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C. 充電の開始
充電プログラムの選択: 4つの充電プログラムから選択可能です。バッテリーに接続する前に充
電プログラムを必ず選択して下さい。個々の充電プログラムは接続方法、電池の種類に合った
独自の充電プログラムです。選択した充電プログラムは充電器内のメモリーに記憶され、バッ
テリーと接続を解除しても、AC電源がOFFになっても、選択した充電プログラムで再度充電を
開始する事が出来ます。
充電プログラム1: 鉛バッテリー通常接続 (LED #1a):鉛バッテリーを直接ワニ口クリップ、車
両側ケーブルを使用して充電する際に選択する充電プログラムです。ターボ回復充電を含む全
ての機能が作動します。
充 電 プ ログ ラ ム 2:
鉛バッテリー(LED #1a) + Can-bus (LED #2):12V・DINヘラーソケットから
鉛バッテリーを充電する場合に選択する充電プログラムです。自動的に車両のCan-busに信号
を送り、充電を開始する事が出来ます。車両が使用されていない期間中、DINソケットからバッ
テリーの充電・メンテナンス、テストを長期間行うことが出来ます。Can-busに接続するとLED#2
が点滅し、充電が開始されるとLED#2が点灯します。*回復充電機能は安全上、「プログラム2」
では使用出来ません。
重要)過放電のバッテリーに関して(5V以下)- バッテリーが過放電状態で低電圧だと、Can-bus
が起動できず、12VDINソケットから充電が出来ない事があります。その場合は、一旦バッテリ
ーを車両から取り外し、バッテリーの状態を確認してください。もし回復できるような状態であ
れば、バッテリーに直接OptiMateを接続→充電プログラム1を選択し、回復を試みてくださ
い。
充 電 プ ログ ラ ム 3: リン酸鉄リチウム電池 LiFePO4(LED #1b):リン酸鉄リチウム電池を直接ワ
ニ口クリップ、車両側ケーブルを使用して充電する際に選択する充電プログラムです。
この充電プログラムでBMSのスリープモードをリセットできます。
BMSリセット(充電の起動方法): 過放電防止機能(スリープモード)が付いているリン酸鉄リチウム電
池に使用出来ます。
重要!「バッテリーへの接続方法」の説明文を熟読し、接続を正しく行ってください。
プッシュボタンを約3秒程度、押し続けて下さい。約3秒後、LED#3が点滅しBMSリセットする
ためのパルス信号が送られます。リセットが完了すると、自動的に充電を開始します。
BMSはリセットされていません:LED#3が短時間点灯しますが、消灯してしまいます:バッテリ
ーが過放電状態の為、BMSを起動する電力供給が出来ない可能性があります。その場合、BMS
リセットボタンを10秒以上押し続け「手動リセット」を試みてください。
BMSはリセットされていません:LED#8が点滅します。
1) ±逆接続。バッテリーと充電器の接続をやり直して下さい。 2) バッテリーに接続している車
両の機器類が充電器のパルス信号を妨げている可能性があります。一旦、全ての機器をバッテ
リーから外して、再度充電を試みてください。 3) BMS基盤の損傷・ダメージによりパルス信号
を認識できない可能性があります。車両店、もしくはバッテリーを購入したお店に相談してくだ
さ い 。
その他: 4)最新のBMSは温度センサーによる保護が付いている可能性があり、外気温が一定の
温度以上、以下になるとBMSリセットが出来なくなる可能性があります。詳しくはバッテリーメ
ーカーにご相談下さい。
充電プログラム4:
リン酸鉄リチウム電池(LED #1b) + Can-bus (LED #2):12V・DINヘラーソケ
ットからリン酸鉄リチウム電池(LiFePO4)を充電する場合に選択する充電プログラムです。自動
的に車両のCan-busに信号を送り、充電を開始する事が出来ます。車両が使用されていない期
間中、DINソケットからバッテリーの充電・メンテナンス、テストを長期間行うことが出来ま
す。Can-busに接続するとLED#2が点滅し、充電が開始されるとLED#2が点灯します。
重要)過放電のリン酸鉄リチウム電池に関して(9V以下)- バッテリーが過放電状態で低電圧だ
と、Can-busが起動できず、12VDINソケットから充電が出来ない事があります。その場合は、一
旦バッテリーを車両から取り外し、バッテリーの状態を確認してください。もし回復できるよう
な状態であれば、バッテリーに直接OptiMateを接続→充電プログラム3を選択し、回復を試み
てください。
長期間放置の過放電バッテリー:車両からバッテリーを一旦取り外して検査を行ってください。
注意)長期間放置の過放電バッテリーは充電時に電池本体が過度に熱くなる可能性があります
ので、バッテリーの状態を注意深く確認しながら充電を進めて下さい。