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REDHEAD™
インテグレーテッド・ベース・システム
この度は、SWR® Redhead™コンボ・ベース・アンプリファイアーをお買い上
げいただき、ありがとうございます。
SWRの革新の伝統は、創始者Steve W.Rabeがベース・アンプのデザインに
まったく新しいコンセプトを採用した年に始まります。当時は、多く
のL.A.のトップ・ベーシストがライブでもレコーディング・スタジオのプレイ
バック・モニターと同等の高品位なサウンドを求めはじめた時期で、Rabe
氏は、スタジオ・ミキシング・コンソール並みの精度を備えながらあらゆる
トーンをダイアルできる柔軟性を備えたフルレンジでハイファイなベース・
システムを開発しました。「SWRサウンド」の誕生です。
オリジナル版のRedheadはSWRサウンドを象徴する、そしてベース・コンボ
全般の模範とも言えるモデルでした。年に「究極の」スタジオ・レコー
ディング・アンプとして登場して以来、あらゆるベース・コンボのベンチマー
クとなり、ベース・アンプ史上最も模倣されたアンプの一つとなりました。
そのコンセプトは、今では当たり前に聞こえるかもしれません。数年前に発
表されていたPB-™とその後のSM-™フルレンジ・ハイブリッド・アン
プ(チューブ・プリアンプとソリッドステート・パワーセクション)はベース・
アンプ界に革命をもたらしており、スピーカー・エンクロージャーに"ド
ライバーとツイーター・ホーンを組み合わせたGoliath™スピーカー・キャビ
ネットはベーシストが表現できるトーンの幅を大幅に拡張していました。そ
れらをコンボ・モデルに融合させたら、どうなるか...結果は想像をはるかに
超えるもので、ベース界にこのコンボの評判が広がると、またたく間に世界
中の一流レコーディング・スタジオやコンサートのステージ上で定番の機材
となりました。その伝統は今日に至ります。
年には、Re dhe adはパワー の増強と新しい機 能を 備え、Sup er
Redheadとしてアップデートされました。年、SWRはRedheadを世
紀仕様に再度リニューアルしました。内部出力パワーはからワット
に増強、オールチューブのダイレクト・ライン・アウト回路を追加(アウト
ボードのチューブDIを必要としません)、スピーカーのパワー・ハンドリン
グ能力を改善、そして現代のベーシストが直面する課題をしなやかに解決
するコンプレッション回路を追加しました。
また、モデル名から「Super」が外されていることに気づかれるかもしれま
せん。理由はシンプルで、Redheadに「Super」という形容は、意味が重複
してしまうのです!
我々は、Redheadが長年にわたって最前線でご活用いただける製品である
と確信しております。この度は、「Stepping Up」— SWRへのステップ・アッ
プをご選択いただきましたこと — に深く感謝いたします。
A. MUTE(ミュート)— Speaker Outputs {Q/R} からの出力をディス
エーブルします。状態は、LED に示されます。
NOTE:
Muteは、
Tuner Out {S}、FX Loop {T}、Tube DI {U} アウトには影響を与えませ
ん。
B. INSTRUMENT INPUTS(インストゥルメント・インプット)— 使用
する楽器の種類とトーンの特徴に応じて、Passive(パッシブ)また
はActive(アクティブ)ジャックのいずれかを選択します。
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PASSIVE(パッシブ)— パッシブ回路のほとんどの楽器に
対応した、通常の感度を持った入力です。Preamp Clip LED {C} と
Power Amp Clip LED {I} のいずれも点滅していないにも関わらず
意図しない若干の歪みが生じる場合は、Activeのインプットを使用
してください。
TIP:
最もピュアなチューブ・オーバードライブ・サウンドを得るに
は、楽器とPassive Inputの間に外部プリアンプをインライン接続し
てください。外部プリアンプの出力をブーストし、Preamp Clip LED
{C} を確認しながらクリーンなゲイン設定を行ってください。プ
リアンプのGainでコントロールされるステージとは異なり、最初の
プリアンプ・ゲイン・ステージはこの様に単独でオーバードライブ
させる用途を想定しているため、Preamp Clip LEDは最初のプリアン
プ・ゲイン・ステージをモニターしません。
•
ACTIVE(アクティブ)— プリアンプ内蔵のアクティブ型、
または高出力のパッシブ型の楽器でよりクリーンなレスポンスを得
られる、低感度の持ったインプットです。パッシブの楽器を接続す
ると、よりダークなトーンが得られます。
フロントパネル