100
ZCDR8850HCE Rev. D (01/16)
過負荷
何らかの理由で、スイッチまたはバッテリが過剰加
温となり、工具に過負荷がかかると、内部電子回
路が作動し工具が停止します。これは工具の過熱
を防ぐための安全機能です。トリガを解放すると
操作が再開されます。
ユーザに対する安全機能として、また工具/バッテ
リを長持ちさせるため、次の条件下で電子部品が
一時的にシャットダウンすることが あります。
— バッテリの過 熱 - バッテリの4つのLEDライト
がすべて点滅します。これ はバッテリの内部
温度が高すぎることを示すもので、バッテリ
および工具を長持ちさせるため、動作が停
止します。各トリガを引いた後も、温度が許
容レベルに下がるまで、ライトは4分間点滅
を続けます。バッテリまたは工具の冷却を速
めるために、ファン 冷 却 を 使 用 することが で
きます。注:電子部品は、制限温度に達する
まで、バッテリからの最適性能/容量で動作
するように調整されています。この状況が発
生した場合、通常バッテリの充電が必要な
状態が近づいています。バッテリを充 電 器に
セットすると、充電器内部のファンが作動し
て冷却を開始し、温度が許容範囲になると
速やかに充電が開始されます。
— 工具の過熱-LEDが点滅します。継続的に過
負荷条件で工具を使用し続けると、スイッチ
の内部温度が制限値に達し、工具が一時的
に 使 用 できなくなります。工具を空冷させて
から操作を再開してください。
— 工具の電流制限を超えた場合 -トリガを押
した状態でLEDが点滅し、工具が動作を停
止します。継続的に過酷な条件で工具を使
用し続けると、電流制限値に達し、工具の電
源が遮断されることがあります。トリガを解
放すると、すぐに工具の操作を再開できま
す。
正逆切替スイッチ
正逆切替スイッチにより、チャックの回転方向を時
計回りあるいは反時計回りに設定します。
図10: 正逆切替スイッチ
A –
スイッチを押すと逆回転し、すなわち反
時計回りに回転します。
B –
スイッチを放すと正回転、または時計回
りに 回 転します。
チャックの回転方向を変更するには:
1. 必ず、ドリルが完全に停止し作動していないこと
を確認してください。
2. 正逆切替スイッチにより、チャックの回転方向を
決定します。工具を上図のように置いている場
合、スイッチの位置は次のようになります。
— 正( 上 B)、チャックは時計回りに回転し
ます。
— 逆(上A)、チャックは反時計回りに回転し
ます。
3. ツールを操作するには、スイッチを正逆いずれか
の位置設定する必要があります。スイッチをセン
ター位置に設定すると、スイッチはオフにロックさ
れます。
トリガ
トリガを押すとチャックが回転します。操作を行う
には、レバーを正逆いずれかの位置に設定する必
要があります。OFF位置にすると、トリガ をロックす
ることができます。トリガを OFFの位置にロックする
と、未使用時にドリルが偶発的に作動してしまう危
険性を防ぐことができます。レバーをセンター位置
に設定すると、トリガをロックすることができます。
工具を使用しない間は、トリガ をロックしてくだ
さい。