トラブルシューティング 91
トラブルシューティング
本項では、
Enterprise Linux 
および
 Oracle 
ソフトウェアの導入と使用に
あたって発生する可能性のある問題と推奨する対処方法を示します。
パフォーマンスと安定性
Enterprise Linux のパフォーマンスが低下して、不安定になってい
る。スワップスペースの過剰使用
Oracle SGA
(
System Global Area
)が推奨サイズを超えていると、
Enterprise Linux 
のパフォーマンスが低下します。
 
どんな場合も
 SGA 
サイ
ズがシステム
 RAM 
合計容量の
 65 
パーセントを超えることがないように
してください。
SGA 
サイズを小さくするには、次の手順を実行します。
コマンドプロンプトから
 
free
 
と入力して、
RAM 
の合計容量を確認し、
Oracle 
パラメータファイル内の
 
db_cache_size
 
と
 
shared_pool_size 
の両パラメータを上記に従って変更します。
Oracle アラートファイル内にインタフェースタイプ不明の警告が
ある。システムパフォーマンスの低下
この問題は、パブリックインタフェースがクラスタ通信(プライベートイ
ンタフェース)に設定されている場合に発生します。
1 
つのノードで以下の手順を実行して、クラスタ通信にプライベートイン
タフェースの使用を強制します。
a
oracle
 
としてログインします。
b
コマンドプロンプトで
 
sqlplus "/ as sysdba"
 
と入力しま
す。
SQL>
 
プロンプトが表示されます。
c SQL>
 
プロンプトで以下の各行を入力します。
alter system set cluster_interconnects=< プライ
ベート IP アドレス node1>’ scope=spfile sid=’
<SID1>’ alter system set cluster_interconnects 
=’< プライベート IP アドレス node2>’ scope=spfile 
sid=’<SID2>’