機器の概要
コントロール
電源ボタン
項目 概要
この電源ボタンにより、電源のオン・オフを切り替えます。電源が接続されると同時に、機器の
一部は常時オンになり、ボタン上部の赤い LED が点灯します。このとき電源ボタンを押すと、
機器の電源がオンになります。
測定ボタン
測定ボタンを使用して、測定の選択および表示を行います。
項目 概要
Meas ボタンは、画面の下部に機器の測定メニューを表示します。メニュー項目の直下にあるメ
ニュー・ボタンを押してそのメニュー項目を選択すると、必要に応じてサブメニューが開きます。
一般的な測定項目には、周波数、周期、時間、パルス、位相、積算(FCA3100 シリーズのみ)、
および電圧があります。使用できるメニュー項目は、機器の型式および構成によって異なります。
Value ボタンは、現在の測定値を数値で表示します。本器の画面下部には補足的な測定値も
表示されます。
Analyze
ボタンは、現在の測定値を次の 3 つの統計解析表示モードの 1 つで表示します。
Analyze ボタンを繰り返し押すと、統計表示モードが切り替わります。
数値表示:統計データが数値データとして表示されます。統計データのリードアウトには、
Mean(メイン測定値の N サンプルの移動平均値)、Max(最大値)、Min(最小値)、P~P(ピー
ク間偏差)、
Adev(アラン偏差)、および Std(標準偏差)があります。 (10 ページ 「数値表
示」 参照)。
ヒストグラ
ム表示:連続したメイン測定値をヒストグラムとして表示します。ヒストグラムのビン
は、測定データに基づいてオートスケールされます。アクティブな場合はリミット値、および
移動平均値 X が縦の点線で表示され、グラフの中央は X 軸上の塗りつぶしの三角形で
示されます
。プロットの下に沿って、プロットのスケール・ファクタ、プロットの中央測定値、
および測定完了率の値が表示されます。リミット値を設定すると、オートスケールが変化し
て、現在の測定値と設定されているリミット値を同時に表示します。 (10 ページ 「ヒストグラ
ム表示」
参照)。
Settings > Stat > No. Of Samples メニューを使用して、水平軸に沿ったビン数を設定します。
トレンド
・プロット表示:連続したメイン測定値をトレンド・プロットとして表示します。このモー
ドは、周期的な変動や傾向の観察に便利です。トレンド・プロットは、測定データを元にオー
トスケールされ、リスタート時には 0 から開始されます。リミット(アクティブな場合)は水平の
実線で
示されます。 (11 ページ 「トレンド・プロット表示」 参照)。
Aut
oSetボタンは、測定機能のトリガ・レベルおよび入力信号の振幅を自動的に設定します
(標準的な信号の場合)。この機能により、本器の測定表示をすばやく設定できます。
Auto Set ボタンを 2 秒以内に 2 回押すと、機器の多くの設定(測定時間、演算、フィルタ、お
よび
アーミング)がデフォルト値にリセットされます。これは測定機能やテストのセットアップの変
更時に生じがちなロックアップを防いだり、解釈を誤らないようにするためのものです。
6 FCA3000、FCA3100、および MCA3000 シリーズ・クイック・スタート・ユーザ・マニュアル