安全・設置取扱説明書-
001-15497 改定 V
© August 2021 Maxeon Solar Technologies, Ltd. All rights reserved. この説明書の内容は通知なしで変更されることがあります。
安全・設置取扱説明書
(日本語 – IEC 版)
1.0 はじめに
本書は、IEC 認証を受け、製品ラベルに TUV マークと JETPVm
マーク(図1)のいずれか一方もしくは両方を付けたマキシ
オン太陽光発電(PV)
モジュールに関する安全・設置マニュア
ルです。
注意 実際の
ID
番号と異なることがあります。
図1
1.1 免責事項
本製品に対する設置技術、取扱、使用は弊社の管理範囲では
ありません。したがって、マキシオンは不適切な設置、取扱、
使用による損失、損害、費用についての責任は負いません。
1.2 国際電気標準会議 (IEC) 認証に関する情報
この製品は、太陽光発電モジュールのIEC 61215Edition 3-
2016の規格に適合またはそれを超える要求を満たし、IEC
61730 Edition 1および2の火災時等の安全適格性クラスIIの
規格にも適合しています。IEC 基準は、建造物へあるいは自
立型への設置を意図した平板型太陽光発電モジュールに関す
る規定が記されています。本製品は、集光した太陽光の使用
は想定しておりません。
本安全・設置取扱説明書は、業界で認められている最善の方
法と組み合わせてご使用ください。太陽光発電モジュールの
設置は必要とされる資格を有している者が行う必要がありま
す。
1.3 制限付き保証
モジュールの限定保証内容は、注文書および契約書の一部として
入手可能な
マキシオンの保証書において説明されています。ま
たは、www.sunpower.maxeon.com/jp/
でご覧いただけます。詳細
はこの資料をご覧下さい。この保証は下記の場合には適用されま
せん。
次のいずれかの状態にある太陽電池モジュール(1)誤用、不
正使用、放置もしくは事故、(2)改造、不適切な設置もしく
は撤去、(不適切な設置とは、
マキシオンの安全設置取扱
説明書もしくはオペレーションやメンテナンスなどのあら
ゆる説明書(各書面は
マキシオン社の独自の判断で随時更
新され、当初のものとは異なる場合がある)に不遵守、も
しくはそれぞれの国および地域の法令等の不遵守を含むが
これらに限定されない)、(3)
マキシオンの認定保守技術者
以外の者による修理もしくは改良、(4)電圧、風荷重もしく
は雪荷重の仕様を超える条件、(5)電源障害サージ、落雷、
洪水もしくは火災、(6)人、昆虫、動物、植物もしくは工
業化学物質への暴露から受ける破損、(7)
マキシオンの支
配外にある衝撃または他の事象から生じるガラス破損。
2.0 安全注意事項
設置に際して、このマニュアルの安全説明をすべてお読みく
ださい。
• 電気接続または遮断の前には、不透明な布や生地で PV ア
レイのモジュールをすべて覆ってください。
• インバーターがグリッドに電力を供給している時はどのモ
ジュールもコネクタの取外しを行わないでください。モジ
ュールの取外し等のためにコネクタを取外す前にインバー
タのスイッチを切ってください。
• モジュールが設置された後に訓練されていない個人がモジ
ュール間ケーブルの取外しを防止するため、供給されたロ
ック式のコネクターおよび安全クリップを必ず用いてくだ
さい。
• 設置は地方・現地の規則を必ず遵守してください。
• モジュール内部にはユーザが取り扱える部品はありません。
モジュールの部品は修理しないでください。
• 設置は資格のある人だけが行なえます。
• 実際の回路に接触する恐れがあるので、本製品を取り付け
る前には貴金属は全て取り外してください。
• 感電しないように絶縁した道具をご使用ください。
• モジュールの上に立ったり、モジュールを落とす、あるい
は傷つけたり、またはモジュールに物を落とさないでくだ
さい。
• 破損したモジュール(フロントガラスの割れ、背面のシー
トの破れ、端子箱の破損、コネクタの破損など)は感電、
けがの原因となります。販売者、施工者はこれらのモジュ
ールをアレイから取外し、廃棄の手続きをとる必要があり
ます。破損したモジュールは直ちに電気的な回路から取り
外してください。
• 設置に先立ち、接続前のコネクタは常に汚れ(埃、湿度、
異物等)から保護する必要があります。未接続のコネクタ
を保護されないまま現場の環境に晒さないようにお願いし
ます。クリーンな組み立ての環境がパフォーマンスの劣化
を防ぐには不可欠です。
• コネクタをグリース、潤滑油、有機溶剤等の化学物質と接
触させないでください。亀裂が発生する恐れがあります。
• モジュールに湿気がある場合、また、強風の際はモジュー
ルの取付けや取扱いは行なわないでください。
• メンテナンスが必要な場合は、モジュールの供給業者に連
絡してください。
• この取扱説明書を保管しておいてください!
本説明書はマキシオン太陽光発電モジュール
シリーズ
(SPR-Eyy-xxx)および X シリーズ(SPR-Xyy-xxx) 、P シリーズ
(SPR-Pyy-xxx、SPR-P3-xxx、SPR-Py-xxx-UPP)、
SPR-MAX2-xxx,
SPR-MAX3-xxx, SPR-MAX5-xxx に関する情報が含まれていま
す。システム内で P および E、X、MAX2、MAX3、MAX5 シ
リーズを混在させないでください。全ての太陽光発電モジ
ュールはトランスフォーマーレスのインバータに対応して
おり、特別な接地は不要です (4.1 参照) 。
重要! 本製品をご使用の際は、必ず事前にこの説明書をよく
お読みください。この取扱説明書の内容が守られなかった場
合、PV モジュールに関するマキシオンの制限付き保証が無効
になります。
光の照射下において電気的負荷がかかるとモジュー
ル間の接続には直流(DC)が流れまた電圧源となりま
す。直流の電流はアークを引起すことがあり、また不適
切な接合や接合部の開放もしくは破損したモジュールに
接することより怪我や死亡に至る可能性があります。モ
ジュールもしくは外部から電流があるときはモジュール
の接続、取外しは行わないでください。