安全・設置取扱説明書-
001-15497 改定 V
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図 4. パフォーマンスモジュールの架台取付位置の範囲
P3 UPP, P5 UPP 及び P6 BIFACIAL
表 1.4: パフォーマンスモジュールの取付範囲と耐荷重
2
(mm)
P3 UPP
(2066 x 1160 x
35mm)
クランプ
フレーム
穴
2
ボルト
1600/1600
P5 UPP 及
び
P6 BIF
(2384 x 1092 x
35mm)
クランプ
540-640 1600/3600
フレーム
穴
2
ボルト
5
2 取付穴位置に関しては表 2 を参照して下さい。
3 安全係数 1.5 倍が考慮されています。
4 IEC 検証済み。
5 直径 24mm 以上のワッシャーが必要です
5.3. 両面発電受光型モジュール
両面受光型パネルは、様々な環境的な要因や設置における各
種パラメータにより、両面での発電量に影響を受けます。ア
ルベドは地表から反射された光の量によって値が算出されま
す。より高いアルベドは裏面の日射量を高め、モジュール両
面での発電量を増加させます。表面の状態、年間に於ける各
月、1 日に於ける各時刻、及び GHI 及び DNI の両方の値は裏面
の日射量に影響を与えます。
マキシオンは、各個別の発電所の、架台による影の影響を算
出する上で、架台メーカーと連絡を取ることを推奨します。
架台による影の影響は、架台システムの設計、放射照度、ア
ルベド、及び地上からの設置高さなどにより変化し、また、
裏面の日射量のミスマッチにより、全体的な影響を受けます。
裏面のミスマッチロスは、アルベド、地上からのモジュール
設置高さ、構造物による影と比例関係にあります。裏面への
日射量にばらつきのある場合、ミスマッチとなる事があり、
一般的な例としてアルベドを高めてモジュール設置高さを低
くした場合が挙げられます。
5.4. 両面の電気特性
両面での発電量は、アルベド、日射量、裏面の影によるロス、
裏面のミスマッチ及び地上からの設置高さの組み合わせによ
って決まります。両面での発電に関してはマキシオンのデー
タシートの電気特性を参照して下さい。発電量のシミュレー
ションをする際には、裏面を含めた両面での発電量を算出で
きる適切なソフトウェアを使用してください。
5.5.
設置時のモジュールの取扱い
モジュールの表面を屋根や道路、木製パレット、レイル、漆
喰壁のようなざらざらした表面に直接触れさせないでくださ
い。モジュールの表面ガラスは油やざらついた表面に対して
敏感で、傷がついたり、不規則な汚れを付けることになりま
す。保管時は、モジュールを雨もしくは液体から保護する必
要があります。保管温度は 10℃から 40℃で乾燥した(相対湿
度 30%から 80%)場所に保管して下さい。湿気や水分を避け
るため、モジュールを屋外に保管しないでください。
反射防止コートガラスを用いたモジュールは、ガラス表面を
触ると指紋が残りやすい傾向があります。マキシオンは反射
防止コートガラスを用いたモジュールを取り扱う際には手袋
(皮製手袋は避ける)の着用もしくは極力ガラス表面に触れ
ない事をお勧めします。施工時に付着した指紋は時間と共に
自然に消滅します。また 6.0 で示したガイドラインに沿って洗
浄することで低減することが可能です。施工中のどのような
被覆(色のついたプラスチックテープなど)も表面ガラスの
恒久的な変色を起こす場合があり、推奨いたしません。真空
吸着バッドはガラス表面に恒久的な跡を残す場合があります。
モジュールに影がかかることは避ける必要があります。足場、
フェンス、柵などが取り除かれるまでシステムは発電しない
可能性があります。
保守時に影がかかる可能性のある場合(例えば煙突の掃除、
屋根の補修、アンテナの取付け、など)、システムは遮断さ
れている必要があります。
6.0 メンテナンス
マキシオン は全てのモジュールが安全に電気的接続されてい
ることの外観検査、機械的接続の異音による検査および腐食
がないことの確認を定期的に行うことを推奨します。これら
の検査は訓練された人により行ってください。
必ずしも必要ではありませんが、定期的なモジュールの洗浄
も推奨致します。定期的な洗浄は特に降雨量の少ない地域
(46.3 ㎝以下)において性能の向上につながります。設置さ
れた場所における洗浄の計画は販売店もしくは供給者にお尋
ねください。