1 689 979 086 2018-06-08| Robert Bosch GmbH
テスト準備 | EFEP 60H / EFEP 67D | 207 ja
3. テスト準備
3.1 前提条件
ノズルホルダの組み合わせの設定とテストをする際に考慮しなければな
らない条件は、ESI[tronic] 2.0 のノズルホルダの組み合わせのため
のテスト説明書に記載されています。このテスト説明書は納品範囲に
は含まれていません。
! 作業場から汚れやチップを取り除きます。テストの際に汚れがない
ようにしてください。
3.2 ノズルのクリーニング
¶ 新しいノズルをISO 4113準拠のテストオイルまたはディーゼル燃
料でクリーニングします。
¶ 使用したノズルと分解したノズルホルダのコンポーネントは超音波
洗浄器でクリーニングしてください。
i ノズルをクリーニングする際は、ノズルニードルをノズル本体から完全
に引き抜き、別々に両方の部品をクリーニングしてください。その場
合、噴射孔を下にしてノズル本体を可能な限り垂直にしてクリー
ニングします。
! ノズルニードルとノズル本体は対になっているので、一緒に使用す
る必要があります。
超音波洗浄の手順
1. 洗浄液は水と1:20の割合で希釈します。
2. 洗浄水の温度は約45 °Cにします。
3. 洗浄する部品を慎重に洗浄液に入れて、部品を完全に浸けま
す。
4. 洗浄時間は、汚れの程度にも応じますが最低10分はかかりま
す。
5. 部品の洗浄後はすぐに冷たい洗浄水で洗ってください。
6. 部品を圧縮空気で乾燥
7. 部品をテストオイルに浸します。
i 超音波洗浄器でクリーニングした後、サイズSとTのピンノズルと
ホールノズルでは汚れていたり、軽くコークス化している場合が
あります。その場合は、ノズル クリーニングツール KDEP 2900
(0 986 611 140) の洗浄針でクリーニングしてください。その
後、汚れのないテストオイルまたはディーゼル燃料にノズルニードル
を浸漬してからノズル本体に取り付けます。
3.3 ノズルホルダ組み合わせの接続
ノズルは、対応するノズルホルダで調整され、テストされます。
i テストに必要な圧力ラインと低減ノズルの概要は、最後から二番
目のページに記載されています。
! ノズルをノズルホルダに固定する際、シール面に汚れや損傷がない
ことを確認してください。
! ダウエルピン付きのノズルホルダの場合、ホルダのダウエルピンがノズ
ルのダウエルピンホールに導かれるようにノズルを配置します
1. ノズルホルダのシール面にノズルを置きます。
2. ノズル クランピング ナットを手でにねじ込んでノズルをセンタリング
します。
3. メーカーの締め付けトルクに従ってトルクレンチで締め付けます。
! テスト圧力ラインの取付けの際、曲げ半径が狭いと断面を減少さ
せるため、曲げ半径を大きくするよう注意してください。最小許容
曲げ半径は r = 50 mmです。
! 曲げ半径は、テーパーの位置で始めないでください。曲げるとき
に、テーパーと曲げ半径開始間の距離が10mmであること。
4. 必要なテスト圧力ラインと (必要であれば) 適切な低減ノズルを
ノズルテスターに取り付けます。
i "テスト圧力ラインの重要な注意事項" (1 689 979 929) も
参照
! 取付けの際に適切なツールを使用してノズルホルダを押さえ、締め
付けや取り外し時にテスト圧力ラインが捻じれないようにします。
5. 必要であれば、テスト圧力ラインを接続アダプターでノズルホルダに
取り付けます。