このたびは山武製品をお買いあげいただきまことにありがとうございます。
この製品を正しく安全にお使いいただくために、この取扱説明書を必ず
お読みになり、理解したうえでお使いください。
本書は、いつもお手元においてご使用ください。
本書は使用上の注意事項と取り付け・結線・パラメータ設定・仕様など
を説明したものです。
お買い上げいただいたは次のものが同梱されています。
取付器具 81409654-001 2個
取扱説明書(本書) CP-UM-5376 1部
本器は、入力(IN)に対して、制御動作正逆選択、回転角センター設
定、比例帯設定に従って操作量(OUT)を計算し、モータフィードバ
ック入力から計算したモータ開度(MFB)が操作量(OUT)に近づくよ
うにOPEN側とCLOSE側の制御出力のON/OFFを制御します。
本器の機能ブロックを次図に示します。
■ 取付場所
本器を取り付けるときは、次のような所に設置してください。
・ 供給電源およびリレー接点出力を除く入出力のコモンモード電
圧:対大地間の電圧は、33Vr.m.s.以下、46.7Vピーク以下、
DC70V以下としてください。
・ 高温、低温、高湿度、低湿度にならない所
・ 硫化ガスなど腐食性ガスのない所
・ 粉じん、油煙などの少ない所
・ 直射日光および風雨の当たらないように適切な処理のされた所
・ 機械的振動、衝撃の少ない所
・ 高圧線の下、溶接機の近くおよび電気的ノイズの発生源の近くで
ない所
・ ボイラなどのような高圧点火装置から15m以上離れた所
・ 電磁界の影響の少ない所
・ 可燃性の液体や蒸気のない所
■ 取付方法
・ 取り付け角度は水平位置から、後下がり10度以内、後上がり10度
以内としてください。
・ パネルは板厚9mm以下で剛性のあるものをご使用ください。
■ 外形寸法
取扱い上の注意
● パネル穴あけ図
取扱い上の注意
本器を操作される方の手が届く範囲内に、この製品の主電源遮断用のス
イッチを必ず設けてください。
また、本器の電源配線には遅動タイプ(T)の定格電流0.5A、定格電圧
250Vのヒューズを設けてください。(IEC127)
本器側面の端子配列ラベルで使用している記号の意味は下表のとおりです。
取扱い上の注意
●結線
● 正方向結線と逆方向結線
本器とモータ間の結線には、次のように正方向結線と逆方向結線の
2種類あります。
正方向結線とは、本器の出力が増加すると、
モータ
は時計方向(CW,
)に回転することです。
冷却制御など、制御内容により、モータを逆に回転させたいときは
二つの方法があります。
・ 結線はそのままで、本器の制御動作方向の切り替え機能で切り
替える方法
・ 逆方向結線として結線を入れ替える方法
です。
本器は、制御動作方向(正 /逆)の切り替えができます。モータとの
結線が正方向にしてあれば、どちらの制御でも考え方が単純化され、
トラブル時の対応も簡単です。
したがって、できるだけ正方向結線を行うようお勧めします。
CW : ClockWise(時計方向, )
CCW : CounterClockWise(反時計方向, )
取扱い上の注意
● 入出力間アイソレーション
実線で囲まれたものは他の信号と絶縁されています。
CP-UM-5376JE
モータドライバ直流/位置比例変換器
RN748
取扱説明書
使用上の制限について
確認してください
安全上の注意
警告
取り扱いを誤った場合に、使用者が死亡ま
たは重傷を負う危険の状態が生じることが
想定される場合。
注意
取り扱いを誤った場合に、使用者が軽傷を
負うか、または物的損害のみが発生する危
険の状態か生じることが想定される場合。
設 置
キー操作の際には先のとがったもの(シャープペンシルの先や針な
ど)で押さないでください。故障の原因となります。
本器は、仕様に記載された使用条件(温度、湿度、電圧、振動、衝撃、取
り付け方向、雰囲気など)の範囲内で使用してください。
火災・故障の恐れがあります。
本器の通風穴をふさがないでください。
火災・故障の恐れがあります。
本器への結線は定められた基準に従い、指定された電源、および施
工方法で正しく配線してください。
火災・感電・故障の恐れがあります。
本器ケース内部に線くず、切り粉、水などが入らないようにしてく
ださい。火災・故障の恐れがあります。
端子ねじは仕様に記載されたトルクで確実に締め付けてください。
締め付けが不完全だと感電・火災の恐れがあります。
本器の未使用端子を中継端子として使用しないでください。
感電・火災・故障の恐れがあります。
本器の結線後は端子カバーを取り付けることをお勧めします。
感電の恐れがあります。(本器は別売品の端子カバーを用意しています)
本器のリレーは仕様に記載された寿命の範囲内で使用してください。
そのまま、使い続けると火災、故障の恐れがあります。
雷サージの恐れのある場合は、当社製サージノンを使用してください。
火災・故障の恐れがあります。
注意