34 | T Series
JP
設置
T シリーズのアンプ を風 通しの 良 いラックに 入 れてくだ さい 。
ラックの 前 後 をブラケットでしっかり固 定してくだ さい 。
ACメイン電源コネクタを遮断器に接続してください。
アンプはEMF発信装置から離れたところに設置する必要があり
ます。
熱源近くにアンプを置かないでください。
冷却
通風孔が塞がらないように注意してください。アンプの前後の通
風孔付近は、50cm以上空間をあけてください。
Tシリーズには、安定した動作温度を維持する強制空冷システム
が装備されています。前面パネルから空気が入り、アンプ背面か
ら出ていくように設計されています。
この冷却システムは、DC可変速ファンが備わっており、これはヒ
ートシンクに取り付けられたセンサーによって管理されていま
す。これにより、ファンのノイズや内部への埃の蓄積を最小限に抑
えます。
稀にオーバーヒートが発生すると、アンプは、出力電力を実際の
周囲温度で維持できるレベルに制限することで保護されます。
T シリーズのアンプは、上下に積み重ねることが可能です。適切
な空気の流れを確保するため、4台おきに1つのラックを空の状
態にしておいてください。
クリーニング
フレームと前面パネルのクリーニングには乾いた布を使用してくださ
い。フィルターのクリーニングに関しては、アンプを使用する環境の埃
具合に合わせて計画的に行ってください。
フィルターを取り外すには、2本のT8トルクねじを緩めて、2枚のフロン
トカバ ー を 取 り外 してくだ さい 。
このフィルターを圧縮空気を使用して埃を除去する、または清潔な水
で洗ってください(取り付ける前にフィルターを完全に乾燥させる必
要 が あ り ま す )。
梱包内容
含まれている物は以下の通りです。
Tシリーズアンプ1台
IEC電源コード(地域別)3本
書類フォルダー1冊
はじめに
信号用グランド
T シリーズのアンプには、接地スイッチや端子はありません。ユニ
ットの信号用グランドシステムは自動制御となっています。不快
なモーター音や信号への干渉を制限するため、平衡入力接続を
してくだ さい 。
安全のため、MUSTユニットは常に、専用のアース線 で本体を
接地接続した状態で作動させてください。
接続
2チャンネル式(右から左):
• NL-4スピコン2個(チャンネル1+2およびチャンネル2+n.c.)
4チャンネル式(右から左):
• NL-4スピコン2個(チャンネル1+2およびチャンネル3+4)
出力接続
本ガイドの折り込みカバーに印刷されているメニューを理解して
くだ さい 。
さまざまな画面に進むと、一部のボタンは白く点灯し、使用可能
な機能が使用できるようになったことを示します。
画面近くの4つのボタンは、チャンネルを選択するためのもので
す。一度に複数のチャンネルを選択することも可能です。
歯車アイコン が画面の右上に表示されている時に右上のボタ
ン
2
を2秒間長押しすると、オプションメニューが表示されます。
左端にある押しボタン
5
は、複数の画面を閲覧するのに使用しま
す。
CH3
3
、CH4
4
ボ タ ン は 、行 動 を キ ャ ン セ ル し た り 、確 定 し た り す
るのに使 用します。
右端の押しボタン
6
は、数値を変更する時に使用します。押し続
けることで、数値表示が加速するようになっています。
メニューの見 方
このページでは、チャンネルを個別にミュートすることができま
す。
チャンネルボタンを押すだ けで、チャンネル(また はブリッジ/ 結 合
チャンネル)をミュートにすることが可能です。VUメーターが「ミ
ュート」テキストに置き換えられ、チャンネルの押しボタンはオレ
ンジ色 に変 わります。
出 力 をミュートする
ゲイン値が画面に表示され、アンプのCH番号がスピーカーを示
す文字に置き換えられます。
チャンネルボタンを押すと、同じスピーカーの出力が選択され、チ
ャンネルボタンが点滅し、数値が強調表示されます。編集ボタン
6
を押して、選択した数値を変更してください。
歯車 ボタン
2
を長押ししてステップ幅選択画面を有効にして、編
集ボタン
6
を使って、0.1と0.5と1.0dB幅を切り替えます。
スピーカーレベル
正常に電源が入る(電源コードが挿入され、セクショニングブレ
ーカーを閉じる)と、電源が切れた時にオンの状態であれば、ア
ンプはオンになり、10秒以内にオーディオに進みます。
アンプのオンとスタンバイの切り替えは、ボタン
1
を2秒間長押し
します。
アンプ をオンにする
2チャンネル 式
• XLRメス2個(アナログ入力1と2)
• XLRオス2個(アナログ1と2リンク出力)
4チャンネル 式
• XLRメス4個(アナログ入力1、2、3、4)
入力接続
デジタル入力はAES3(AES / EBU)およびDante™標準プロトコ
ルをサポートしています(A以外のモデルのみ)。
AES3入力は、標準の Neutrik XLRメスにあります。AES3接続
は、110Ωの公称インピーダンスワイヤによって、平衡(差動)デジ
タル信号の形で1組のチャンネルを伝送します。AES3XLRコネク
タでは、HOTピンとCOLDピンの区別は問題ではありません。ピ
ン2またはピン3(平衡信号)をピン1(接地)に接続しないように、
細心の注意を払ってください。
また、NeutrikXLRオスコネクタには、AES3入力用のフォールトト
レラントアクティブリピーターも用意されています。
Tシリーズのアンプでは、2つのNeutrikEtherconコネ(A以外の
モデルのみ) クタに4つのDante / AES67チャンネルを受け入れ
られるようになっています。動作モードは3つ用意されており、2
イン x 2アウト @ 96kHz(デフォルト設定)、4イン x 4アウト @
48kHz、4イン x 0アウト @ 96kHzが可能です。配線はTIA/EIA-
568-Bに従い、T568Bスキームのピン配置を使用してください。
オーディオネットワーク設定を行うには、Dante
TM
コ ントロ ーラが
起動しているコンピュータが必要です。このDante
TM
コ ントロ ー
ラ と は 、ネ ッ ト ワ ー ク 上 で デ バ イ 図 を 管 理 す る ソ フ ト ウ ェ ア ア プ リ
ケーションです。Tシリーズのアンプは、自動検出され、Dante
TM
コ
ントローラにデフォルトの識別子で表示されます。(
モデル名-シリ
アル番号
例:T602-00042069)
デジタルオーディオ入力
Tシリーズのアンプには、100V
AC
から240V
AC
±10%で動作する
力率改善コンバータを備えたユニバーサルスイッチング式電源
が実 装されています。
ACメイン電源接続用IECC20プラグは背面パネルにあり、専用電
源コードが付属されています。
AC電源
基本操作
Tシリーズのフロントパネルには、高輝度の1.8インチTFTカラーディスプ
レイ、8個のRGBバックライト押しボタン、さらにUSBポートが1つ付いて
います。
フロ ントパ ネ ル