システムの起動
システムに水を流す前に、すべての機械、電気、および配管の作業を正しく行ったことを確認してく
ださい。
1. 変換器の電源を入れます。
初めて電源を入れたときには、変換器に [Language (言語)]、[Date Format (日付形式)]、[Date/Time
(日付/時間)] の画面が順に表示されます。
2. 言語、日付、時刻が設定されていない場合は、変換器でそれらを設定します。これらのオプショ
ンの設定方法については、変換器の取扱説明書を参照してください。
変換器は、接続されている装置のスキャンを行います。
3. 清掃用ポートと測定試料用ポートが閉じていることを確認し、試料管路の ON/OFF バルブを開い
て、システムに水を流します。
塩素フローセルと pH フローセルに水が充填されます。
4. フローセンサ LED が点灯していることを確認します。LED が点灯していない場合は、フロー制
御バルブを調節して、流量を増やします。
センサが良好な状態で動作するのに十分な流量になると、フローセンサ LED が点灯します。流量
が多すぎると LED は点灯しません。フロートがフロート合わせマークにほぼ揃っていることを
確認してください。
5. チューブとフローセルに漏れや詰まりがないことを確認します。問題が見つかった場合は、パネ
ルへのフローを遮断して、必要な修理を行います。
6. システムの流量が十分である場合は、指示に従って変換器のディスプレイに表示されている警告
を消去します。
7. [HOME (ホーム)] キーを押します。
メインの測定画面が表示され、塩素、温度、pH (pH センサが接続されている場合) の測定値が表
示されます。
メンテナンス
危 険
複合的な危険。本書のこのセクションに記載されている作業は、必ず資格のある要員が行う必要があり
ます。
チューブの交換
チューブは、少なくとも年 1 回交換してください。チューブがもろくなっている、ひび割れている、
または漏れが発生している場合は、直ちに交換してください。古いチューブ、変色しているチュー
ブ、汚れたチューブ、または損傷しているチューブは、同じ径と種類のチューブに交換してください
(テフロン
®
または PVDF チューブ)。
センサフローセルの清掃
フローセルは、沈殿物を除去する必要が生じた場合に清掃してください。激しく汚れた場合も清掃し
てください。損傷または変色した場合、あるいは透明でなくなった場合は、フローセルを交換してく
ださい。フローセルを清掃するために、フローセルをパネルから取り外す必要はありません。
注
:
塩素フローセルの清掃には、洗浄剤や界面活性剤は使用しないでください。
1. パネルの試料の注入を停止します。
2. 塩素センサを取り外して、塩素水が入ったコンテナにセンサを入れます。
注
:
センサの電源は取り外さないでください。塩素センサの電源を取り外した場合は、使用前にセンサを調整お
よび校正する必要があります。
注
:
センサケーブルが装着された状態でフローセルからセンサを取り外すと、センサの信号出力が変更されま
す。詳細は、変換器の取扱説明書を参照してください。
3. フローセルを水ですすぎ、柔らかい毛ブラシで沈殿物を除去します。
4. フローセルを水ですすぎます。
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