Red Sea MAX
®
NANO
110110
15 トラブルシューティング
Q. 新しくセットした水槽でスキマーがスキミングをしていないように見
えます。
A. 飼育水の塩分濃度が適正範囲内であるかお確かめください。スキマー
が新品の場合、もしくは掃除をした直後の場合は、水で再度洗い流し
サンプに戻してください。数日中にスキミングを開始するでしょう。
スキマーは水の濃度や生産過程中に付着したプラスチック製の残留化
学物質に反応します。こういった残留物はアクアリウムには安全なも
のですが、スキマーの能力を数日間低下させます。また、海水中にタ
ンパク質が含まれている時にだけ、スキマーが機能します。それらの
タンパク質が気泡の表面に付着し、構造的に硬くなることでスキマー
ネックに押し上げられコレクションカップに入ります。
Q. 新しいプロテインスキマーがゆるく水分の多い泡を大量に生成してい
ます(オーバースキミング)。
A. 水分の多いゆるい泡が過剰に生成される場合(オーバースキミングと
も呼ばれます)、スキマーで除去する必要がある化学物質の存在を示
しています。安定した泡が生成されるまで、スキマーアジャスターの
位置を下げてネック内の水位を下げ、エアーバルブを取り付けて空気
の流入量を制限します。スキマーが全ての化学物質を除去するには数
日間は必要です。
Q. スキマーが泡を生成しない。または、すごく乾いた泡がネック部分に
蓄積します。
A. 新規立ち上げ期間では生体から排泄物が少なく、有機物も極わずかな
ので泡の生成には不十分です。もし、マックスに生体がたくさん入っ
ている場合、必要に応じてスキマーアジャスターの高さを上げ、エア
ーバルブを開けてください。リアサンプの水位をチェックし、最適な
水位まで上げてください。もし、それでも少しの泡しか得られない場
合、エアーホースもしくはスキマーの吸水口に詰りが無いか検査して
ください。
もし、それでも少しの泡しか得られない場合、エアーホースもしくは
スキマーの吸水口に詰りが無いか検査してください。
Q. 新しいスキマーではなく、給餌または添加剤の投与後にオーバースキ
ミングを起こします。
A. 前述の12章をご参照ください
Q. 本水槽内の水位が高すぎる。
A. サーフェススキマーのスリットにコケや貝殻などの詰まりが無いかチ
ェックします。スリット部分を取り外し、清掃してください。
Q. ポンプが作動しない、または機械的なノイズを発しています。
A. 前述の説明を参考にメンテナンスを行ってください。
Q. 循環ポンプが細かい気泡を水槽内に放出します。
A. リアサンプ内にある全ての区画の水位が適正になるように、蒸発した
水分を淡水で補充します。サーフェススキマーまたはフィルタース
ポンジに詰まりが無いかチェックし、循環ポンプ全体が完全に水没
していることを確かめてください。
海水水槽での少量の細かい気泡の存在は普通であり想定内の現象で
す。強力なスキミングを用いることは良い水質の秘訣です。有機物
の汚れを分解される前に取り除き、高い酸化還元値を維持します。
スキマー内では水に空気が過飽和な状態となります( 同条件の温度
と気圧で通常より多くのガスが水中に溶けます)。スキマーを通過
し過飽和状態にされた水は弛緩し、過分のガスを細かい気泡の形状
にして放出します。マックスCシリーズの循環ポンプは底面付近に配
置されており、フィルタースポンジにより気泡がポンプの給水口に
吸い込まれないように設計されていますが、スポンジ内に蓄積され