1615
ボタン1〜16の点灯時は、それらのボタンを押すことで現在のモーション・
シーケンスのレーンの各ステップを選択できます。
各レーンは最長64ステップまで設定できます。ボタンは16個なので、全64
ステップはA1〜A16、B1〜B16、C1〜C16、D1〜D16というように4つのバンク
に分けて選択等ができます。バンクを選択するときは、SHIFTボタンまたは
SEQSTEPSボタンを押しながら、ボタン1/2/3/4(A/B/C/D)を押してバンクを
選択します。ボタン1〜16が点滅しますので、1つのボタンを押すとそのス
テップが選択されます。
TIMING: TIMINGレーンは、各ステップの長さをコントロールします。ステッ
プの長さはテンポ同期のオン、オフによる音価や実時間になります。初期設
定は16分音符ですが、それ以外に設定して複雑なリズムやタイミングのシー
ケンスにすることもできます。
SHAPE: TIMINGレーンの各ステップ内のカーブを作ります。このカーブは
Pitchレーンやその他のステップ・シーケンサーのレーンで使用できます(Use
Shapeパラメーターの設定)。
NOTE ADVANCE: オンの場合、鍵盤を弾くたびにスタート・ステップが1つずつ
増加します。これはアルペジエーターと一緒に使用してみてください。
RANDOM ORDER: オンのときは、ループを繰り返すたびに、毎回異なる順序で
ステップが演奏されます。
レコーディング
ノブの動きをシーケンス・レーンにレコーディングするには、RECボタンを押
し、ボタン13〜16でレーン(SEQ LANES A〜D)を選択し、ディスプレイに表示
される指示に従って操作します。1つのレーンにレコーディングできるのは
1つのノブだけです。
ピッチのシーケンスをレコーディングする場合は、RECボタンを押し、ボタ
ン11(Pitchレーン)を選択し、ディスプレイに表示される指示に従って操作
します。ピッチのレコーディングはリアルタイム・レコーディングではなく、
ステップ・レコーディングですので注意してください。
エディター /ライブラリアン
modwave エディター/ライブラリアンでは、音色データのエディットや管理
ができるMac、Windows用ソフトウェアで、modwave moduleとパソコン間で
音色データのやり取りが行えます。また、オリジナルのウェーブテーブルのイ
ンポートも行えます。詳しくは、コルグ・ウェブサイト(www.korg.com)から
エディター/ライブラリアンとそのドキュメントをダウンロードしてください。
サウンドの 保 存
パフォーマンスは、2つのレイヤーを持ち、サウンドの選択、エディット、そして
保存の中心となる単位です。プログラム、モーション・シーケンスとモーショ
ン・シーケンス・レーン、Kaoss Physicsプリセットは個別に保存できますが、パ
フォーマンスのデータに含まれているため、別途保存しなくても構いません。
同様に、パフォーマンスの中にこれらのデータ・タイプのいずれかをロードす
ると、そのパフォーマンスの中にそのデータのコピーが作成されます。どの
ようなエディットでも、それはローカルのパフォーマンスのみに影響し、オリ
ジナル・データには影響しません。これにより、他のサウンドへの影響を気に
せずに自由にエディットができます。パフォーマンスのエディット後に保存
済みのバージョンと比較するときは、ENTERボタンを押しながらWRITEボタン
を押します。サウンドの保存方法は以下のとおりです。
1.
WRITEボタンを押します。Writeページが表示されます。Typeに、ライトする
データ・タイプが表示されます。初期設定では、“Performance”となってい
ます。別のデータ・タイプを選択する場合は、WRITEボタンを押しながら
LAYERS A/B、またはSEQ STEPS等のボタンを押すか、ディスプレイからデー
タ・タ イ プ を 選 択 し ま す 。
2.
名前を変更する場合は、Nameにカーソルを合わせてENTERボタンを押しま
す。これでテキスト・エディット・ページに入ります。 < 、 > ボタンでカーソル
を移動させ、選択した文字をVALUEノブで変更します。文字セットを変更す
るときはSHIFTボタンを押します。変更し終わったらENTERボタンを押します。
3.
既存のサウンドに上書きする場合は、WRITEボタンを押します。Nameを変
更しても、コピーが自動的に作成されないので注意してください。既存のサ
ウンドを変更せずに新しいコピーを作成する(save new)場合は、SHIFTボタ
ンを押しながらWRITEボタンを押します。どちらの場合も、確定する場合は
ENTERボタンを押し、キャンセルする場合はSHIFTボタンを押しながらENTER
ボタンを押します。
ファクトリー・サウンドはライト・プロテクトがかかっている場合があります。
その場合は、“save new”で保存します。
データの保存が終了するまで、絶対に電源をオフにしないでください。
内部データが破損する恐れがあります。
Ja
電 源 の オ ン 、オ フ
電 源をオンにする
modwave moduleとパワード・モニター・スピーカーなどの外部出力機器の
電源がオフになっていることを確認し、すべての機器の音量を最小にします。
1.
フロント・パネルの電源スイッチを長押しし、ディスプレイに
“modwave module”と表示されたら電源スイッチから手を離します。
2.
外部機器の電源をオンにします。外部機器の音量を上げ、
modwave moduleのVOLUMEノブで音量を調節します。
電 源をオフにする
1.
パワード・モニター・スピーカーなどの外部機器の音量を下げ、電源をオフに
します。
2.
modwave moduleの電源スイッチを、ディスプレイの表示が消えるまで長
押しします。
電源をオフにした後、再度オンにする場合は、約10秒間待ってからに
してください。
オート・パワー・オフ機能
modwave moduleにはオート・パワー・オフ機能があり、フロント・パネルや
MIDI入力をしない状態が約4時間経過すると、自動的に電源がオフになりま
す。工場出荷時はオート・パワー・オフ機能が有効になっています。
オート・パワー・オフ機能は、以下の手順で無効にすることができます。
1.
UTILITYボタンを押し、その後Preferencesページがディスプレイに表示され
るまでSHIFTボタンを押しながら > (PAGE+)ボタンを押します。
2.
VALUEノブで、Auto Power-OをDisabledに設定します。
演奏するサウンドを 選ぶ
1.
PERFORMボタンを押し、必要な場合はもう一度押します。
このボタンを2回押すことで、どこからでも、選択したパフォーマンス名
が
表示されたメインのPerformanceページに戻れます。
2.
VALUEノブを回すかENTERボタンを押します。
Performance Selectのポップアップ画面にサウンド・リストが表示されます。
3.
VALUEノブ、または < 、 > ボタンを操作してパフォーマンスを選択します。
ENTERボタンを押しながら < または > ボタンを押すと、5つずつスキップし
ま す 。リストを スクロー ルし な がらサウンドを 鳴らすことが で きま す 。
4.
Performance Selectのポップアップ画面で、ボタン2(BASS)〜16(USER)の
いず れかを押すと、そのカテゴリーのサウンドのみが表 示されます。ボタン1
(ALL)を押すと、すべてのサウンドが表示されます。
フロント・パネル上のカテゴリー名は、パフォーマンス、プログラム、マ
ルチサンプルで適用されます。その他のデータ・タイプ(ウェーブテー
ブル、モーション・シーケンスなど)では、ボタン2〜16でカテゴリー・リ
ストの最初の15タイプを選択できます。
5.
好みのサウンドを選択し、ENTERボタンをもう一度押します(キャンセルする
ときはSHIFTボタンを押しながらE NT ERボタンを押します)
カテゴリーからパフォーマンスを選択するには、以下のように操作します。
1.
Performance Selectの ポップアップ 画 面で、SHIFTボタンを 押しな がら
PERFORMボタンを押します。
2.
カテゴリーを選択し、E NT ER ボタンを押します。
このとき、画面の表示はPerformance Selectのポップアップ画面に戻り、
選
択したカテゴリーのサウンドのみが表示されます。
ボタン1~16で演奏する
フロント・パネルのボタン1〜16を使って、鍵盤の代わりにして演奏できます。
1.
SHIFTボタンを押しな がらW SEQ STEPSボタンを押します。
Note Triggerペー
ジが表示されます。ボタン1〜13の点灯で、白鍵と黒鍵を表わします。
2.
ボタン1〜13でノートを鳴らし、ボタン15、16でオクターブを上下に移動しま
す。パラメーターを編 集したり、他 のペ ージに移 動したりしても、白鍵と黒鍵
の 点 灯 は 変 わりま せ ん 。
3.
Note Triggerをキャンセルするには、SET LISTまたはWSEQ STEPSを押します。
セ ット・リ ス ト
ギグやプロジェクトごとに、パフォーマンスをセット・リストに並べたり、グ
ループ化したりできます。1つのセット・リストには、MIDIプログラム・チェンジ・
メッセージ0〜63に対応する64のスロットがあり、A〜Dの4バンクに分割、配置
されています。なおセット・リストにはパフォーマンスがコピーされているの
では無く、データベースに保存されているパフォーマンスを参照しています。
を動かしてボールを凹凸をシュミレートした壁面に「投げ」て跳ね返すことで、
X/Y各軸のモジュレーションにすることができます。壁面は、ピンボールのよ
うにボールの勢いを付けることも、勢いを吸収させることもでき、往年のアー
ケード・ゲームのようにボールが当たると壁面を消すこともできます。各環境
はプリセットを選択できるほか、オリジナル環境も作成できます。また、環境
の各要素にリアルタイムでモジュレーションをかけることもできます。
モジュレ ーションを 使 用 する
フロント・パネルの大部分のコントローラーとディスプレイのパラメーター
に、モジュレーションをかけることができます。新たにモジュレーション・
ルーティングを追加するには、以下のように操作します。
1.
ディスプレ イ上 で、モジュレ ーション を か ける パラメーター( ディスティネ ー
ション)を選択します(ノブにモジュレーションをかける場合は、この手順
をスキップできます)。
2.
MODボタンを押しながら > ボタンを押します。Add New Modulationのポッ
プアップ画面が表示されます。
3.
モジュレーション・ディスティネーションを選びます。フロント・パネルのコン
トローラー(CUTOFFなど)を選ぶときは、直接ノブやボタンを操作し、手順4
に進みます。手順1で選んだパラメーターをディスティネーションにすると
きはENTERボタンを押します。
4.
モジュレーション・ソースを選択します。MOD KNOBSやLFO、エンベロープ、
ステップ・シーケンサーA〜Dなどを選ぶときは、直接ノブやボタンを操作し
ます。ベロシティやMIDIイベントを選ぶときは、鍵盤を弾いたりMIDI CC
を送信したりします。ディスプレイのリストから選択するときは、ENTER
ボタンを押してからモジュレーション・ソースを選びます。
5.
ENTERボタンを押し、モジュレーション・ルーティングを作成します。キャン
セルする場合はSHIFTボタンを押しながらENTERボタンを押します。
6.
Modsページに、作成したルーティングが表示されます。必要に応じてIntensity
を設定します。Int Mod Sourceで効果の強さを調整することも可能です。
モジュレ ーション の 表 示とエディット
1.
MOD ボタンを押します。ページごとに、現 在のプログラムのすべてのモジュ
レ ー シ ョン・ル ー テ ィン グ が 表 示 さ れ ま す 。
2.
ENTERボタンを押しながら< または > ボタンを押して、ルーティングをスク
ロールします。
3.
エディットするモジュレーション・ルーティングが 表示されたら、< 、 > ボタン
でSource、Intensity、Int Mod Srcを選択します。VALUEノブで値を変更します。
モジュレーションのリストは何ページにもおよぶことがあります。特定の
コントローラーまたはシンセシス・セクションに関 連 す る モ ジ ュ レ ー シ ョ ン・
ルーティングのみを表示するには、以下の手順でフィルターを設定します。
1.
MODボタンを押しながら < ボタンを押します。Show In Mod Listのポップ
アップ画面が表示されます。
2.
表示させるモジュレーション・ルーティングを選びます。上記の「モジュ
レーションを使用する」の手順4と同様に、関連するノブ、ボタンまたはMOD
KNOBSを操作したり、ENTERボタンを押しながらコントローラーを操作した
り、鍵盤を弾いたり(ベロシティの選択時)、MIDI CC等を送信します。キー・
トラッキングやモジュレーション・プロセッサー等の選択は、ディスプレ
イのリストを使用します。ENTERボタンを押して確定します。
リストにフィルターがかかり、マッチするアイテムのみが表示されます。
すべてのモジュレーションを表示するには、Show In Mod Listのポップアッ
プ画面でMODボタンを押すか、ShowパラメーターをAllに設定します。
モ ー シ ョ ン・シ ー ケ ン ス
モーション・シーケンスは、ボイス単位で動作します。鍵盤で最低1音以上を弾
くと、そのシーケンスを確認できます。HOLDボタンでノートやコードをホール
ドさせることで、ノブ操作などによる音色変化が簡単に行なえます。
ENABLEボタン: オンの場合、ノート・オンの間モーション・シーケンスが再生
され、オフの場合は一時停止になります。SYNC NOTE機能(SHIFTボタンを押
しながらENABLEボタンを押す)で全ノートのシーケンスを同期することが
できます。だたし、モーション・シーケンスはノートごとに動作するため、モ
ジュレーションによっては変化することがあります。
SEQ STEPSボタン: このボタンを押すとメインのモーション・シーケンス・ページ
が開き、モーション・シーケンスのプリセットを選択できます。タイミング、ピッ
チ、シェイプと、ステップ・シーケンスの4つのパラメーターの値はそれぞれレー
ンに分けられており、ボタン9〜16の上のLEDで表示されます。レーンは、SHIFT
ボタンを押しながら選択するレーンのステップ・ボタンを押します。プリセット
は、レーンごとに選択したり保存したりできます。SHIFTボタンを押しながらボ
タン5(SEQ VIEW)を押すと、選択したレーンの内容を視覚的に確認できます。
セット・リストからパフォーマンスを選択するには、以下のように操作します。
1.
SE T LISTボタンを押して、ボタンを点灯させます。
2.
現在のバンクの中からサウンドを選択する場合は、ボタン1〜16を押します。
別のバンクから選択する場合は、SHIFTボタンまたはSET LISTボタンを押し
ながらボタン1/2/3/4 (BANK A/B/C/D)を押してバンクを選択します。ボタン
1〜16が点滅するので、その中のボタンを1つ押して、サウンドを選択します。
ディスプレイでサウンドを選択すると、ボタン1〜16が消灯します。再度セッ
ト・リストからサウンドを選ぶときは、ボタン1〜16をもう一度押します。
さまざまなセット・リストを保存し、好みに応じてそれらを切り替えることが
できます。別のセット・リストを選択するときは、以下のように操作します。
1.
UTILITYボタンを2回押してSystem Setupページへ進みます。
2.
Set Listにカーソルを合わせ、ENTERボタンまたはVALUEノブを操作するとリ
ストが表示されます。VALUEノブまたは< 、 > ボタンでカテゴリーを選択して
ENTERボタンを押します。
セット・リスト・スロットにパフォーマンスを割り当てる
1.
割り当てるパフォーマンスを選 択します。
2.
SE T LISTボタンを押して、ボタンを点灯させます。
3.
WRITEボタンを押しながらボタン1〜16を押し、保存するスロットを選択しま
す(別バンクのスロットを選択する場合は、ディスプレイのSlotにカーソルを
合わせVALUEノブを回します)。
4.
WRITEボタンを押してからENTERボタンで確定します。このときセット・リス
トも同時に保存されます。選 択した パフォーマンスがエディットされている
場合は、保存を促すメッセージが表示されます。
ナビゲーション(Navigationcontrols)
ボタンやノブを操作すると、ディスプレイに関連するページが表示されます。
値を変更せずに関連するページを表示させるには、ENTERボタンを押しなが
らノブやボタンを操作します。
SHIFTボタン: フロント・パネルの青い文字で表記された機能を使用すると
きは、SHIFTボタンを押しながらノブやボタンを操作します。SHIFTボタンを
ダブル・クリックすると、SHIFTボタンをホールドできます。もう一度押すと
ホールドは解除されます。
ENTERボタン: メッセージやコマンド等を確定します。ENTERボタンを押しな
がらVALUEノブを回すと、値を大きく変化させることができます。
< / > ボタンとPAGE–/PAGE+: ディスプレイ内を移動するときに使用します。
< 、 > ボタンでパラメーターのカーソル移動や、リストからの選択を行いま
す。PAGE–、PAGE+(SHIFTボタンを押しながら < 、 > ボタンを押す)でページ
を移動します(ディスプレイ右上の丸印で表示)。
LAYERS A/Bボタン: レイヤーにはプログラム、アルペジエーター、その他の
セッティングが含まれています。これらのボタンでレイヤーを選択し、フロ
ント・パネルで1つずつレイヤーをエディットします。レイヤーのオン、オフ
を切り替える場合は、SHIFTボタンを押しながらそのレイヤーのボタンを押
すか、そのボタンをダブル・クリックします。
(ランダマイズ): パフォーマンスをさまざまなレベルでランダマイズし
ます。音色の特定のセクションをランダマイズするときは、
を押しながら
セクション(例えば、LAYER AボタンやCUTOFFノブ)を操作します。
をも
う一度押して実行し、ENTERボタンで確定します。
HELPボタン: SHIFTボタンを押しながらを
押すと、各機能のショートカッ
トと使い方のヒントのリストを英語で表示します。
エフェクト: 各レイヤーにはPRE FX、MOD FXとDELAYがあります。SHIFTボタ
ンとエフェクトの各ボタンを一緒に押すかダブル・クリックしてエフェクトの
オン、オフを切り替えます。パフォーマンスにはマスター・リバーブとEQがあ
ります。EQをエディットする場合は、REVERB & EQボタンを押してから、SHIFT
ボタンを押しながら < ボタン(PAGE–)を押します。EFFECT TYPEボタンを押し、
VALUEノブで異なるエフェクト・タイプを選択します。Presetにカーソルを合
わせ、タイプのバリエーションを選択します。“All”タイプ(Delay All、Chorus All
等)は、関連したすべてのタイプからプリセットを選択できます。
モジュレーション
KaossPhysics
SHIFTボタンを押しながらKAOSSボタンを押して、Physicsのオン、オフを切
り替えます。オフにすると、パッドは通常のX/Yコントローラーとして機能
し、他のモジュレーション・ソースと同様に、様々なパラメーターに同時にモ
ジュレーションをかけることができます。
オンにすると、Kaoss Physicsのバーチャル環境が使用できます。パッド上で指