ボコーダーを演奏する
ボコーダーはマイクで声を入力し、鍵盤で和音などを弾
くことによって、楽器が喋っているような効果を得るの
がもっとも一般的な使い方です。また、人の声以外にも
リズム音やいろいろな波形を入力してもおもしろい効果
が得られます。
Note:
付属マイクを接続します(前述の「付属マイクを
接続する」参照)。
1.
ボコーダー・プログラムを選びます。
[BANKSELECT] ダイヤル
を回して、VOCODER
を選びます。
Note:
SYNTH/VOCODERLED の VOCODER 側
の LED が点灯することを確認してください。
2.
マイクに向かって声を出して音声を入力し、AUDIO
IN1 の LED が赤く点灯しないようにして、[VOLUME
1] ノブ
を MAX 側に回します。
3.
音声を入力しながら、鍵盤を弾きます。
発音する言葉を変えたり、押さえる和音を変えて、ボコー
ダー効果がかかった音を確認します。
Note:
効果が確認できないときは、AMP のLEVEL[1]、
または MIXER のOSC 1LEVEL[1] を調節してくだ
さい(→ microKORGS 取扱説明書の 34、37 ページ参
照 )。
4.
音声を入力しながら鍵盤を押してボコーダー効果
がかかった音を出力しているときに、[FORMANT
HOLD] キー
を押すと(FORMANTHOLDON
LEDが点灯)、ボコーダーによる音が保持されます。
鍵盤を弾くと、音声を入力しなくても [FORMANT
HOLD] キー
を押したときのボコーダー音が出ます。
この音はライトを実行することによって保存されます。
VOCODER バンクのいくつかのプログラムは、鍵盤を押
しただけで発音します。これらは FORMANTHOLD が
オンの状態で保存されたものです。
5.
パフォーマンス・エディットでサウンドを変化させま
す。
シンセ・プログラムと同じようにボコーダー・プログラ
ムでもサウンドを変化させることができます。
詳細は「microKORGS 取扱説明書」(PDF)をご覧く
ださい。
音作りをする
シンセ・プログラムは、さまざまなモジュレーションや、
エフェクトで自由度の高いサウンド作りが行えます。
ボコーダー・プログラムも音のキャラクターを変えたり、
各帯域ごとのレベルをエディットしたりすることで、オ
リジナリティーのあるサウンドを作ることができます。
エディットの詳細は「microKORGS 取扱説明書」(PDF)
をご覧ください。
1.
音作りをしたいパラメーターがあるセクションを、
[EDITSELECT1]、[EDITSELECT2] ダ イ ヤ ル
を回して選びます。
2.
エディットするパラメーターが割り当てられている
EDITCONTROLS[1] 〜 [5]
ノブを回して、値
を変更します。
各ノブの機能はリスト
に記載されており、左側がシ
ンセ・パラメーター、右側がボコーダー・プログラムです。
Tip:
値を細かくエディットしたいときは、[SHIFT] キー
を 押 し な が ら、OCTAVESHIFT の [UP] ま た は
[DOWN] キー
を押します。
3.
プログラムを保存します。
保存しないで他のプログラムを選択したり、電源を切る
とエディットした内容が消えてしまいます。
プログラムを保存する
プログラムを保存します。
1.
[WRITE] キー を押します。
ディスプレイに現在選択されているプログラム・ナンバー
が点滅します。
2.
保存先のプログラム・ナンバーを選択します。
PROGRAMSELECT の [BANK SIDE] キ ー
と
[BANKSELECT] ダイヤ ル
、そして PROGRAM
NUMBER キー
を使って、保存したいプログラム・
ナンバーを選びます。ディスプレイに保存先のナンバー
が表示されます。
キャンセルする場合は、点灯している [SHIFT] キー
を押してください。
Note:
工場出荷時には、初期化されたプログラムがサイ
ド d に入っていますので、保存先にサイド d を指定する
ことをおすすめします。
3.
もう一度 [WRITE] キー を押して、保存 ( ライト
を実行 ) します。
ディスプレイに
と表示されて、ライトが実行さ
れます。終了後、通常の状態に戻ります。
フェイバリット・ファンクション
お気に入りのプログラムを、8つまでPROGRAM
NUMBER キー
に登録し、すぐに呼び出すことがで
きます。ライブ・パフォーマンス等で便利な機能です。
フェイバリットを登録する
1.
登録するプログラム・ナンバーを選択します。
PROGRAMSELECT の [BANK SIDE] キ ー
と
[BANKSELECT] ダイヤ ル
、そして PROGRAM
NUMBER キー
を用いて、登録したいプログラム・
ナンバーを選びます。ディスプレイにプログラム・ナン
バーが表示されます。
2.
PROGRAMNUMBER キー を長押しします。
PROGRAMNUMBER キー
にプログラムが登録さ
れます。
Note:
登録されたプログラム・ナンバーは、電源オフ時
に保存されます。
フェイバリットを選択する
1.
[BANKSIDE] キー を長押しし、フェイバリット・
モードに入ります。
[BANKSIDE] キー
がオレンジ色に点滅し、プログ
ラム・ナンバーが全点灯します。
2.
PROGRAMNUMBER キー を押して、割り当
てられているフェイバリットを選択します。
3.
フェイバリット・モードを終了するときは、[BANK
SIDE] キー
を押してください。
Note:
[BANKSELECT] ダイヤル を回しても、フェ
イバリット・モードが終了します。