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第 2 章 測定方法
電路や機器の絶縁度を調べるために、本器で絶縁抵抗を測定し
ます。測定に際し、被測定物に印加する電圧を選ぶ必要があり
ます。
2.4 絶縁抵抗を測定する
感電、短絡事故または本器の破損を避けるため、下記のことを
お守りください。
• 絶縁抵抗の測定中、測定端子に危険な電圧が発生しています。
テストリードの金属部に触れないでください。
• 測定後すぐに被測定物にさわらないでください。
• 測定後は本器の放電機能により被測定物の電荷を放電させて
ください。(
p.21)
• 活線状態で絶縁抵抗測定しないでください。また被測定物の
電源を切ってから使用してください。
• 絶縁抵抗は印加電圧と漏れ電流の比です。被測定物に
よっては表示値が安定しない場合がありますが、故障
ではありません。
• MEASURE キーは、活線警告表示が点灯するまで十分
に押してください。押し方が不十分な場合、正しい測
定ができません。
• 使用後はファンクションスイッチの位置をOFFにして
ください。
• 試験電圧よりも耐電圧の低い機器、および耐電圧の不
明な機器・部品の接続されている電路を試験するとき
には、それらを電路より外して測定することをお薦め
します。