7.
USB ドライブをオシロスコープの USB ホスト・ポートに挿入します。オシロスコープが、ファームウェア・ファイル
が保存されている USB ドライブを検出してインストール処理を開始します。
8.
指示に従ってファームウェアをインストールします。
注:
ファームウェアのインストールが完了するまでは、オシロスコープの電源を切ったり、
USB
フラッシュ・ドラ
イブを取り外したりしないでください。オシロスコープの電源を切ってよい時期を知らせるメッセージがオシロ
スコープに表示されます。
9.
ファームウェアのインストールが完了したら、USB ドライブを取り外し、オシロスコープを再起動します。
ファームウェアが正しくインストールされたことを確認するには、メニュー・バーから
1.
Help(ヘルプ)> About(概要)をタップします。
2.
画面に表示されているファームウェア・バージョン番号が、ダウンロードしたバージョンの番号と同じであるこ
とを確認します。
信号経路補正(SPC)の実行
高い測定精度を確保するために定期的に SPC を実行してください。周囲(室内)温度が 5℃(41°F)以上変化した
場合は必ず SPC を実行してください。また、5mV/div 以下の垂直軸スケール設定を使用する場合にも、週に一度、
SPC を実行してください。
信号経路補正(SPC)は、周囲温度の変化や長期ドリフトによって生じる内部信号経路の DC レベルの確度の誤
差を修正します。SPC を定期的に実行しない場合、低い V/div 設定で保証されているオシロスコープ性能を得られ
ない可能性があります。
前提条件:必ず、フロントパネルのチャンネル入力とリアパネルの信号コネクタからプローブとケーブルをすべて
取り外してください。
1.
オシロスコープの電源をオンにし、20 分以上ウォーム・アップします。
2.
Utility(ユーティリティ)> Calibration(校正)をタップします。
3.
Run SPC(SPC の実行)をタップします。SPC の実行中には、SPC Status(SPC ステータス)のリードアウト
に”Running”(実行中)と表示されます。1 チャンネルあたりの SPC の実行には数分かかる場合があるため、
SPC ステータスのメッセージが Pass(合格)に変わるまで待ってから、プローブを再接続してオシロスコープを
使用するようにしてください。
注意:
Abort SPC
(
SPC
の中止)をタップすれば
SPC
校正を中止できます。中止するとチャンネルは未補正の
ままとなる可能性があり、その場合は測定の精度が下がるおそれがあります。
SPC
を中止する場合には必
ず、本機を使用して測定を実施する前に
SPC
手順を完全に実行してください。
4.
SPC が完了したら Calibration(校正)コンフィグレーション・ダイアログを閉じます。
5.
SPC に失敗した場合にはエラー・メッセージ・テキストを書き留めておいてください。プローブとケーブルがす
べて取り外されていることを確認し、SPC をもう一度実行します。それでも SPC に失敗した場合には、当社カ
スタマ・サポートに問い合わせてください。
本機の設定
32 MSO54 型、MSO56 型、MSO58 型のインストールおよび安全性に関するマニュアル