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MESA ENGINEERING Fillmore 25 - Troubleshooting Vacuum Tubes; Diagnosing Power Tube Issues

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PAGE 18
真空管のノイズについて:
パワー管の問題を診断する:
真空管のノイズ:
状況によって、真空管のノイズを経験したことがあるでしょう。危険性があるというわけではなく、トーンに影響するものです。真空管の交換
は電球を変えるようなもので必ずしも技術者に依頼しなければならないというものではなく、実際にやってみるとそう難しいことではありま
せん。(ですが、やはり慣れていない方には楽器店に相談の上、技術者による交換を依頼することをお勧めします)。
真空管を交換する際に最初に我々がお勧めしたいのは、アンプを安定した台の上に載せて頂くことです(そうすれば腰を曲げることなくアン
プ内部の真空管を確認出来ます)。また、真空管を交換する際に照明が当たってチューブソケットがはっきり見えます。アンプを使用した後
で真空管に触る際は、大変高温になっていますので十分に注意して下さい! まだ熱を感じる場合は、布きれ等を使って真空管を持つよう
にします。また真空管のシルバーの
先端の下のガラス部分はあまり熱を帯びていないのでそこを持った方が交換しやすいはずです。
また真空管をソケットに固定する際も、外す際と同様に優しく持ちます。
パワー管の問題は主に二つあります:ショートか、ノイズです。たいていそのどちらかの問題に陥るのですが、診断と処理は通常シンプルで
す。
フューズが飛ぶときは、軽度か重度かに関わらずたいていがパワー管の故障が原因です。軽度の場合は、電子流が制御格子を超えて、過電
流が流れるというものです。音が歪んだり少しハムノイズが聞こえてきたりする場合は、アンプをSTANDBYにしてすぐパワー管をチェック
します(赤くなっているかを確認します)。ショートしてる管がバイアスを下げるためたいていペアの二つが熱くまた発光していますが、一つだ
けが熱く発光している場合は、それだけが原因です。数分間赤くなってなければ、他の二つは問題ないでしょう。
この場合は物理的に真空管の内部でショートは起こらず(電子流が暴れ
ているだけです)、しばらくSTANDBYにしてそれからONに戻せば、
一時的には問題はなくなっているはずです。それからまた真空管をチェックして、再び同じ問題が起こるようなら、問題のある真空管がオー
バーヒートを起こすので特定することが出来ます。
重度の故障の場合はあまり問題は簡単ではなく、最悪の場合は真空管の内部でショートが起こり、スピーカーから大音量のノイズが発生し
ます。その場合はただちにアンプをSTANDBYの状態にして下さい(おそらくそれまでの間にフューズが飛びます)。またそのようなショート
の場合は、真空管内部の部品同士が接触し、故障の状態になります。パワー管の交換と、SLO-BLOタイプのフューズの交換を行い、このマ
ニュアルに書いてある方法で再びアンプの電源を入れます。
ノイズはしばしば真空管内の汚れが原因だったりしますが、真空管のガラスを指で軽く叩いてみると、ノイズの質が変化して音が聞こえたり
します。しかしながら、12AX7を指で軽く叩い
たときにスピーカーから何らかのノイズが聞こえるのは通常の状態です。INPUTジャックに
近い管の音は大きく聞こえるもので、何故なら二つ目の12AX7管がアウトプットを増幅しているからです。
パワー管は通常指で叩いても常に静かなはずです。叩いた時にパチパチやシーッと音を立てるときは、おそらく問題があります。パワー管の
ノイズを確認するには、アンプをSTANDBY状態にして、問題のあると思われるパワー管をソケットから抜いて、また戻してみます。
ハムノイズが聞こえるようなときは、プッシュ・プルの真空管マッチングバランスが崩れています。問題があると思われる真空管を突き止め
るときはいつも、POWERスイッチやSTANDBYスイッチを常に片手で触れながら、トラブルが発生したときにすぐにOFFに出来るようにし
ておきます。
もし問題がどこにあるか分からないときは、疑わしいものだけを新品の真空管に交換する方法をお勧めします。チューブ交換の方法につい
ては、前述の説明を参考
にして下さい。同じチェックをするだけなら、技術者にアンプを送って真空管交換を依頼するよりもご自分でするほ
うが手間ではないかも知れません(それでもやはり自身での交換に不安がある場合は、最寄りの楽器店にご相談下さい)。