より正確には、エフェクト・ループ(ウェット)の信号と、
アンプ内部(ドライ)の信号の比率を指定します。Effects Blendは、
EffectsLoop{Y}のリターン端子にプラグが挿されている場合にのみ
有効です。
M/N.
MASTER VOLUMES(マスター・ボリューム) — リアパネルにある
Stereo/Monoモード・セレクター{T} の設定に応じて、個別に(ステ
レオ時)あるいは一括して(モノ時)、パワーアンプの出力を調節しま
す。
• Stereo Mode(ステレオ・モード)—内側のツマミ{M}は左、外側の
ツマミ{N}は右チャンネルのマスター・ボリュームを調節します。
• Bridge Mode(ブリッジ・モード) — 内側のツマミ{M} でマスター
・ボリュームを調節します。外側のツマミ{N} はディスエーブルされま
す。
O. POWER AMP CLIP(パワーアンプ・クリップ)LED — パワーアンプ
に過大の信号が入力された際に点灯します。パワーアンプが過度にクリ
ッピングすると、アンプとスピーカーを破損する可能性があります。か
すかな点滅以上が見られる場合は、Limiter{K}のレベルを上げるか、
MasterVolume{M/N}を下げてください。
P. POWER(パワー)LED—SM-900の電源がONの際に点灯します。
フロントパネル