電池の入れ方
あらかじめ、本機の電源がオフになっていることを確認してください。
1.
裏側にある電池蓋を外します。
フックを押しながら引き上げ て取り外します。
2.
電池の極性に気をつけて単3形電池を6本入れます。
電池は、アルカリ乾電池またはニッケル水素電池を
使 用してください。
3.
電池蓋を閉じます。
付属の電池は動作確認用のため、通常よ
り寿命が短い場合があります。
電 池 の残量 が正しく表示されるように、
GLOBAL EDITモードのパラメーターで、使用する電池の種類を設定
してください。工場出荷時は、“Alkaline”(アルカリ電池)に設定されて
います。詳しくは、取扱説明書(www.korg.com)を参照してください。
電池の残量が少なくなると、ディスプレイに“Battery Low”と表示されま
すので、早めに新しい電池と交換してください。
使 えなくなった 電 池は、すぐに本 機 から取り出してください。そ のまま
にしておくと、故障の原因(電池の液漏れ等)となります。また、長期間
ご使用にならない場合も、電池を取り出しておいてください。
TIP
本機では、オプション(別売り)のコルグKA350 ACアダプターを使用
することができます。その場合は、リア・パネルのDC 9V端子に接続し
てください 。
電 源 の オ ン 、オ フ
電源をオンにする
1.
本機とパワード・モニターなどの外部出力機器の電源がオフになっているこ
とを確認し、すべての機器のボリュームを最小にします。
2.
本機のリア・パネルにある電源スイッチを長押しします。
プレ イ ・ モ ード に 入 りま す 。
3.
パワード・モニターなどの外部出力機器の電源をオンにしてから、外部出力
機器のボリューム、本機のMASTERノブで音量を調整します。
電源をオフにする
1.
パワード・モニターなどの外部出力機器のボリュームを下げてから、外部出
力機 器の電 源 をオフにします。
2.
本機の電源スイッチを長押しし、ディスプレイの表示が消えたら電源スイッ
チから手を離します。
電 源をオフにした後、再度オンにする場 合 は、約10 秒 間待ってからにし
てください 。
オート・パワー・オフ機能について
本機はオート・パワー・オフ機能に対応しています。工場出荷時はこのオ ー ト・
パ ワ ー・オ フ 機 能 が 有 効 になっており、ノブ、スイッチ、ボタンや鍵盤などを操作
しないまま約4時間経過すると、自動的に電源がオフになります。
オート・パワー・オフ機能は、以下の手順で無効にすることができます。
1
12345678910 11 12 13 14 15 16
5
3
1
2, 4
1.
EDIT MODEボタンを押します。
2.
PROGRAM/VALUEノブを回して“GLOBAL EDIT”を選びます。
3.
ボタン8を2回押します。
ディスプレイに“Auto Power O”と表示されます。
4.
PROGRAM/VALUEノブを回して“O”を選びます。
5.
EXITボタンを押します。
TIP
GLOBAL EDIT内の設定は自動的に保存されます。
演奏する
プログラムを選ぶ
本機には、100のプログラム・メモリーが用意されています。工場出荷時はプロ
グラム1~80にプリセット・プログラムが割り当てられています。プログラム81~
100はInit Programです。
1.
プレ イ ・ モ ード に 入 って い る こ と を 確 認 し ま す 。
プレイ・モードではフロント・パネルのEDIT MODEボタンが消灯します。点
灯しているときは、EXITボタンを押します。
2.
PROGRAM/VALUEノブを回してプログラムを選択します。
3.
鍵盤を弾いて、本機の音色を試してみましょう。
シーケンサーを再生する
本機は最大16ステップのシーケンサーを搭載しています。ノート・データの他、
最大4つのパラメーターの動きを記録し(モーション・シーケンス)再生できます。
1.
プレイ・モードで、PROGRAM/VALUEノブを回してプログラムを選択します。
2.
PLAYボタンを押します。
選んだプログラムに録音されているシーケンス・データが再生されます。
TIP
PL A Yボタンの代わりに、KE Y T R G/ HOL Dボタンを押してボタンを
点灯させてから鍵盤を押しても、シーケンス・データが再生されます。
弾く鍵盤によって、シーケンス・データをトランスポーズさせて再生す
ることができます。
3.
演奏を停止するときは、もう一度PLAYボタンを押します。
シーケンス・データの再生時に変化を付ける
MOTION/SLIDE/NOTEスイッチでNOTEを選び、ボタン1~16を押すと、そ
の ボ タ ン に 割 り 当 て ら れ て い る ス テ ッ プ の 、ノ ー ト の オ ン( 有 効 )、オ フ( 無 効 )が
入れ替 わります。点 灯のときはノートが再生され、消灯 のときは再生されません
(休符となります)。
SLIDEを選んでボタン1~16を押すと、そのボタンに割り当 てられているス
テップにポルタメントがかかります。点灯がオンで消灯がオフです。
MOTIONを選んでボタン1~16を押すと、そのボタンに割り当 てられている
ステップに記録されたモーションのオン、オフが切り替わります。点灯がオンで
消灯がオフです。
TIP
これらの設定は、プログラムごとに保存できます。
2
1
消灯していることを確認
2, 3
1
プ ロ グ ラム の エ ディット
音色を変更する
音色を構成する基本パラメーターは、フロント・パネル上のノブやスイッチに割
り当てられています。それらを操作して音色の変化を簡単に確認してみましょ
う。
1.
プレイ・モードで、PROGRAM/VALUEノブを回してプログラムを選択します。
2.
フロント・パネルのノブやスイッチ類を操作します。
VCO 1/VCO 2セクションでは、2つのVCOそれぞれで波形を選び、
SHAPEノブで変化させます。VCO 2ではオシレーター・シンク、リング・モ
ジュレ ー タ ー を か け る こ と が で き ま す 。
M I X E R セクション では、VCO 1、2によって発生した波形の出力レベルを設
定し音量バランスを調節します。
F I L T E R セクション では、ローパス・フィルターにより、オシレーターの周波数
成 分を削ったり強 調したりすることで 、音 の 明 暗を調 節したり、音に特 長を
もたせます。
これらの セクションを 設 定 することで 、基 本 的 なプログラムが できあがります 。
さ ら に 、音 の 高 さ 、音 色 や 音 量 を 、時 間 経 過 や 周 期 的 に 変 化 さ せ ま す 。
E G セクション では、VCAのほか、PITCH、PITCH2、CUTOFFを選択し、音
量、音の高さ、音色を時間経過で変化させることができます。ただし、TYPE
スイッチ で
“
”
を選んだときは、VCAにEGが効きません。
L F O セ クション では、PITCH、SHAPE、CUTOFFに周期的な変化を与えま
す。
そしてマ ス タ ー ・ コ ント ロ ー ル で 、全 体 的 な 音 量 、音 の 歪 み 、音 域 を 調 整 し ま す 。
ノブやスイッチ類を操作したときの変化については、取扱説明書(www.
korg.com)をご覧ください。
プ ロ グ ラ ム の 音 色 を エ デ ィ ッ ト し た ら 、本 機 に 保 存 す る こ と を お 勧 め し
ます。保存する前に本機の電源をオフにしたり、他のプログラムを呼び
出すと、それまでのエディットが消えてしまいます。
シーケンス・データのレコーディング
ス テップ ・レ コ ー デ ィング
1.
シーケンサーが停止している状態で、RECボタンを押します。
ディスプレイに“STEP REC”、“STEP 1”と表示されます。すでに録音され
ているときは、ディスプレイにノート名が 表 示されます。
TIP
任意のステップを選ぶこともできます。例えば、ステップ3を選ぶときはボ
タ ン3を 押 し ま す 。
2.
鍵盤を押すとノートが、RESTボタンを押すと休符が録音され、自動的に次
の ス テップ に 進 み ます 。
タイを録音するときは、鍵盤を押さえたままRESTボタンを押します。この
と き ノ ー ト は 、次 の ス テ ッ プ に 繋 が っ て 録 音 さ れ ま す 。
3.
録音を終了するときはRECボタンを押すか、あらかじめSEQ EDITモード
で 設 定 さ れ た ス テップ 数 の 録 音 が 終 わ ると、自 動 的 に ス テップ・レコ ー ディン
グを終了します(RECボタンが消灯)。
詳しくは、取扱説明書(www.korg.com)をご覧ください。
ステップ・レコーディングが終了したら、本機に保存することをお勧め
します。保存する前に他のプログラムを選択すると、プログラムに含ま
れているシーケンス・データが呼び出され、録音したシーケンス・デー
タが失われます。
1
2
そ の 他 のレ コ ー ディン グ
ステップ・レコ ーディングの 他 、鍵 盤 での 演 奏 を 録 音 するリア ルタイム・レコ ー
ディング(PLAYボタンを押してからRECボタンを押す)や、ノブやスイッチの
動きによる音色変化を記録するモーション・シーケンス(MOTION/SLIDE/
NOTEスイッチをMOTIONにしてから、シーケンサーの再生中に、RECボタ
ンを押してノブやスイッチを動かす)があります。詳しくは、取扱説明書(www.
korg.com)をご覧ください。
プログラムの 保 存
1.
プレ イ ・ モ ード に 入 って い る こ と を 確 認 し ま す 。
プレイ・モードではフロント・パネルのEDIT MODEボタンが消灯します。点
灯しているときは、EXITボタンを押します。
2.
WRITEボタンを押します。
プログラム保存の待機状態になり、WRITEボタンが点滅します。
3.
PROGRAM/VALUEノブを回して、保存先のプログラムを選びます。
TIP
キャンセルするときはEXITボタンを押します。
4.
WRITEボタンを押して、プログラムを保存します。
プログラムが本体に保存され、ディスプレイに“Complete”と表示されます。
プログラムの書き込み中は、絶対に本機の電源をオフにしないでくだ
さ い 。内 部 の デ ー タ が 破 壊 さ れ る 場 合 が あ り ま す 。
工場出荷時の状態に戻す
本機のすべての設定を工場出荷時の状態に戻すことができます。
1.
本 機 の 電 源 をいったんオフにします 。
2.
WRITEボタンとEXITボタンを押しながら電源スイッチを押します。
ディスプレイに“FACTORY RESET”と表示されます。
3.
PROGRAM/VALUEノブを回して、工場出荷時に戻す対象(PRESET、
GLOBALまたはALL)を選択します。
“ALL”を選択して実行した場合は、保存したユーザー・プログラムが消
去され ます の で注 意してください 。
4.
WRITEボタンを押します。
ディスプレイに“Are you sure?”と表示されます。
5.
PROGRAM/VALUEノブで“Yes”を選択し、WRITEボタンを押します。
工場出荷時のデータが本機にロードされ、工場出荷時の状態に戻ります。
データのロード中は、絶対に電源をオフにしないでください。内部の
デ ータが 破 壊 される場 合 が あります 。
1 消灯していることを確認
3
2, 4
15 16