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バイワイヤリング/バイアンピングの効果
ラウドスピーカーのクロスオーバーは、基本的に、スピーカーおよびパワーアンプによって見られるインピー
ダンスを変化させます。このような状況は、フルレンジの音楽信号がフルレンジのスピーカーシステムのター
ミナルに適用された場合、ベースドライバーが低周波数信号のみを受信する場合、ミッドドライバーがミッド
バンド周波数信号を受信する場合、ツイーターが高周波数信号のみを受信する場合に当てはまります。個別の
スピーカーが低周波および高周波数ターミナルに別途接続された場合、これらに割り当てられるドライブユニ
ットおよび周波数のみならず、個別の2つのスピーカーのケーブルが、ベースケーブルは主に低音、ツイーター
ケーブルは主に高音と、異なる信号を伝えるようになります。
このように高・低周波数が分離された場合、ベースやドラムの音を再生する際にベースドライバーが求める強
力な電流パルスとサージは、フルートやシンバルのデリケートな音とは交わりません。
信号配線システムでは、不要な機械的共振や電気的共振が、両方のスピーカーターミナルで歪みとして発生し
ます。スピーカーケーブルのインピーダンスにより、これらの歪みは、アンプでは完全に除去されません。その
代わりに、2つのクロスオーバー間で変調させ、音質を劣化させます。バイワイヤリングの際は、信号の歪みが
アンプの出力に「見られる」ため、この相互作用は最小限に抑えられ、より効率よくキャンセルされます。そのた
め、バイワイヤリング/バイアンプイングは、「よりクリアな」信号を低周波数および高周波数のスピーカーター
ミナルの両方で発します。また、高・低周波数はすでに分けられているため、それぞれが互いにもたらす影響
は最低限に抑えられます。基本的には、低音は繊細な高音域を圧倒しません。
バイワイヤリング/バイアンプイングは、ミッドレンジおよび高周波数に対して、より優れた明確さ、鮮明さを与
えることが聞き取れます。また、ベースはしばしば高速になり、キレが生まれます。フォーカスやステージングも
向上します。極めて効果的かつ魅力的な向上であり、MonitorAudioはこれらを強く推奨します。
ポ ート栓
警告:ポート栓は、ポートに差し込み過ぎないように注意することが必要です。差し込み過ぎると、発泡栓
をキャビネット内で 紛 失することがあります。
ラウドスピーカーを、9平方メートル(80平方フィート)の小さな部屋、または、強化低音反応を増幅できる部屋
に配置する場合には、ポート栓を使用することをお勧めします。ただし、栓を適用する前に、ラウドスピーカー
の様々な配置をお試しになることをお勧めします。パフォーマンスを最適化するためにも、ラウドスピーカー
は壁や部屋の隅に近づけ過ぎないようにすることが重要です。
ラウドスピーカーの位置が部屋の美観やレイアウトで決定されてしまうため、低音が強調されたり、スピーカ
ーが後ろの壁(キャビネットに配置された本棚または壁近くのスタンドなど)に近すぎる(ページ75に挙げる最
小推奨距離以下)場合は、ポート栓をポートに付けることをお勧めします。これにより、強調され過ぎた低音の「
ブーム」が低減され、ラウドスピーカーがこれらの環境下で最適なパフォーマンスを発揮できるようになりま
す。この「ブーム」は通常、ラウドスピーカーからのベースエネルギーが部屋のモードを「強く刺激」し、特定の
周波数または周波数の値で強調効果を生じさせる場合に発生します。
ポート栓を取り付けると、全体的な低音の伸びは低減されませんが、周波数を調整するポートまわりの低音の
エネルギー/出力は低下します。これは、低音の鮮明さ、明白なアジリティを向上させると同時に、低音の「ブー
ム」を低減させる効果があります。
すべての状況において、設定をお試しすることを強くお勧めします。
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