154 | Ottobock 3WR95
5 使用の準備
5.1 アライメント/組立て
義足の静的および動的な機能は、ソケットとモジュラーパーツのアライメントにより左右されます。中
でも、継手の機能は、軸の位置により影響を受けます。
3WR95の機能は、正しく調整してご使用いただいた場合にのみ発揮されます。ソケットコネクタを取付
ける場合、最適な断端位置を想定する必要があります。ギプスソケットのチェック時に前額面および
矢状面にアライメントラインを記入すると、ラミネーションアンカーやソケットアダプターの位置を容易
にかつ正しく決めることができます
義足の調整は次の2つのステップで行ってください:
1.まず、L.A.S.A.R(ラザー)アッセンブリー743L200のようなアライメント調整ツールを使用して基本の
アライメント(ベンチアライメント)を設定します。
2.次にL.A.S.A.R.(ラザー)ポスチャー 743L100を使用したスタティックアライメントの調整を行います。
5.1.1 アライメントツールを使用した基本(ベンチ)アライメント(図6)
1. アライメント基準線に対して、足部中心の約30mm前方へ移動します。
2. 義足に有効なヒールの高さを設定し、5mm追加してください。足部の外側位置を設定します。
3. 3WR95を定位置に固定します。基本のアライメントのために、アライメント基準線の15mm後方に、
膝継手の回転軸(アライメント基準点)を設定してください。同時に継手を水平に設置します。膝か
ら床面までの距離と、膝の外転に留意してください(アダプターの差込みは約5°の回転を提供しま
す)。推奨されるアライメント基準点の位置:内側脛骨プラトーの20mm上。
4. チューブアダプタを使用し、足部と膝継手を接続してください。
5. ソケットの外側に、近位、遠位、中間点での中心点を印付けしてください。両方の点を通り、ソケッ
トの縁から末端まで線を引きます。
6. ソケットの近位中心点がアライメント基準線と一致するようソケットを設置します。個人の状況(
股関節屈曲拘縮など)に適合するよう、ソケット屈曲を3°から5°の間に調節し、坐骨結節から床面
までの距離を考慮に入れてください。
注意
不適切な義足アライメントによる危険 義足アライメントが適切でない場合、3WR95の故障および
早期の磨耗を生じることがあります。これにより装着者が転倒するおそれがあります。
ソケットの屈曲角が考慮されない場合、膝継手は必要以上に前方に設置されることになります。必
要に応じてフォームを使用し、ラミネーションアンカーを正しい位置に移動してください。
ソケットの近位中心点がアライメント基準線と一致するようソケットを設置します。
アライメント基準線に沿って、ラミネーションアンカー 4WR95=1または4WR95=2を設置します。
3WR95の回転軸(アライメント基準点)をアライメント基準線に対して15mm後方に移動してください。
5.1.2 L.A.S.A.R. ポスチャー 743L100 を使用したスタティックアライメントの調整(図7)
L.A.S.A.R.ポスチャーを使用してベンチアラインメントを大幅に改善することができます。安定した立
脚期からスムーズに遊脚期に移行できるよう、以下の調整を行ってください:
1. 荷重線を明確にするため、義足側をL.A.S.A.R.ポスチャーに、健足を高さ補正パネルの上にのせ
て立ちます。義足側には充分負荷をかけてください(体重の35%以上)。荷重線を明確にするため、
義足側をL.A.S.A.R.ポスチャーに、健足を高さ補正パネルの上にのせて立ちます。義足側には充
分負荷をかけてください(体重の35%以上)。
2. 次に、足部の底背屈を調整するだけでアライメントを適合させてください。荷重線(レーザーライン)
は、膝軸の下方前部の約45mm前方なるようにしてください。