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フロントパネル
アクティブ・トーン・コントロール — シェルビング・タイプのバンド・
イコライザーです。
(ベース)— Hz〜Hzのレンジにおいて、低域のレスポンス
を±
dBの範囲で調節します。
(ミッド)— Hz〜kHzのレンジにおいて、中域のレスポンス
を±
dBの範囲で調節します。
(トレブル)— kHz〜kHzのレンジにおいて、高域のレスポ
ンスを±
dBの範囲で調節します。
(エフェクト・ブレンド)— エフェクト・ループ(ウェット)
の信号とアンプ内部(ドライ)の信号の比率を調節することにより、エ
フェクトのレベルを調節します。
EFX BLENDは、EFFECTS RETURN {Q}
端子にジャックが挿されている場合にのみ有効です。
(ベース・インテンシファイアー)— 低周波数
のブーストと、スムーズで高速なコンプレッションを組み合わせた、
SWR®独自のトーン回路です。指定したベースと低中域に対して、アン
プ回路をオーバードライブしてしまう副作用が生じることなく、ラディ
カルなブーストを可能とします。
BASS INTENSIFIERはサウンドのベース
・トーンの密度を調節します。楽曲内のヘビーなセクションで楽器をブ
ーストする用途や、サウンド全体の一部としてご使用いただけます。
(エンゲージ) BASS INTENSIFIERをON/OFFします。状
態は、
LEDにて示されます。
(カットオフ) BASS INTENSIFIERでブーストを施す周
波数レンジを調節します。反時計回りに回しきった状態では、約
Hz以下の周波数のみに影響を与えます。時計回りに回しきった
状態では、約
Hz以下の周波数に影響を与えます。
効果を確認する方法は次の通りです。 . MASTERボリュームを通常の
半分(あるいはそれ以下)にします。
. CUTOFFをHzに設定します。
. お好きな音程を繰り返しながら、CUTOFFをゆっくりと時計回りに回
します。ツマミを回すと、異なる周波数がブーストされ、より多くの周
波数が強調される分だけ音量が上がる効果が得られるのが確認できま
す。一概にどの設定が最善かといえるガイドラインはありません。様々
な設定で実験した上で、お好みの設定でご使用ください。
(ウェッジEQ)— アンプをチルト・バックで使用する際の
トーン回路です。キャビネットと床の接触面積の低減とツイーター・ホ
ーンの向きの変更による特性の変化を補正します。
(リミッター)— 信号のピークの強度を制御することにより
パワーアンプとスピーカーの破損を防ぐ回路です。安心して最大の音量
で演奏できるメリットをもたらします。
DEFEATを押すと、リミッターが
OFFになります。
(アクティブ)— リミッター回路がON の状態で、なお
かつ作動している際に点灯します。
(パワーアンプ・クリップ)— 信号が歪む原
因となる過大入力がパワーアンプに供給されていることを示しま
す。
プリアンプのクリップとは異なり、パワーアンプ・クリップは機材
に悪影響を与える可能性があります。
そのため、POWER AMP CLIP
LED
が頻繁に点滅する場合は、LIMITERをONにするか、MASTERボリ
ューム
{K}を下げるかの処置を取ってください。
(マスター・ボリューム)— 外部エフェクトを含む
全てのレベル調節の後の段階で、スピーカー及びヘッドフォンの出力音
量レベルを調節します。
DIRECT/LINE {U} が LINEに設定されている
場合、
MASTERボリュームは BALANCED OUTPUT {U} と UNBALANCED
LINE OUT {S}
の信号にも反映されます。NOTE: レコーディングなどで、
MASTERボリュームの設定が出力先の信号レベルに影響を与えない状
態にしたい場合は、
DIRECTを選択します。
電源スイッチ — 電源をON/OFFします。 状態はLEDに表示されます。