29
接地抵抗を精密に測定する(精密測定法、3電極法)
接地抵抗測定
レンジ切替スイッチを1 Ω、10 Ω、
100 Ω の中から適当な抵抗レンジに
設定し、
MEASUREスイッチを押しな
がらダイヤルツマミを回して、検流計
の指針を▼マークに合わせます。抵抗
ダイヤルの読み値にレンジの倍率を掛
けた値が求める測定値になります。
レンジの設定は原則として、まず100 Ω レンジで測定し必要に応じてレ
ンジを下げて測定してください。
Polesスイッチを2に設定してあると正しい測定値が得られません。
p. 43 に記載のように、本器は各影響量に対して誤差を生じます。固有
誤差と各影響量に対する誤差の合計は
17.8% f.s. になります。これは測
定条件により最大で
17.8 %f.s.(1 Ω レンジの場合:1.78 Ω)の誤差
を生じることを示しています。この誤差のため、
1 Ω レンジで接地抵抗
が約
1.78 Ω 以下の場合、抵抗ダイヤルの0 目盛よりも右側(負側)で検流
計のバランスがとれることがあります。この場合は、接地抵抗は
1.78 Ω
以下と判断してください。ただし、抵抗ダイヤルの0 目盛よりも右側の範
囲で、検流計の指針が抵抗ダイヤルに連動して動かないときは、測定は無
効です。
1
2
3
44
5
6
7
付録索引