TPP0500B 型プローブまたは TPP1000 型プローブの補正
高度な波形取り込みと高精度の測定を確保するために、プローブ補正によりプローブの高周波応答を調整しま
す。本オシロスコープでは、プローブとチャンネルの無数の組み合わせに対する補正値の試験と保存を自動で実
行できます。
本オシロスコープでは、プローブとチャンネルの組み合わせごとに補正値が保存され、プローブを接続すると自動
で補正値が呼び出されます。Channel(チャンネル)コンフィグレーション・メニューの Probe Setup(プローブ・セットア
ップ)パネルには、プローブ補正ステータスが表示されます。
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Probe Compensation Status(プローブ補正ステータス)フィールドに Pass(合格)と表示されている場合、そのプロ
ーブは補正されており使用可能な状態です。
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Probe Compensation Status(プローブ補正ステータス)フィールドに Default(デフォルト)と表示されている場合、
取り付けたプローブはまだ補正されていないため、このプローブ補正手順を実行する必要があります。
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Probe Compensation Status(プローブ補正ステータス)フィールドに Fail(不合格)と表示されている場合、取り付
けたプローブへのプローブ補正手順が失敗しています。そのプローブを接続し直して、もう一度プローブ補正
を実行してください。
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パネルにプローブ補正ステータス・フィールドが表示されていない場合は、このオシロスコープではそのプロ
ーブの補正値を保存できません。本オシロスコープの Help(ヘルプ)から、プローブ補正機能にサポートされ
ていない受動プローブを手動で補正する方法を確認してください。
TPP0500B 型プローブ、TPP1000 型プローブ、またはサポートされているその他の TPP シリーズのプローブをこの
オシロスコープに接続するとステータスが Default(デフォルト)と表示された場合に、この手順を用いてプローブの
補正を行います。
注:
Default Setup
(デフォルト・セットアップ)によりプローブ補正値が消去されることはありません。工場校正では
保存されたプローブ補正値がすべて消去されます。
本機の設定
MSO54 型、MSO56 型、MSO58 型のインストールおよび安全性に関するマニュアル 33