3.
Trigger(トリガ)コントロール:
■
Force(強制)は、波形の任意のポイントでトリガ・イベントを強制し、アクイジションをキャプチャする機能で
す。
■
Level(レベル)は、信号が通過する時の振幅レベルが有効なトランジションとみなされるように設定する
機能です。Level(レベル)ノブの色は、デュアルレベルのトリガ以外のトリガ・ソースを示します。トリガ・タ
イプに対して 2 つのレベル設定またはその他のトリガ・クオリファイアが必要なときに(Trigger(トリガ)のコ
ンフィグレーション・メニューから設定する)、Level(レベル)ノブは無効です。このノブを押して、スレッショ
ルド・レベルを信号の p-p 振幅範囲の 50%に設定します。
■
Slope(スロープ)は検出する信号トランジションの方向(低~高、高~低、または一方方向)を設定する機
能です。選択を繰り返すにはこのボタンを押します。トリガ・タイプに対して別のスロープ・クオリファイア
が必要なときには(Tigger(トリガ)のコンフィグレーション・メニューから設定する)、Slope(スロープ)ボタン
は無効です。
■
Mode(モード)は、トリガ・イベントの有無による機器の挙動を設定するための機能です。
■
Auto trigger(自動トリガ)モードでは、トリガ・イベントの発生の有無に関係なく、本機での波形のアクイジ
ションと表示が可能です。トリガ・イベントが発生した場合、本機には安定した波形が表示されます。トリ
ガ・イベントが発生しない場合には、本機がトリガ・イベントを強制的に発生させ、不安定な波形が表示さ
れます。
Normal(ノーマル)トリガ・モードでは、有効なトリガ・イベントが存在するときのみ波形のアクイジションと
表示が行われるように、本機が設定されます。トリガが一切発生しない場合、最後に取り込まれた波形レ
コードがディスプレイに残ります。最後の波形が存在しない場合には波形は表示されません。
機器の詳細
MSO54 型、MSO56 型、MSO58 型のインストールおよび安全性に関するマニュアル 9