注 意
火傷。試料セルは高温になります。断熱素材 (グローブ、指サ
ックなど) を装着してください。80 °C を超える試料セルは
取り外さないでください。また、80 °C を超える試料セルは測
定器に入れないでください。
注 意
化学的な危険性。試料セルが壊れた場合は、液体が肌に触れな
いようにしてください。必要に応じてドラフトを使用して、化
学物質の蒸気を除去してください。
注 意
化学物質による人体被害の危険。化学物質および廃液は、地
域、県、または国の環境規制に従って廃棄してください。
告 知
試料セルおよび装置の損傷を防ぐために、加熱ブロックの開口部を乾い
た状態に保ってください。試料セルの外側は完全に乾かしてください。
告 知
装置の損傷を防ぐために、液体がこぼれた場合、または試料セルが壊れ
た場合は、即座に電源を切り、装置を洗浄してください。装置の清掃
57 ページ を参照してください。
告 知
保護カバーの通気口をふさがないでください。装置および試料セルが
過度に高温になり、測定の精度が低下するおそれがあります。
1. 分析手順で指定されているとおりに、テスト試料セルを用意します。
2. 試料セルをキャップで密閉します。
3. 試料セルの外側を完全に乾かします。
4. 装置の電源をオンにして、保護カバーを開けます。前回選択した温度
プログラムがディスプレイに表示されます。
5. 開口部が 20 mm の加熱ブロックで 16 mm のチューブを使用する場
合は、開口部に縮小アダプタを入れます。
6. キーを使用して適切な温度プログラム (必要な場合は分解時間も) を
選択し、[Start (開始)] を押します。保存済みプログラム 56 ページ
を参照してください。加熱ブロックが 2 つある場合は、加熱ブロック
ごとに別々の温度プログラムが選択されます。
注
:
プログラムを停止するには、プログラムの下のキーを
2
回押します。
7. 加熱ブロックが、選択した温度に達したら (ビープ音が 2 回鳴りま
す)、適切な加熱ブロックにテスト試料セルを入れ、保護カバーを閉
じます。
8. [Start (開始)] を押して、プログラムを開始します。
時間が 0 になるまでカウントダウンされます。分解プログラムが完
了すると、ビープ音が 3 回鳴り、ヒーターがオフになります。
6.2
保存済みプログラム
表 3 に、保存済みの温度プログラムの説明を示します。
表 3 保存済みプログラム
プログラム 解説
COD
試料セルの温度を 120 分間、150 °C まで上げます。冷却
段階で、試料セルが 120 °C になると、ビープ音が 4 回鳴
ります。試料セルを取り外し、逆さにする作業を数回行っ
てから、ラックで温度を下げます。
TOC
試料セルの温度を 120 分間、105 °C まで上げます。TOC
温度プログラムは、すべての Hach TOC 試料セル・テス
トに使用できます。
100 °C
試料セルの温度を 30、60、または 120 分間、100 °C まで
上げます。例えば、「100 °C、60 分」の温度プログラム
は、以下の目的で使用します。
• 金属準備セットを使用した試料の温浸
• リン酸塩およびクロムの特定
• 重金属の温浸
105 °C
試料セルの温度を 30、60、または 120 分間、105 °C まで
上げます。
56
日本語