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バルク・ダンプ機能
SDD-
3000
PEDAL
では、プログラムなどの全データを、システム・エクスクルーシブ・メッセージとして送受信
することができます。システム・エクスクルーシブ・メッセージを使ってプログラムなどのデータを外部機器と
の間で送受信することをバルク・ダンプといいます。
バルク・ダンプを行うと、
MIDI
データ・ファイラーやシステム・エクスクルーシブ・メッセージが送受信可能なシー
ケンサーなどの外部機器に、本機で作ったプログラムをバックアップ(保存)できます。必要なときに本機にリス
トア(読み込み)することによって、たくさんのプログラムを入れ替えて使用することができます。また、
2
台の
SDD-
3000
PEDAL
を接続してプログラム・データをコピーすることができます。
Note:
バルク・ダンプを行うには本機と外部MIDI機器をMIDIケーブルで接続し、MIDIチャンネルを合わせ
る必要があります(
136 ページ「MIDIチャンネルの設定」)。
データの送受信中は、本機のノブ、ボタン、スイッチに触れないでください。また、絶対に本機の電源をオ
フにしないでください。
データのバックアップ
プログラムやグローバル設定をシステム・エクスクルーシブ・メッセージとして、
MIDI OUT
端子に接続した外
部
MIDI
機器などへ送信します。
Note:
ダンプ・データの受信方法については、受信する外部MIDI機器の取扱説明書を参照してください。
1
.
SDD-
3000
PEDAL
の
MIDI OUT/THRU
端子とダンプ・データを受信する外部
MIDI
機器の
MIDI IN
端子を
接続します。
2
.
MIDI/SYS
ボタンを押して
MIDI/SYS
設定モードに入ります。
MIDI/SYS
ボタンの
LED
が点滅します。
3
.
R TIME
ボタンまたは
FINE
ボタンで送信するデータの種類を選択します。
PROGRAM
ディスプレイに
「
duP
」、
TIME/VALUE
ディスプレイに送信するデータの種類が表示されます。
。現在選択しているプログラムのデータをシス
テム・エクスクルーシブ・メッセージとして送信します。
。すべてのプログラムのデータをシステム・エ
クスクルーシブ・メッセージとして送信します。
。グローバル設定(プログラム・データ以外のバイパス、
シームレス・プログラム・チェンジなど)をシステム・エクスクルーシブ・メッセージと
して送信します。
。すべてのプログラムのデータとグローバル設定をシステム・
エクスクルーシブ・メッセージとして送信します。
Note:
選択中は、ダンプ・データ以外のメッセージは
MIDI OUT/THRU
端子から出力されません。
4
.
WRITE
ボタンを押して、ダンプ・データの送信を実行します。
送信の実行中は、
TIME/VALUE
ディスプレイの表示が点滅します。