左エンコーダノブは、変更する周波数の選択を調節し、右エンコーダノブは、ゲイン、+/- 12 dB を選択し
ます。左エンコーダノブはまた、全体の GEQ のゲイン調節を行う左端のスライダを選択します。"ライブ"
ボタンを選択すると、設定を保存または呼び出すことができます。
ディレイ: 左から3番目のボックスを強調表示して "ディレイ" を選択し、"エディット" ノブを押し下げて
目的のディレイの量を調節します。"ライブ" ボタンを選択して、現在の調節内容をライブラリに保存する
か、ライブラリからロードすることができます。ディレイは、リモートスピーカーが通常のメインスピーカ
ーから離れた場所にセットされているときに最も頻繁に使用します。必要なディレイの ms の値は 距離(
フィート)プラス 20 ms に近くなります (メインから100フィート(約30メートル)離れたリモートスピーカ
ーに必要なディレイは約 120 ms になります)。これは通常 "デュアルモノ" 出力モードで行います。
このディレイは、"ステレオ" モードでディレイを追加してバックラインアンプとフロントのメインスピー
カーの距離を補正するとき便利です。これは、バックラインから来る最も大きい (ピーク) 音 (普通はスネ
アドラム) との関係で設定するのがベストでしょう。スネアドラムがステージフロントから12フィート(約
3.6 m)のとき、ハース効果を得るため、ディレイはまず約 12 ms プラス 10 - 30 ms から試してみます (し
たがって22から 42 ms の範囲または好みに応じて加減)。FOH メインスピーカーに合わせてバックライ
ンを調整することで、一種のフォーカスが生まれます。オーディエンスが聞く音は、PA からよりもバンド自
体から来るように感じます ... 効果的です。
リミッター: この機能を選択して、FX ミキサーの L/R 出力にリミッターを設定します。これは、ミキサーのク
リッピングおよび出力チェーンの他の部分をオーバードライブすることを防ぐのに役立ちます。"エディッ
ト" を押して出力リミッターのパラメータを調節します。ほとんどの場合、しきい値は最大 (+10 dB) に、モ
ードは "ソフトニー" に調整するといいでしょう。基準としては、アタック時間 50 ms、リリース時間 500 ms
ですが、必要に応じて調節してください。このリミッターを "聞いて" 有効と思える場合は、おそらくドライ
ブが強すぎるので、抑えたほうがいいでしょう。このリミッターの目的は "音を整形すること" ではありま
せん ("エフェクト" プロセッサの "コンプレッサ" 機能を使います )。必要に応じてライブラリに "セーブ"
またはそこから "ロード" できます。
デジタル I/O:
FX ミキサーのデジタル I/O セクションは、ユーティリティと USB 機能から成っています。
ユーティリティ
画面調整: ノブを回して画面のコントラストを
調節します。画面の色を反転させることもで
きます。"セーブ" ボタンを押して調節内容を
保存するか、"バック" で無視します。
セキュリティ設定の変更: エフェクト、出力、デ
ジタル I/O プリセットを変更できないように
するには、対応するチェックボックスを選択
します。ボックスがチェックされると、その設
定を変更するにはパスワードが必要になり
ます。
パスワードの変更: パスワードは、左エンコー
ダノブを回し、4つのプレースホールダそれぞ
れに文字を選択して設定できます。文字を選択した後、"enter" ボタンを押して選択内容を確認します。
これにより、上の "セキュリティ設定" で選択された設定を変更するにはこのパスワードが必要になりま
す。このパスワードは、出荷時設定のリセットを行うためにも必要です。
出荷時設定の復元: すべてのパラメータを出荷時設定にリセットし、ユーザのプリセットやパスワードを
消去します。
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