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溶液温度コントローラーでの温度制御について
溶液の温度制御を行うには、ETS-D5 または PT 1000.60 を本機に
接続する事が好ましい方法です。外部温度センサー使用した状
態で温度設定を行えば、ごくわずかな温度変動で設定温度に到
達するよう加熱制御が行われます。
“MAX-TEMP”機能(最高限界温度)を設定することにより温度制
御における安全性を確実なものにします。不慮の要因(制御盤の
不良など)で最高限界温度値を超えた場合、別回路で加熱機能
を切る設 計です。
撹拌機能は設定した回転数で撹拌し続けます。
ETS-D5、付属温度センサーの接続口(A6ピ ン ジ ャ ッ ク )は 、本 機
の後側にあります。接続口(3ピン、5ピン)を通して試料温度を本
体にフィードバックします。
他メーカー温度センサー接続の安全性
DIN12878 クラス2 に準拠した安全性。他メーカー温度センサ
ー接続を使用して、試料温度を計測する場合、以下の機能に
ご留意下さい。
安全機能:
もし、他メーカー温度センサーがきっちりと接続されていない
場合、温度測定機能や加熱機能は遮断されます。
安全回路無視での他メーカー温度センサー接続
DIN12878 クラス0 に準拠した安全性。他メーカー温度センサ
ーが接続口(3ピン、5ピン)に接続されている場合、加熱機能
が作動します。
2 ワイヤーケーブルの場合:
本機後ろにある、接続口(3ピン、5ピ ン )接 続 。
3 ワイヤーケーブルの場合:
3ワイヤーケーブル使用時は別途、専用アクセサリーが必要で
す。
設定
接続する機器設定(例えば、溶液温度コントローラーETS-D5)
の詳細については、各機器の取扱説明書をご参考下さい。
ETS-D5を通して温度調節が可能です。ETS-D5を接続すれば、
溶液温度、アルミブロック温度を設定した温度にコントロールし
ます。天板温度はスターラーの温度調節ノブを回し、加熱させて
下さい。ETS-D5を接続したスターラーの温度設定ノブは必要な
温度の2倍、または最大にして下さい。(例:溶媒を60℃にした
い場合はスターラーの温度設定は120℃または最大)もしも、
スターラーの設定温度と、ETS-D5の設定温度が同じ場合は希
望の溶媒温度には達しません。
スターラーの安全限界温度は、同梱されているスクリュードラ
イバーで調整下さい。