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接地抵抗を精密に測定する (精密測定法、3電極法)
2.2 接地抵抗を精密に測定する
(精密測定法、3電極法)
警 告
本器は約 50 V の電圧を出力します。 感電事故を防ぐため、
測定時は必ず本器が乾燥した状態で使用してください。
注 意
異物が入ったままテストリードを接続しないでください。
故障の原因になります。
接地抵抗の測定方法には、精密測定法(
3 電極法)と簡易測定法(2
電極法)がありますが、精密測定法(3電極法)が接地抵抗の基本的
な測定法です。
簡易測定法は、精密測定法で測定ができないときに利用します。
精密測定は、p. 25 の図のように、2 本の補助接地棒を地面に差し
込んで測定します。
大規模接地電極の測定について
メッシュ接地電極、環状接地電極、大型建築物の構造体による接地電極
など大規模接地電極の測定では、
E 極の接地抵抗区域内に H(C)電極、S
(P)電極が入ってしまうため、正確に測定できません。
H(C)電 極 、 S(P) 電極が接地抵抗区域内に入らないように長い測定コー
ドを使用するとノイズの影響を大きく受けてしまい、正確な測定ができ
ません。
一般的に大規模接地電極の測定には
20 A 程度の大きな測定電流が必要で
す。大規模接地電極測定用の専用測定器で測定してください。(専用測定
器は弊社にはありません)
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付録索引