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第 2 章 測定方法
2.6.2 キュービクル内の B 種接地工事を測定する
キュービクル内に A 種と B 種がある場合、キュービクルの B
種接地工事の接地抵抗を測定できます。
キュービクル内の B 種接地工事の抵抗値の閾値は電力会社に
よって決められています。一般的に数十Ωから100 Ω程度です。
キュービクルは高圧線を引き込むので、通常、A 種接地があり、
この接地抵抗は 5 Ω 程度です。
図のように A 種と B 種間で 2 極法測定すると、測定値は A 種
と B 種の和になりますが、A 種が B 種に比べて十分小さいので、
B 種接地を測定していることになります。
B 種接地工事の接地抵抗値も低い場合があります。この場合は、
2 極法では B 種を測定できませんので、3 極法で測定してくだ
さい。
A A A B
C D
避雷器
避雷針用接地箱
接地用端子箱
キュービクル
2
3
6
4
1,5