注:
Default Setup
(デフォルト・セットアップ)によりプローブ補正値が消去されることはありません。工場校正では
保存されたプローブ補正値がすべて消去されます。
前提条件:プローブ補正を行う時には必ず、オシロスコープに電源を入れて少なくとも 20 分間待ってから補正を
開始してください。
1.
サポートされているプローブを入力チャンネルに接続します。
2.
プローブ・チップとそのプローブのグランド・リードを、オシロスコープの右下 にある PROBE COMP(プローブ補
正)端子に接続します(下図を参照)。
図 3 : MSO58LP 型でのプローブ補正の接続
プローブ・チップを 1kHz ソースに接続し、グランド・クリップをグランドに接続します。最良の結果を得るため
に、プローブ・チップのアクセサリをすべて取り外し、プローブ・チップを 1kHz コネクタに直接取り付けます。
注:
PROBE COMP
(プローブ補正)端子に同時に複数のプローブを接続することはできません。
3.
すべてのチャンネルをオフにします。
4.
プローブが接続されているチャンネルをオンにします。
5.
MSO58LP 型では、メニュー・バーから File(ファイル) > Autoset(オートセット)を選択します。スクリーンに方形
波が表示されます。
6.
補正するチャンネルのバッジをダブルタップします。
7.
Probe Setup(プローブ・セットアップ)パネルをタップします。
Probe Compensation Status(プローブ補正ステータス)に Pass(合格)と表示されている場合、そのプローブはこ
のチャンネルに対してすでに補正されています。このプローブを別のチャンネルに移動させてステップ 1 から
もう一度始めるか、または別のプローブをこのチャンネルに接続してステップ 1 から始めることができます。
Probe Compensation Status(プローブ補正ステータス)に Default(デフォルト)と表示されている場合はそのまま
この手順を続けます。
8.
Compensate Probe(プローブの補正)をタップして Probe Compensation(プローブ補正)ダイアログを開きます。
9.
Compensate Probe(プローブの補正)をタップしてプローブ補正を実行します。
10.
Probe Compensation Status(プローブ補正ステータス)に Pass(合格)と表示されたら、プローブ補正は完了で
す。PROBE COMP(プローブ補正)端子からプローブ・チップとグランドを取り外します。
本機の設定
14 MSO58LP 型の設置と安全性に関するマニュアル