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A. INPUTS これらの入力端子のいずれか(もしくは両方)
にシールドされた楽器のケーブルを接続します。Select で
Input 1 か 2 のどちらを有効な端子にするかを選択し、有
効な端子側の LED が点灯します。
リアパネルの Input 端子 {KK} はフロントパネルの Input 1
の代わりに使用することができます。これはワイヤレスの
レシーバーを接続する際には便利です。注意:もし両方の
ジャックが同時に使用された場合、フロントパネルの端子
がリアパネルの端子よりも優先されます。
B. MUTE Tuner Out {JJ} 以外のこの機器からのすべての出
力を無効にするときに押し込みます。楽器の交換やチュー
ニング、もしくはブレイク中に便利です。
C. BASS INTENSIFIER™ このボタンを押すと、LEDが点灯
し、Bass Intensifier 回路が有効になります。Bass Intensifier
は、特定の低域の周波数の組み合わせを、スムースで素早
く動作するコンプレッサーと組み合わせてブーストし、ア
ンプリファイヤーをオーバードライブさせることなく強力
なブーストをもたらします。これは曲中の重みのある部分
に効果的です。Bass Intensifier はフットスイッチからも有
効にすることができます。
D. LEVELBASS INTENSIFIER エフェクトの強さを調整しま
す。
E. CUTOFF Bass Intensifier を働かせる周波数レンジを
80Hz以下から 200Hz 以下までの間で制限します。
F. COMPRESSIONこのボタンを押すと、LEDが点灯し、
COMPRESSOR 回路が有効になります。コンプレッション
は、次に説明する4つのコントロール G, H, IとK の組み合
わせに応じて、信号レベルのピークを滑らかにします。
G. THRESHOLD コンプレッションが効き始める信号のレ
ベルを設定します。反時計回りいっぱいに回すと、感度が
最大になります。 Gain {Q} と楽器のレベルの組み合わせ
が実際のコンプレッサーのトリガーに影響することに注意
してください。
H. RATIO コンプレッションが効いている時にどれだけ圧
縮するかを調整します。例えば1:1の設定ではコンプレッ
ションは作用しません。レシオが2:1のとき、レベルの増幅
が10dBなら、スレッショルドより上の出力信号のレベル
は5dBになります。10:1の設定では、10dBの増幅でも出力
信号のレベルはわずか1dBとなります。(レシオの設定を
10:1にした方が、ハードなリミッティングよりも優れている
と考える人が多いようです。)
I. COMP‑POSITION 信号経路上で、Compressor 回路が
トーンコントロールより前なのか、または後なのかを設定
し、LED がその位置を表示します。48ページの回路図も参
照してください。
J. ATTACK 信号レベルがスレッショルドより上にきたとき
に、コンプレッションが有効になるレートを設定します。
Compressor エフェクトの透明度を微妙に調整する場合に
便利です。
K. RELEASE 信号レベルがスレッショルドを下回ったとき
に、コンプレッションが無効になるレートを設定します。
Compressor エフェクトの透明度を微妙に調整する場合に
便利です。
L. METER 4つの LED が実際のゲイン•リダクション量をデ
シベル(dB)で表示します。
フロントパネル