Red Sea MAX
®
NANO
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MAX®NANO G2のリアサンプでのろ過およ
び循環システムの概要
MAX®NANO G2のリアサンプは多段階のフィルターシステムとなってお
り、REEF-SPECプロテインスキマーと、活性炭、物理ろ過材で構成されて
います。
水槽内の水は総水量で1時間に約10-12回転分循環しながら、物理ろ過と化
学ろ過を通ります。同時にSPSに対応したスペックを持つプロテインスキ
マーが1時間に約3回転分のろ過処理を行います。
飼育槽からの水は、水面付近に滞留する有機物を直にリアサンプに送り込
む着脱式のサーフェススキマーに流れ込みます。
サーフェススキマーからの水はスキマー室に入る前にミクロンフィルター
バッグでろ過されます。フィルターバッグが定期的に十分清掃されておら
ず詰まった場合でも、水はバイパスを通るのでリアサンプの全体的な運転
に影響を与えません。
スキマー室を通った後の水は 強制的にREEF-SPECカーボンと気泡を取り除
くためのスポンジを通過しながら、リアサンプの底にある循環ポンプに向
かいます。ポンプはろ過処理された水をマルチダイレクション吐出口ノズ
ルから飼育槽に戻します。ポンプが稼働中の時は水槽の縁から約2.5㎝下に
水面が維持されます。
システムの水位を一定に保つためにMAX®NANO G2には1.5Lの淡水を貯
水ができる自動給水装置が取り付けられており、約2日分の水分の蒸発
を補完します。また、リアサンプは1L分の蒸発(塩分濃度は深刻なほ
ど上昇しない)が起きても十分に運転を継続できるようになっているの
で、MAX®NANO G2は季節によりますが、少なくても約3日間は給水なしで
も運転が可能です。
6.1 プロテインスキマー
MAX®NANO G2プロテインスキマー
は、スキマーボディとコレクション
カップ、スキマーポンプの3つのパー
ツで構成されています。
スキマーポンプの構造を理解するた
めに、各パーツを取り外してから組
み直すことをお勧めします。インペ
ラーカバーが正しい位置にあり、O
リングと共にしっかりと固定されて
いるかをお確かめください。ご使用
前にポンプと電源ケーブルに損傷が
無いことを確認してください。
スキマー部位名
a. スキムアジャスター
b. ベンチュリーインレット
c. エアーチューブ
d. スモールエアーチューブ
スキマー取り付け手順は下記の通りです:
1. スキムアジャスターを一番低い位置にセットしてください。
2. スキマーポンプのベンチュリーインレットに接続されているエアーチ
ューブをサイレンサーに接続してください。
3. スモールエアーチューブをサイレンサーのインレットに接続してくだ
さい。
4. オプションでスキマー用のエアーバルブが付属しています。初期段階
ではエアーバルブを使用する必要がありません。取扱説明書に後述さ
れているような必要な時のみに使用します。
NANO G2 skimmer
b
a