取扱説明書
オムロン製品をお買い上げいただきありがとう
ございます。
ご希望どおりの製品かお確かめいただき、この
取扱説明書をよくお読みになり、十分にご理解
の上、正しくご使用ください。
この取扱説明書は、いつでも参照できるよう大
切に保管ください。
形
K7L-AT50/K7L-U
4375510-7C
・端子番号を確認し、正しく配線してください。
・電源を逆に接続しないでください。
・UL/CSA規格認定条件として、DC電源は「Class2PowerSupply」をご使用ください。
●配線について
・取付は板厚1〜5mmのパネルに取り付けてください。
・DINレール取付の場合、DINレールは、ネジで緩みがないように取り付けてください。
ネジに緩みがありますと、振動・衝撃等でDINレール、製品本体、配線が外れる原因となります。
・ソケットのレール取り付けの場合、付属のレール取付用スライダを本体に取り付け、本体側のツメをレ
ールに引っ掛けてスライダに固定してください。
・ソケットをレールより商品本体を取り外す場合は、スライダの溝部にドライバを差し込み本体の外側に
スライダをずらしてください。
・DINレールへの漏液検出器本体の取り付けは確実に行ってください。
●取付けについて
●検出器の設定
・検出抵抗値は、検出対象となる液体の固有抵抗に合わせ、適切なレンジ設定をしてください。
(レンジ設定で指定外に設定した場合は、最大レンジになります)
設定方法は本体側面のラベルか、仕様の項目を参照してください。
・設定レンジの範囲で検出抵抗を設定(ADJUSTVR)出来ます。出荷時は最大に設定してあり、通常は
操作の必要はありません。
・0〜1MΩの範囲で検出抵抗を設定(ADJUSTVR)出来ます。出荷時は最大に設定してあり、通常は操
作の必要性がありません。
・ADJUSTは精密部品です。指定のトルク以上の力を加えないよう注意してください。
適正トルク
・回転トルク :9.81mN・mMax
・回転止強度 :29.4mN・mMin
・ADJUST設定
・形K7L-U
・形K7L-AT50
・漏液検出の検知は当社製漏液検知帯、漏液ポイントセンサをご使用ください。
当社製検知帯:形F03-15、形F03-16PE、形F03-16PT、形F03-16SF
当社製ポイントセンサ:形F03-16PS/-16PS-F
(検知帯、ポイントセンサのカタログにて使用上の注意も合わせてお読みください。)
●漏液検知帯/漏液ポイントセンサ
・当社製形P2RF-08又はP2RF-08-Eをご使用ください。
締め付けネジ適正トルク ・M3ネジ:0.78〜1.18N・m(8〜12kgf・cm)
ロックはカチッと音がするまで本体を差し込んでください。
●接続ソケット
・付属の形F03-20端子台をご使用ください。
・この端子台は漏液検出器本体からのケーブルと漏液検知帯/漏液ポイントセンサをワンタッチで接続す
る端子台です。
・端子台上面から、ドライバーを差し込みながら側面より被覆をむいた電線を差し込んでください。
(図参照ください)
また作業後は確実に電気的接続がされていることを十分確認ください。
・端子台の材質は66ナイロンです。薬液のかからない場所にビス(M3)にてしっかりと固定してくださ
い。
・取り付けネジ適正トルク ・M3ネジ:0.49N・m(5kgf・cm)
●接続端子台
・漏液検出器本体から漏液検知帯/漏液ポイントセンサまでの距離が長いときは、定められた電線で本体
から検知帯まで配線してご使用ください。
・ケーブルは必ず3芯を使用し、本体端子2、3、4に接続してください。また漏液検知帯/漏液ポイントセ
ンサ側は2-4又は3-4を接続ください。
・この商品はノイズ耐性には十分考慮していますが、監視したい場所が遠方に有る場合、ノイズなどの
影響を極力少なくするため、漏液検出器本体と検知帯/ポイントセンサは出来るだけ近くに設置し、電
源と出力を遠方に引き回すようにしてください。
●配線用ケーブル
使用上の注意
■仕様
電源電圧DC12〜24V
(許容電圧変動範囲DC10〜30V)
安全上の要点
安全上のご注意
注意
稀に感電の恐れがあります。
端子には触れないでください。
稀に感電の恐れがあります。
電源を入れた状態で分解したり、内部に
触ったりしないでください。
●警告表示の意味
●警告表示
1.環境上の要点
・使用周囲温度、使用周囲湿度、保管温度(輸送
時含む)については規定された定格範囲内でご
使用ください。
・湿気の多い場所や結露の起きやすいところ、屋
外、直射日光の当たるところでの保管(輸送時
含む)・ご使用は避けてください。
(高インピーダンスを検出するため高湿度での
ご使用は避けてください。)
・爆発性、可燃性の粉塵、可燃性のガス、引火性
の蒸気、腐食性のガス、過度の粉塵、塩水の飛
沫、油及び水滴にさらされるところでの保管(
輸送時含む)・ご使用は避けてください。
・
振動、衝撃の激しいところでの保管(輸送時含
む)・ご使用は避けてください。
・静電気や電界の影響を受けるところでのご使用
は避けてください。
・
強い高周波ノイズを発生する機器(高周波ウェ
ルダ、高周波ミシンなど)から離して取り付け
てください。
・誘導ノイズを防止するために、本体への配線は、
高電圧、大電流の動力線とは分離して配線して
ください。また、動力線との平行配線や同一配
線を避けて下さい。
・発熱機器(コイル、巻線を有する機器等)と近
接して取り付けないでください。
・この商品は「classA」(工業環境商品)です。住宅
環境でご利用されると、電波妨害の原因となる可
能性があります。その場合には電波妨害に対する
適切な対策が必要となります。
2.使用上の要点
・取り扱い及び保守は取扱説明書、カタログ本文
をよく理解してから行なってください。
・制御電源や入力等は仕様範囲内のものを使用し
てください。
・制御電源や入力等を供給する電源また配線用の
電線は適切な仕様のものをご使用ください。
配線用の電線は適切な仕様のものをご使用くだ
さい。[配線推奨ケーブル:完全絶縁処理を施
した0.75
mm
2
600VVCT3芯]
・出力端子に接続した負荷を短絡させないでくだ
さい。
・使用負荷は定格範囲内でご使用ください。
・ご使用前に用途、配線、使用電源等をもう一度
お確かめください。
・漏液検出後は電極部を拭き取ってください。
・電源を入れた状態で製品を抜き差ししないでく
ださい。
・分別廃棄される場合の分解は、怪我にご注意く
ださい。
・廃棄する場合は産業廃棄物として処理してくだ
さい。
・端子等の充電金属部には触らないでください。
・清掃時にはシンナー類を使用しないでください。
市販のアルコールを使用してください。
・
ケーブルをもってひっぱったりしないでください。
※漏液ポイントセンサ(形F03-16PS/-16PS-F)の
ご使用に際しては下記内容も合わせてご注意く
ださい。
・本体を固定する際は、M5ナットを使用するか、
指定の取付具(形F03-26PS)を使用してくだ
さい。
・M5ナットで固定する際は強く締めすぎないよ
うに注意してください。製品の変形、破壊の恐
れがあります。
推奨締め付けトルク:0.25N・m〜0.3N・m
注 意
正しい取り扱いをしなければ、この危
険のために、
時に軽傷・中程度の傷
害を負ったり、あるいは物的損害を
受ける恐れがあります。
■接続端子台外形図
234
23
29.1
23.1
3
3
4
3.2
3.2
25
2
1
3
234
5×3=15
2.5
3.5
3.5
17.5
5.8
17
5.8
TYPEF03-20
23±0.2
2-M3
取り付け穴加工寸法
■漏液検出器外形寸法図 ■接続ソケット外形寸法図
形P2RF-08-E
(別売となります)
12.8
28.8
46
16
4
85.5
以下
φ3.5穴
2
1.5
M3ネジ
11.5
61以下
35.5
39.5
φ3
2
48以下
84以下
(DINレール高さ含む)
■外部接続ブロック図
※UL/CSA規格認定条件として、DC電源は"Class2PowerSupply"をご使用ください。
234
423
5
6
7
8
4
3
2
1
形K7L-AT50/K7L-U
DC12〜24V
信号送出
OUT+
OUTー
MaxDC30V100mA
オープンコレクタ出力
レベル入力1
レベル入力2
+
−
市販・配線用ケーブル
(0.2mm
2
以上)
接続端子台
形F03-20
形F03-16PE
漏液検知帯
※
接続端子台
形F03-20
234
423
7
8
4
3
2
1
形K7L-AT50/K7L-U
DC12〜24V
信号送出
OUT+ オープンコレクタ出力
OUT−Max.DC30V100mA
レベル入力1
レベル入力2
+
−
漏液ポイントセンサ
形F03-16PS
市販・配線用ケーブル
(0.2mm
2
以上)
5
6
※
5
6
7
8
4
4 4
3
3 3
2
2 2
1
形K7L-AT50/K7L-U
DC12〜24V
信号送出
OUT+
OUTー
MaxDC30V100mA
オープンコレクタ出力
レベル入力1
レベル入力2
+
−
市販・配線用ケーブル
(0.2mm
2
以上)
形F03-16PS
漏液ポイントセンサ
形F03-16PS
漏液ポイントセンサ
形F03-16PE
漏液検知帯
接続端子台
形F03-20
形K7L-AT50:トータル60m以下(但し、検知帯は10mまで)
形K7L-U:トータル400m以下
4 4
3 3
2 2
4 4
3 3
2 2
※
・K7L-AT50
0〜50MΩ可変
レンジ0:0〜250KΩ
レンジ1:0〜600KΩ
レンジ2:0〜5MΩ
レンジ3:0〜50MΩ
*各レンジの設定は本体側面にある
DIPSW(左よりSW1〜3)を操作し
て下さい。
*対応する数字のSWを1個だけ上に設
定してください。(レンジ0はSWを
すべて下向きとします)
*本体正面のADJUSTは設定範囲内で
検出抵抗値を設定できます。
出荷時は最大に設定してあります。
(通常は最大でご使用ください)
各レンジとも検出は0Ωより出来ます。
応答時間漏液動作・復帰 800ms以下
復帰抵抗動作抵抗値の105%以上
絶縁抵抗測定箇所 ケースと充電部
DC100Vメガで10MΩ
耐電圧 測定箇所 ケースと充電部
AC1000V 50/60Hz1分間
耐振動
耐衝撃
10〜150Hz片振幅0.1mm加速度15m/s
2
X,Y,Z各方向:8min×10回掃引
150m/s
2
、3軸6方向各3回
出力仕様オープンコレクタ(NPN) Max.30VDC,
100mA
*本体側面のDIPSW4(右端)を下に設
定する事で、検出時ON
本体側面のDIPSW4(右端)を上に設
定する事で、検出時OFF
使用周囲
温度
使用周囲
湿度
-10℃〜+55℃
45%〜85%RH
付属品 接続端子台形F03-201個
(配線ケーブルと検知帯/ポイントセンサ
間接続用)
ADJUST設定用豆ドライバー1本
(漏液検知帯、漏液ポイントセンサ、配
線ケーブル、ソケットは別途ご購入くだ
さい)
・K7L-AT50
配線用ケーブル:50m以下
漏液検知帯 :10m以下
総和60m以下であれば、何個でも並列
接続可能です。
・K7L-U
配線ケーブル
漏液検知帯
総和400m以下であれば、何個でも並
列接続可能です。
可能配線
距離
*配線用ケーブルは、0.75mm
2
600V
VCT3芯
漏液検知帯/ポイントセンサは当社指定
品を使用し、完全絶縁処理を施した場
合の値です。
(0.2mm
2
も使用可能です)
総和400m以下
}
・K7L-U
0〜1MΩ可変
*本体正面のADJUSTは設定範囲内で
検出抵抗値を設定できます。
出荷時は最大に設定してあります。
(通常は最大でご使用ください)
動作抵抗
通電時 PWLED(緑)点灯
漏液検出時 OUTLED(赤)点灯
表示
漏液検出器
ご承諾事項
当社商品は、一般工業製品向けの汎用品として設
計製造されています。従いまして、次に掲げる用途
での使用を意図しておらず、お客様が当社商品を
これらの用途に使用される際には、当社は当社商
品に対して一切保証をいたしません。ただし、次に
掲げる用途であっても当社の意図した特別な商品
用途の場合や特別の合意がある場合は除きます。
(a)高い安全性が必要とされる用途( 例:原 子 力 制
御設備、燃焼設備、航 空・宇 宙 設 備 、鉄道設備、
昇降設備、娯楽設備、医用機器、安全装置、その
他生命・身体に危険が及びうる用途)
(b)高い信頼性が必要な用途(例:ガ ス・水 道・電 気
等の供給システム、24時間連続運転システム、
決済システムほか権利・財産を取扱う用途など)
(c)厳しい条件または環境での用途( 例:屋 外 に 設
置する設備、化学的汚染を被る設備、電磁的妨
害を被る設備、振動・衝撃を受ける設備など)
(d)カタログ等に記載のない条件や環境での用途
*(a)から(d)に記載されている他、本カタログ等記載の商品は自動車
(二輪車含む。以下同じ)向けではありません。自動車に搭載する用
途には利用しないで下さい。自動車搭載用商品については当社営
業担当者にご相談ください。
*上記は適合用途の条件の一部です。当社のベスト、総合カタログ、
データシート等最新版のカタログ、マニュアルに記載の保証・免責
事項の内容をよく読んでご使用ください。