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Husqvarna 240i - Page 720

Husqvarna 240i
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つる
木の伐倒において最も重要な手順は、つるを適切に作る
ことです。正しいつるであれば伐倒方向をコントロール
でき、伐倒手順の安全を確保できます。
つるの太さは、木の直径の 10 %以上である必要があり
ます。
警告: つるが間違っているか細すぎると
は、伐倒方向をコントロールできません。
(図 87)
受け口を作るには
1. 受け口を作ります。受け口は木の直径の 1/4 に当た
る深さになるようにします。上切り口と下切り口の
角度は 45º になるようにします。
a) 最初に上切り口を作ります。製品の伐倒方向マ
ーク(A)と木の伐倒方向(B)を合わせます。
製品の後ろに立ち、木が右側に来るようにしま
す。引き切りで切断します。
b) 下切り口を作ります。下切り口の終端が上切り
口の終端と同じ位置になるようにします。 (図
88)
2. 受け口線が完全に水平で、伐倒方向に対して直角
(90°)であることを確認してください。受け口線
は、2 つの受け口が接触するポイントを通ります。
(図 89)
追いづる切りを行うには
追い口は、受け口の少し上に作る必要があります。
(図 90)
警告:
ガイドバー先端を使用して切断す
るときは注意してください。突っ込み切り
をするときは、ガイドバー先端の下部を使
用して切断を開始します。
(図 91)
1. 切断に使用できる長さが木の直径より長い場合は、
以下の手順(a-d)に従ってください。
a) 幹にまっすぐに突っ込み切りし、つるを完成さ
せます。 (図 92)
b) 幹の 1/3 が残るまで引き切りで切断します。
c) ガイドバーを 5~10 cm/2~4 インチ後方に引き
ます。
d) 幹の残りを切断して、5~10 cm/2~4 インチ幅
の後ろづるを完成させます。 (図 93)
2. 切断に使用できる長さが木の直径より短い場合は、
以下の手順(a-d)を実行します。
a) 幹にまっすぐに突っ込み切りします。突っ込み
切りは、木の直径の 3/5 に及ぶ必要がありま
す。
b) 引き切りで幹の残りの部分を切断します。 (図
94)
c) 木の反対側から幹にまっすぐに切り込み、つる
を完成させます。
d) 幹の 1/3 が残るまで押し切りすると、後ろづる
が完成します。 (図 95)
3. 切り口の真後ろからクサビを打ち込みます。 (図 96)
4. つるを切り落として、木を倒します。
注記 木が倒れない場合は、倒れるまでクサビを
打ち込みます。
5. 木が倒れ始めたら、退避路で、木から離れます。木
から 5 m/15 フィート以上離れてください。
引っかかった木を外すには
警告: 他の木に倒れかかった木を外す作
業は非常に危険で、事故の確率も高くなり
ます。危険ゾーンに入らないようにして、
他の木に倒れかかった木を倒そうとしない
でください。
(図 97)
次のいずれかのウィンチを使用すると最も安全です。
ウインチ付きトラクター
(図 98)
携帯ウインチ
(図 99)
張力のある木や枝の鋸断
1. 木や枝にどのように張力がかかっているかを調べま
す。
2. 張力最大点がどこにあるかを調べます。 (図 100)
3. 張力を解放する最も安全な手順を調べます。
注記
本製品ではなく、ウィンチを使用するほう
が安全な場合があります。
4. 張力が解放されたときに、木や枝が当たらない位置
に立ちます。 (図 101)
5. 張力を弱めるには、十分な深さの切り口を複数作る
必要があります。張力最大点の真上または近くを切
断します。張力最大点で木または枝を折ります。
(図 102)
警告
張力のある木や枝は、絶対に 1
度で切り倒そうとしないでください。
警告 張力のある木を切断するときは
十分注意してください。木を切断する前
後に木がすばやく動く危険があります。
不適切な位置にいる場合、または誤った
場所を切断した場合、重傷を負うおそれ
があります。
720 1951 - 001 - 23.09.2022

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