32 | T Series
JP
設置
T シ リ ー ズのア ン プを風通しの良いラッ クに入れてください。
ラッ ク の前後を ブ ラ ケ ット で しっ かり 固定し てください。
ACメイン電源コネクタを遮断器に接続してください。
アンプはEMF発信装置から離れたところに設置する必要があります。
熱源近くにアンプを置かないでください。
冷却
通風孔が塞がらないように注意してください。アンプの前後の通風孔付
近は、50cm以上空間をあけてください。
T シリーズには、安定した動作温度を維持する強制空冷システムが装備
されています。前面パネルから空気が入り、アンプ背面から出ていくよう
に 設計 さ れて います。
この冷却システムは、DC可変速ファンが備わっており、これはヒートシン
クに取り付けられたセンサーによって管理されています。これにより、フ
ァンのノイズや内部への埃の蓄積を最小限に抑えます。
稀にオーバーヒートが発生すると、アンプは、出力電力を実際の周囲温
度で維持できるレベルに制限することで保護されます。
T シリーズのアンプは、上下に積み重ねることが可能です。適切な空気
の流れを確保するため、4台おきに1つのラックを空の状態にしておいて
ください。
クリーニン グ
フレームと前面パネルのクリーニングには乾いた布を使用してください。フィ
ルターのクリーニングに関しては、アンプを使用する環境の埃具合に合わせ
て計画的に行ってください。
フィルターを取り外すには、2本のT8トルクねじを緩めて、2枚のフロントカバ
ーを取り外してください。
このフィルターを圧縮空気を使用して埃を除去する、または清潔な水で洗っ
てください(取り付ける前にフィルターを完全に乾燥させる必要があります)。
梱包内容
含まれている物は以下の通りです。
T シリーズアンプ 1台
IEC電源コード(地域別) 3本
書類フォルダー 1冊
はじめに
信号用グランド
T シリーズのアンプには、接地スイッチや端子はありません。ユニットの
信号用グランドシステムは自動制御となっています。不快なモーター音
や信号への干渉を制限するため、平衡入力接続をしてください。
安全のため、MUSTユニットは常に、専用のアース線
で本体を接地接
続した状態で作動させてください。
接続
2チャンネル式(右から左):
• NL-4 スピコン 2個(チャンネル 1+2およびチャンネル 2+n.c.)
4チャンネル式(右から左):
• NL-4 スピコン 2個(チャンネル 1+2およびチャンネル 3+4)
出力接続
本ガイドの折り込みカバーに印刷されているメニューを理解してくださ
い。
さまざまな画面に進むと、一部のボタンは白く点灯し、使用可能な機能
が使 用できるようになったことを示します。
画面近くの4つのボタンは、チャンネルを選択するためのものです。一度
に複数のチャンネルを選 択することも可 能です。
歯車 アイコ ン
が画面の右上に表示されている時に右上のボタン
2
を2秒間長押しすると、オプションメニューが表示されます。
左端に あ る 押し ボタン
5
は、複数の画面を閲覧するのに使用します。
CH3
3
、CH4
4
ボタンは、行動をキャンセルしたり、確定したりするのに
使用します。
右端の 押 しボタン
6
は、数値を変更する時に使用します。押し続けるこ
とで、数値表示が加速するようになっています。
メニュー の見方
このペ ージでは、チャンネルを個 別にミュートすることができます。
チャンネ ルボ タン を 押 す だけ で 、チャン ネ ル( ま たは ブリッジ/結合 チャン
ネル)を ミュー ト にする ことが可能です 。VUメーターが「ミュート」テキ ス
トに置き換えられ、チャンネルの押しボタンはオレンジ色に変わります。
出力をミュートする
ゲイン値が画面に表示され、アンプのCH番号がスピーカーを示す文字
に 置き 換 えら れます。
チャン ネ ル ボ タンを 押す と、同 じス ピーカ ーの出力が選択さ れ、チャン ネ
ルボタンが点滅し、数値が強調表示されます。編集ボタン
6
を 押 して 、
選択した数値を変更してください。
歯車ボ タン
2
を長押ししてステップ幅選択画面を有効にして、編集ボタ
ン
6
を使って、0.1 と 0.5 と 1.0 dB 幅を切り替えます。
スピーカーレベル
正常に電源が入る(電源コードが挿入され、セクショニングブレーカー
を閉じる)と、電 源 が 切れ た 時 にオンの 状 態 であれば 、アンプ は オンに な
り、10秒以内にオーディオに進みます。
アンプのオンとスタンバイの切り替えは、ボタン
1
を2秒間長押ししま
す。
アンプを オンに す る
2チャン ネ ル式
• XLRメス 2個(アナログ入力1と2)
• XLRオス 2個(アナログ1と2リンク出力)
4チャン ネ ル式
• XLRメス 4個(アナログ入力1、2、3、4)
入力接続
デジタル入力はAES3(AES / EBU)およびDante™標準プロトコルをサ
ポートしています。
AES3入力は、標準の Neutrik XLRメスにあります。AES3接続は、110Ω
の公称インピーダンスワイヤによって、平衡(差動)デジタル信号の形
で1組のチャンネルを伝送します。AES3 XLR コネクタでは、HOTピンと
COLDピンの区別は問題ではありません。ピン2またはピン3(平衡信号)
をピン1(接地)に接続しないように、細心の注意を払ってください。
また、Neutrik XLRオスコネクタには、AES3入力用のフォールトトレラン
トアクティブリピーターも用意されています。
T シリーズのアンプでは、2つのNeutrik Etherconコネクタに4つの
Dante / AES67チャンネルを受け入れられるようになっています。動作モ
ードは3つ用意されており、2イン x 2アウト @ 96kHz(デフォルト設定)、4
イン x 4アウト @ 48kHz、4イン x 0アウト @ 96kHzが可能です。配線は
TIA/EIA-568-Bに従い、T568Bスキームのピン配置を使用してください。
オーディオネットワーク設定を行うには、Dante
TM
コントローラが起動し
ているコンピュータが必要です。このDante
TM
コントローラとは、ネット
ワーク上でデバイ図を管理するソフトウェアアプリケーションです。T シリ
ーズのアンプは、自動検出され、Dante
TM
コントローラにデフォ ル トの識
別子で表示されます。(
モデル名-シリアル番号
例:T602-00042069)
デジタルオーディオ入力
T シリーズのアンプには、100 V
AC
から 240 V
AC
±10%で動作する力率改
善コンバータを備えたユニバーサルスイッチング式電源が実装されてい
ます。
ACメイン電源接続用IEC C20プラグは背面パネルにあり、専用電源コー
ドが 付属 さ れて います。
AC電源
基本操作
T シリーズのフロントパネルには、高輝度の1.8インチTFTカラーディスプレイ、8
個のRGBバックライト押しボタン、さらにUSBポートが1つ付いています。
フロントパネル